そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

国家戦略特区を作り上げ甘い汁を吸う竹中平蔵たち既得権者

2017-08-15 | 安倍晋三
国家戦略特区で、岩盤規制を突破、規制緩和をする。安倍晋三が国家戦略特区について繰り返し説明するフレーズである。規制緩和は、経済成長にとって、必要なものとであり、その先鞭をつけるため、特区が設けられているというのである。加計学園の獣医学科の開設もそのためのものであるというのである。
ところが、特区に参入するためには、極めて難解で複雑な申請手続きの書類や情報などが必要となる。そこで特区申請のビジネスが展開されることになる。(株)特区ビジネスコンサルティングもその一つである。<国家戦略特区をはじめ、規制改革を伴う民間企業のビジネス展開において、行政に対する提案から事業開始までのコンサルティングおよびロビイング活動を行います>と、今では削除されている、ホームページで述べている。
つまり、特区ビジネスコンサルティング社は、国家戦略特区をはじめとする規制改革を利用しようとする地方自治体および民間企業に対し、企画提案にはじまり事業の構築、さらには広報・PR活動のサポートまで請け負う事業をするのである。
ここはすでに多くの実績を上げているとのことである。たとえば会社が設立された2015年度だけで、「新型美容能力試験の地域限定導入」「クールジャパンと外国人材」「港区旅館業務法特例」「外国人就労に関する特区提案」などの実績が並び、「国家戦略特区WGヒアリング済」と説明されている実績はじつに11にも及んでいる。安倍晋三が国家戦略特区法案を掲げて僅か2年ほどでこのの実績である。
この会社の顧問に、高橋洋一が名を連ねている。高橋洋一は、「獣医学部新設は岩盤規制を突破しただけ」と繰り返し主張し、安倍政権を必死に擁護してきた、経済学者である。それもそのはずである、高橋洋一は元大蔵省官僚で、小泉内閣で竹中平蔵経済財政政策担当相の補佐官となり、第一安倍政権では内閣参事官を務め、規制緩和推進派の人物である。今回も「行政が歪められた」と告発した前川喜平前文部科学事務次官に対しては文科省の「挙証責任」論をぶってきた"獣医学部新設擁護"の急先鋒となってきた男である。
実際は、特区で大儲けする会社の指導者となって、自らが身を置く特定企業に儲けを運ぶバイヤーだったのである。
更には、高橋と同様に「獣医学部新設は岩盤規制を突破しただけ」と声高に叫んできた人物、元経産省官僚で慶應義塾大学教授の岸博幸もこの、特区ビジネスコンサルティングの相談役などを行っている。、前川氏のことを「官僚のクズ」と口汚く罵っていた、面長のテレビで頻繁に見かける男である。
この会社は特区申請の手続き1案件につき「150万円~」の料金を取っていたし、同額で〈有識者ネットワークを活用した各種シンポジウム・セミナー/各種メディア・媒体活用〉をおこなう「広報・PRサポート」のサービスも用意している。
特区ビジネスコンサルティング社には、国家戦略特区の決定プロセスにかかわる「当事者」となる男である、国家戦略特区の「生みの親」ともいえる、国家戦略特区諮問会議の民間議員である竹中平蔵も関与しているのである。
非正規雇用者を増産させた、竹中平蔵も自身が取締役会長を務めるパソナグループが、国家戦略特区が認定した神奈川県の家事支援外国人受入事業の事業者に選ばれているほか、兵庫県養父市の農業改革でも、竹中が社外取締役を務めるオリックスの子会社・オリックス農業が参入している。これは明らかな利益誘導だが、特区ビジネスコンサルティング社の講演会でも行っている。特区を決定する民間議員として犯罪行為ともいえる。
この会社には、国家戦略特区WGの委員であり、先月の閉会中審査にも参考人として答弁をおこなった、原英史氏の名前も見られる。会社案内などに著書の内容を紹介しているのである。特定の会社の利益誘導を行う、原氏が国家戦略特区などの規制改革の具体例を紹介するものだったが、原氏も特区ビジネスをおこなう特区ビジネスコンサルティング社の奨励活動をしていたことになる。原氏が代表が取り締まり代表を務める会社、「株式会社政策工房」の代表取締役会長は高橋洋一である。特区の決定を自らが行い、その結果が自らが関与する特定の会社の利益誘導に直接つながっているのである。
反対するものは権益利得者だと、岩盤規制に穴あけると言っているこれらの人物こそが、権益利得者で以下しかない。開けた岩盤には自分たちがやっと通れるほどの小さな穴をあけ、自分と仲間たちを削雄だけである。
たった、4万人足らずの獣医師集団のどこが権益利得者か解らないし、そもそも岩盤なんてどこにもない。むしろ特区推進者たちは、権力者側につくことによって、甘い汁を吸い続けているのである。特区の本来の目的である、経済効果などこの出来損ないの獣医大学を作っても何も期待できるものがない。
その例の一つが、加計学園獣医学部に建設されてい建物である。この手の建物は平均でも坪40万から70万と言われているが、なんと150万に見積もりである。アイザワ工業は自民党の逢沢一郎の甥の会社である。なんとうまくできていることか。
今治市の職員が官邸を訪れたことや、交渉過程のほとんどの所で、「加計ありき」が実証されている。どうやら推薦入学しかないと思われる大学が、獣医学の質を上げるなどとは到底思えない。加計学園の獣医学科の開設は止めるべきである。元森友学園園長夫人の言葉を借りれば、「なんで加計孝太郎はんは逮捕されへんの」というところである。

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微罪で逮捕される山梨市長、大罪でのうのうと生き残り出世する官僚

2017-08-14 | 安倍晋三
山梨市長が逮捕された。報道によると、『逮捕容疑は2016年度の市職員採用試験で合格者を決定する際、虚偽の試験結果が書かれた文書を作成するなどした疑い。特定の人物を合格させるため、1次試験の点数を水増しするよう市職員に指示していた。』とのことである。
決して許されることのないが、知人などの依頼かも知れない。でも、そんなこと大したことない。
安倍晋三が森友や加計学園で行った利益誘導を考えると、屁みたいのものである。
森友学園では、10億円近い損害を国庫に与えておきながら(税金である)ほぼ無料で、しかも異例の分割払いを指せたのに誰も逮捕されていない。この経過のほぼすべてを熟知し、森友にほぼ無料の払い下げを行ってた責任者、佐川宣寿理財局長は罪を問われるどころか、驚きの国税庁長官にまでなった。
森友学園の国有地のほぼ無料払下げの、実質的な影の推進者の安倍昭惠なども知らん顔である。佐川宣寿については、資料は廃棄した、記憶にないと言い通して、安倍昭惠をかばい続けた。大変なご奉公をしたした見返りの、国税庁長官の大出世である。山梨市市長と大違いである。
山梨市長は見返りに金をもらったか、今後の庁内での支援者を増やしたかったかは知らないが、佐川宣寿の行ったことに比べれば、大したことない。
加計学園についても、国家戦略特区に食らい込んでいる竹中平蔵などに、甘い汁をどんどん吸わせる仕組みが明らかになってきている。微罪は逮捕されるが、国家権力につながる大罪は見逃したままである。加計学園については、詳細を後ほど書くことにする。
とりあえず、「森友・加計問題の幕引きを許さない市民の会」が、『佐川国税庁長官(前理財局長)の罷免を求める1万人署名運動』に取り組んでいるので協力できる方は協力願いたい。
http://bit.ly/2uCtQkK
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金正恩とトランプの、まるでワンパク坊主の詰りあい

2017-08-12 | 朝鮮半島
金正恩とトランプのやり取りが、まるで子供の喧嘩のような詰りあいの様相を呈してきた。
北朝鮮は、グアムに4発のミサイルを撃ち込む。島根と広島と高知上空通るなどと、日本への挑発もする。これまで北朝鮮は、「ソウルを火の海にする」などと挑発しても、少なくとも関係諸国の政権は、不安を抱きながらも瀬戸際外交と、表向き挑発に正直に乗ってはこなかった。不見識なこうした行為に、大人の対応をしてきたといえる。
ところが、トランプは全く違う対応をする。中国を褒め上げても対応しなかったし、金正恩はミサイル発射を繰り返しエスカレートする一方である。おまけに言葉でも、アメリカを名指しで挑発するようにもなった。国内でICBMの成功を大騒ぎのお祭りをやって、金王朝の三代目は実績作りと政権基盤のためのアメリカ極悪人を言い続けるのである。極めて稚拙な政権方針である。
トランプは北朝鮮に対して、「北朝鮮の指導者がグアムや他の米領、同盟国に対して何かすれば、彼は心から後悔することになる」と述べた。ツイッターには、「北朝鮮が浅はかな行動を取れば、軍事的に対応する準備は完全に整っている」と投稿している。
政権内の軍人上がりの人物は、具体的行動を検討していない現状と武力攻撃のリスクの回避を背景に、トランプの言葉に否定的発言をしている。北朝鮮の挑発に乗って得するものはほとんどない。危険な指導者には違いないが、金正恩は政権維持を最大の眼目にしている、幼い為政者である。
これに強く反応するトランプも同質の人間である。稚拙な言葉の応酬は、✖✖に刃物ものである。
日本もこれに呼応して、PAC3を早速配備し同調している。安倍政権が困難に直面すると必ずと言って、北朝鮮が挑発してくる。金正恩はまるで安倍晋三の救世主のようである。
経済制裁が功を奏していないと、さらる徹底を繰り返してもほとんど効果はない。北朝鮮をテーブルにつかせる方策を検討するべきである。二人の幼稚な為政者に世界を翻弄する権利などない。

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「放射能に感謝しろ」だとさ、安倍昭惠はアホである

2017-08-11 | 安倍晋三
安倍昭惠がツイッターに、「放射能は悪くない。悪いのは人間です。私たちのために働いた放射能に、感謝しなければならない。」と述べている。
アホ丸出しである。放射能に人格を与え擁護する的外れもいいところである。今まで利用してきたこと感謝しろと言うのは、原発・放射能の本質を国家ぐるみで覆い隠してきた、行政や電力会社までひっくるめて感謝しろとでもいうのであろうか。安倍昭惠はアホである。
人間が悪いというのであるならそれこそまさしくそうした、原発を開発した正力や中曽根は悪いということになる。つまり自民党や電力会社が悪いと、安倍昭惠は指摘しているのである。それなら彼らを非難すべきである。可愛い放射能ちゃんをまき散らした張本人だから、政府や東電を強く非難すべきです。その中にはあなたの旦那様も入ってますよ。

放射能に人格などない。畏れるべきものであって、遠ざけるべきものである。ましてや地上で管理ができるなどと考えることが、浅はかな人智と言える。原爆は当初は強大な爆発威力のものとして開発されたが、その後の放射能が人類に及ぼす影響など想定外であった。
阿部昭惠はアホである。放射能は原発の廃棄物である。放射能が電力を生んでいるのではなく、放射性廃棄物は原発の汚物である。ひょっとすると、このアホ女は原発に感謝しろと言いたいのかもしれない。可愛そうなことに、アホだから良く解っていない。
原爆でも原発でも放射能は、不可逆的で解決できない深刻な病態を人間に世代を超え遺伝子レベルで影響し続ける、人類と共存できない物質である。
阿部昭惠の言葉は、パンすら食べられない農民に「ケーキを食べればいいのに」と言い放った、マリー・アントワネットの寓話を想起させる、旦那の権威の下奔放に生きる、いずれ劣らぬアホ女である。
森友学園への国有地ほぼ無料払下げを裏から支えた、実質的最大の加担者ともいえる安倍昭惠の、ところ構わぬ放言は諫めなければならない。いくらアホ女であっても、私人を装っていても、不法行為は裁かれるべきである。「昭惠さんはなんで逮捕されへんのやろ」と言った、籠池夫人の言葉が思い起こされる。
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「あなたはどこの国の総理ですか」よくぞ言ってくれた、アッパレ

2017-08-10 | 安倍晋三
長崎の平和祈念式典後、安倍晋三と面談した被爆者団体代表は、核兵器禁止条約に日本政府が批准しない方針を示していることに強い憤りを示した。
「あなたはどこの国の総理ですか」。長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長を務める川野浩一さんは被爆者団体からの要望書を安倍首相に手渡し、口頭で強い調子で述べた。さらに「ヒバクシャの願いがようやく実り、核兵器禁止条約ができた。私たちは心から喜んでいます。私たちをあなたは見捨てるのですか」と述べた。
面談は式典後に首相らが被爆者団体から援護策などの要望を聞く場として設けられた、恒例のものである。通常は静かに要望書を手渡す儀式的色彩が強いものでる。が今年は違った。川野さんは、核兵器禁止条約不参加を表明する安倍晋三に対して、「子や孫に悲惨な体験をさせてはならないというナガサキの72年間の訴えが裏切られたという思いがあった」と異例の行動に出たのである。川野さんは「今こそ日本が世界の先頭に立つべきだ」とも訴えたが、安倍晋三は黙したままであった。
手渡した被爆者5団体の要望書には、「唯一の戦争被爆国である我が国の代表の姿が見えなかったことは極めて残念です。私たち長崎の被爆者は満腔の怒りを込め、政府に対し強く抗議します」と記してある。会見後、川野さんは、「思わず強い言葉で言ったが、総理から何の反応もなく肩すかしを食らった」と述べている。
核保有国が参加していないことを理由に掲げ、日本はその橋渡しの先頭に立つと安倍晋三は説明するが、具体的な方策などあるわけない。集団的自衛権行使容認同様に、アメリカに従属するという以外に安倍晋三の中身などない。
「あなたはどこの国の総理ですか」よくぞ言ってくれた。
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長崎市長が72年目の原爆投下の日の平和宣言で、核禁止条約へ参加を訴えるが、安倍晋三は知らん顔

2017-08-09 | 平和
長崎は今日(9日)原爆が投下されてから72年を迎えた。長崎市の平和公園で、市主催の「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれ、原爆投下時刻の午前11時2分に参列した市民ら約5400が黙とうした。田上富久市長は平和宣言で、国連で7月に採択された核兵器禁止条約を「被爆者が積み重ねた努力が形になった」と高く評価し、一方で条約に加わらない日本政府に「唯一の戦争被爆国として、一日も早い参加を」と強く迫った。 
田上市長は、核禁止条約を「ヒロシマ・ナガサキ条約」と呼んで歓迎。核保有国と核の傘の下にある国に、安全保障を核に頼ることのないよう求めた。日本政府には「憲法の平和理念と非核三原則厳守を世界に発信して」との注文も付けた。
福島第一原発事故で放射線の脅威にさらされた福島にも7年続けて言及し、「被災者を応援する」と述べた。田上市長の挨拶は世界唯一の被爆国日本の、しごく当然のことばかりである。
安倍晋三は広島同様に挨拶で、核兵器禁止条約には触れなかった。広島の記者会見では、核保有国と非保有国で話し合うことが重要で、核なき世界を目指すと述べた。具体的な内容はないもない。記者からアメリカが核を使用した場合に、日本も問われることにならないかとの質問に、条約に参加していないので問われることはないと、妙な回答をしている。核兵器の非人道性こそが問われるべきなのであって、立場としてのことを念頭に、建前で日本が言い逃れする言葉を探すべきではない。
非核三原則法令化についての質問にはその必要性を否定した。要するに、いつの日か(安倍晋三の希望に沿って)核兵器を持つことになろう時のための、今の回答と姿勢であるといえる。
長崎に投下された原爆は、浦上天主堂の上空で炸裂した。焼け跡から涙を出しているようなマリア像が取り出された。アメリカは、浦上天主堂を長崎市民が原爆の象徴にすることを拒み、天主堂を破壊した。やむなく代わりに、右腕を天に、左腕を水平にのばした、「平和記念像」が建設された。教会に投下したと非難されるのをアメリカは嫌ったのである。像はこれでいいが、原爆の悲惨さは広島の原爆ドームの比ではないく、何も伝わってこない。アメリカが原爆投下の正当性を主張した結果と言える。
核兵器禁止条約も同様に、被爆国のことなどまったく考えもしない強者の論理でしかない。安倍晋三はその僕(しもべ)でしかなく、爆心地で挨拶する資格などないのである。
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もうすでに覆いようもないボロボロの安倍政権

2017-08-08 | 安倍晋三
文科大臣を伊吹文明に打診したが体よく断られた。そこで二の矢三の矢で人選が行われた。公明党にもう一人大臣をという話も、泥船に乗りたくなかったのか断られた。来年の総裁選挙に必ず出ると明言している野田聖子くらいしか目玉にできない、新鮮味どころかうたい文句と裏腹に仕事ができるかどうかも疑問の面々である。その野田聖子も、いわゆる重要ポストでしか受けないと念を押されての総務大臣である。
岸田氏に次を見込んで厚遇する(口約束)ことで岸田派に偏重の人選でもある。そもそも今回の内閣改造は政治的課題克服という本来の理由などではなく、支持率低下を克服するための、安倍晋三の個人的政治的野心・延命のためのものである。意識のある政治家たちは泥船への乗船を断った。おこぼれの大臣席が数人に回ってきた。
江崎鐵磨沖縄北方大臣もその中の一人である。お役人から占めされた文章を正確に読み上げる。私は素人だと言ってのけた。正直なのであろうが、仕事をする姿勢などではない。これは小心の新任大臣が嬉しさの余り、良くやる勇み足である。
問題は今日の沖縄での発言である。「地位協定を見直さなければならない」と言ったのである。これも正直な感情であろうが、とてもじゃないが安倍晋三が見直すわけなかろう。沖縄県庁の中は大喜びであった。江崎の無知による発言である。案の定、午後になって発言を修正している。県庁は半日ぬか喜びしただけである。
小野寺防衛大臣は、オスプレイの飛行自粛をアメリカに要請したと、官僚が作った文章を丁寧に読み上げ質問は受け付けなかった。失言に怯えているかに見える、哀れな行動である。
お友達を閣僚からは少し遠ざけてはみたが、そのほかでは相も変わらずである。安倍昭惠を身を挺して、国会で「記憶がありません」「交渉経過は廃棄しております」と、バカでもわかるようなうそをついて守り通した、佐川理財局長は国税庁長官にご栄転したことは、本ブログで何度も指摘した。8億円以上もする国有地をほぼ無料で払い下げた責任者は、官僚のトップのポストをいただいた。
さらに安倍昭惠の長年の友人の弟の元TBSワシントン局長の山口が起こした、強姦魔事件をもみ消した中村警視庁刑事部長は、警務審議官へというNo3に昇格するという、厚遇を受けたのである。異例のご栄転である

閣内にはしっかりと友達が配置されている。世耕や麻生それに何と言っても、菅官房長官と主だったところは残ったままである。その菅官房長官は、「記録を残すのは政治の基本だ」と書かれた本があるが、と記者に問われたが知らないと答えた。その本は菅が2012年に出版した『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と記していたことの引用である。書いたことも知らないというのである。誰かに書いてもらった本かも知れないが、発足早々ボロボロの安倍内閣である。
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ホラ、また堕ちたオスプレイ

2017-08-07 | 沖縄問題

未亡人製造機ともいわれる欠陥輸送機オスプレイが、オーストラリア東部沖でまた墜落した。落ちたのは沖縄駐留のオスプレイである。海兵隊は6日、不明隊員3人の捜索活動を打ち切った。3人は見捨てたが、機体の引き上げには懸命の作業は行う。
海兵隊は日本政府を見倣い、「墜落」という言葉を避け、発生した「事故」の詳しい原因を調査中と説明している。事故機は軍艦に近づいた際に飛行用甲板に接触し、墜落したと報道されている。着艦に失敗した可能性が高い。
相も変わらず、離着陸時の事故である。オスプレイは未完成で克服できない、構造的・機能的な欠陥があるといえる。あの大きな巨体を比較しても小さなプロペラで垂直に持ち上げ又は下げる作業をして、その後に水平飛行へと切り替えるのであるが、もしくは水平飛行から垂直へと切り替えるのが、決定的な欠陥があると言われている。同じプロペラで、垂直と有翼の水平を行うのが無理なのである。上の表は、報告されている事故だけのものであるが、オスプレイの欠陥性を物語っているといえる。以前にも書いたが
、アメリカの言い値で日本が購入する、欠陥機オスプレイ。アメリカ国内では、オスプレイの飛行を禁止している州もある。オスプレイの乗務員は上官は殆ど乗ることがなく、若者つまり経験の浅い隊員ばかりが操作することになることも、事故多発の要因と思われる。このことは海兵隊自らが欠陥機であると宣言しているようなものである。
この夏北海道の空を飛んでいるようである。ようであるというのは、不平等条約の地位協定で報告の義務がないから、日本政府は知らないので、一般人の目撃情報によるものであるからである。北海道でも高校生が撮った写真による新聞報道によるものである。こんな危険の飛行物体を、行政に何の報告もせずに我々の上空を飛ばさせることなど、とても独立国家とは言えない。日本でもそのうち必ず落ちる。どうせ落ちるなら海上などで起きてもらいたい。陸上での事故はごめんこうむりたい。

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全ては内閣人事局の設置に始まる、面従腹背の忖度ごっこ

2017-08-04 | 安倍晋三
今年の流行語体操にほぼ決まりの、「忖度」である。官僚が上司に忖度するようになったのは、安倍晋三が2014年に内閣人事局を設置し、官僚のトップのすべての人事権を掌握したことに始まる。因みにこの看板を書いた、小学生を思わせる超下手糞な字は、ウルトラ右翼の稲田朋美が書いたものである。読めはするが、それにしてもひどい字である。
内閣人事局は副官房長官間の中から局長を選ぶことになっている。実質各省庁の幹部人事を一元管理しているが、現在は安倍の腹心の部下の萩生田光一官房副長官が局長を務めている。
安倍晋三が政権をとってから、世間はあまり騒がないが、官僚の人事に手を出したことこそ極めて大きい。内閣法制局長官を、これまでの局内からの持ち上がりで法令に長けた人物を選んでいたが、安倍晋三は自らの意に沿う人物を選び、唐突に「集団的自衛権行使容認」をこの男に言わしめた。安倍晋三の周到な作戦は功を奏し、憲法違反の安保法案を強行採決するまで至ったのである。

一昨日福田康夫元総理大臣はこのことについて痛烈に安倍晋三を批判している。福田氏は、「各省庁の中堅以上の幹部は皆、官邸の顔色を見て仕事をしている。」と述べ、内閣人事局に関し「政治家が人事をやってはいけない。安倍内閣最大の失敗だ」との認識を示し、「国家の破滅にちかづいている。」とまで述べている。
官僚はその人物の能力などではなく、忖度の度合いによって処遇が決まることになる。官邸にすり寄った人物が出世してやがて自民党もつぶれると、福田氏は警告する。森友加計も問題はまさしく、福田氏の指摘通りである。南スーダンのPKOの日誌問題も同様である。防衛省の場合は逆忖度せず進言した人物と、省内のことに無知な稲田との軋轢ともいえる。
前川前文科政務次官の、「面従腹背」が組織の生きるすべなら、日本の官僚が持つ高度な組織機能を、内閣人事局が削ぎ落してしまうことになる。
今回内閣改造が行われたが、殆ど素人の各省庁の大臣を支える助言する、官僚の経験と知識と情報を安倍晋三は引き出すことができないくなった、哀れな内閣と言える。その典型が、稲田朋美である。
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内閣改造で疑惑は晴れないが、安倍晋三は国民は疑惑を忘れてくれると思っている

2017-08-03 | 安倍晋三
森友、加計学園問題、自衛隊日報問題の謝罪を内閣改造の記者会見の冒頭で、安倍晋三は謝罪を口にして頭を下げた。これまで謝罪を口にすることなどほとんどなく、ましてや頭を下げることなどやったことがなく、ぎこちなく不釣り合いというより真意隠しとしか思えない、記者会見である。単なる演技であるが、自らに近いもので固めたこれまでと異なって、やや距離を置く人物も閣内に取り込んだ。野田江聖子は変心しない、次期総裁選には出馬すると明言したが、外務大臣を受けた河野太郎はこれまで通り変身するであろう。問題を抱えたり何か起こしそうなポストは再任などで固めた。新任議員は少なく新鮮味を各内閣人事である。
今回の組閣は、支持率の低迷を受けての冒頭の安倍晋三の猿芝居である。支持率の低下は、安倍晋三自身とその取り巻きの”疑惑”である。森友学園の前理事長夫妻を収監しても、国有財産をほぼ無料で払い下げた安倍晋三と昭惠を取り巻く疑惑は、内閣改造で晴れることはない。理財局が8億円引きの試算をしてきたメモが残っている。国側の交渉経過資料は廃棄したと一点張りである。このような奇怪な経過は後々参考にしなければならない事例のため、官僚が廃棄することなど考えられない。
内閣改造では疑惑は晴れることはない。しかし内閣改造で、多くの国民は疑惑を忘れてしまうことはある。そのための内閣改造の猿芝居である。妙に神妙ぶりを装っているのもそのためである。
その”疑惑”の本質はなにかと言えば、真実が知られてしまったっために真実を隠ぺいしようとする側の表現が、真実を”疑惑”という言葉で置き換えた表現にしているだけのことである。
内閣改造をたところで、森友学園の国有地のほぼ無料払下げの”真実”はそのままである。内閣改造をしてみたところで、加計学園に必要もない獣医学科増設を獣医師になれなかったドラ息子を抱える腹心の友のためにだけ、岩盤規制をして国有地の売却と規制緩をした”真実”はそのままである。PKO五原則に違反する戦闘地に自衛隊を派遣した事実はそのままである。
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森友学園の問題の核心はほぼ無料で国有地を払い下げたことで、籠池の補助金のちょろまかしではない

2017-08-02 | 森友・加計問題
森友学園の元理事長の籠池夫妻が逮捕された。国の補助金詐取容疑である。籠池夫婦は豊中市の国有地への小学校舎の建設金額を、23億8464万円と水増しした契約書を中間実績報告として提出し、補助金計約5644万円をだまし取ったということである。
森友学園問題の核心は、小学校用地として国有地を鑑定評価より8億円以上安い1億3400万円で購入していたことである。その理由が、ゴミが出たということである、もしくはゴミが出そうだという事で億円も値下げしたことである。
払い下げ価格については、事前に国税庁(近畿理財局)からいくらなら出せるかと打診があったと、籠池氏はボイスレコーダーを公開している。さらに10年での分割払いが認められてもいる。籠池氏は1億6000万円なら払えると答えているから、国税庁はこの男の要求を呑んだ結果になっている。因みにゴミは予測された2万トンをはるかに下回る200トン足らずしか出ていない。僅か100分の1である。
理財局の職員は建設予定の学校は安倍晋三記念学校と仮称し、安倍昭惠が名誉校長となることで怯えたかもしくは、触れることもできなかったのかと思われる。これを忖度と世間は呼ぶが、あってはならないことである。
かつてのように金が動いた痕跡はないようだが、安倍晋三は内閣人事局を作り官僚に対して、巨大な人事権を持つようになり官僚は安倍晋三一派に怯えるようになった背景がある。今回も、安倍昭惠と安倍内閣を記憶にないと言って、国会でかばい続けた迫田英典が国税庁長官に栄転する。ご立派な人事である。
麻生財務大臣は、「職員を信じている。逮捕された男の話は信じない」と言って、またしても籠池攻撃をしている。籠池の逮捕は補助金のちょろまかしであって、払下げの問題ではない。
籠池夫婦の逮捕で奥さんの、「なんで昭惠さんが逮捕されへんの」という言葉が、耳に残る。
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髪を切って嬉々としてはしゃぎ回り辞任する稲田はナンダ

2017-08-01 | 教育勅語
稲田朋美は昨日(7月31日)防衛省・自衛隊の幹部らを集めて離任挨拶をした。満面の笑みを浮かべて大騒ぎである。髪をバッサリ切って、PKO部隊の日報隠蔽ぺい問題に関しては、「防衛省、自衛隊に対する国民の信頼を揺るがし、隊員の士気を低下させかねないという点で極めて重大かつ深刻なものだった」と述べ、自らの責任の言葉もなく、謝罪もしなかった。その一方官僚への嫌味はダラダラ述べていた。
職員を集めて挨拶する稲田は、実質更迭されるという実感もなければ、防衛省内を土足で踏みにじりまわしたことへの意識もない。制服組からも背広組からもこけにされた実感だけが残って、生々とした顔して去ってゆく。この女の本質を見た気がする。
成長の家の思想に傾倒したしたならもっと、脱世俗的であるべきである。夫名義で防衛関連会社の株を大量に購入して、額面5億円もの利益を上げ、土地ころがしで大儲けする、人間としても政治家としても極めて質の低い俗人でしかない。
安倍晋三が稲田朋美を買いかぶったともいえるが、この女は所詮脳の中でしか追及することのできない右翼思想にまみれているだけだった。政治家としての志向もなければ何らかの組織の中で働いたこともほとんどなく、ましてや大組織の日本官僚の頂点に立つほどの力量も度量もないのである。自民党内ですら、髪を切って満面の笑みで辞任の挨拶をする稲田朋美に対し、極めて不快感を隠さない議員もいる。自分の置かれている立場すら理解できない稲田朋美である。
防衛省にとっては、最悪の人物を大臣に招いた11ヶ月と言える。安倍が期待した安全保障関連の政策的実行すら何も手が付けられていない。それどころかPKO派遣で逆に大きな穴をあけてしまった。陸幕長と政務次官の辞任が何を意味するのか、稲田にはそれすら解っていない。解っているならせめて謝罪くらいあるべきであった。
せめて閉会中審査に応じるかと思いきや案の定欠席する。稲田が欠席した日報隠ぺい問題など意味がない。南スーダンへの自衛隊派遣は、PKO5原則に違反することが本質であって、日報を隠ぺいしたことではない。日報の隠ぺいはそのためになされたことこそ問われるべきなのである。稲田のあほ挨拶と嬉々とした笑顔姿は、安倍政権ばかりではなく日本の政治家の質の劣化を象徴しているかに見える。
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