日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

「森友学園」の話題

2017-03-10 09:52:42 | 社会問題
豊洲問題、北朝鮮問題がお昼のテレビのメイン話題だったのに、もう一つ加わり、喧々諤々と取り上げられています。

1、森友学園との国有地払下げ処分の経緯が不明朗。契約成立後にそれまでの経過を記した書類がすべて廃棄されていること。

2、新設小学校に安倍総理夫人が名誉校長になる予定だったこと。

3、小学校新設にかかる寄付金集めに総理の名前が使われていたこと。

4、首相夫人が、複数回講演をしており、幼稚園の教育方針をたたえるコメントを発していること。

5、籠池理事長についてのいろいろ

などなどが報じられています。

■ 首相は国を代表する人です。国有財産についても、最終の監督責任はあるでしょう。だから、信頼のおけるスタッフ(優秀な人材を採用し、配している)ということになっています。
だから、今、トップの首相に対応してもらいたいのは、攻撃してくる野党への応戦ではなく、

1、なぜ8億円も減額されて処分されたか

2、その経緯を記録したものがなぜ契約成立後に廃棄処分にされたのか。

3、それを指示したのは誰か

それらを確認してほしい。

国有地の払い下げの他のパターンと比べて、同様だったのか、どこが特別だったのか、

その確認が必要なのではないでしょうか。

「首相の名前があったから」「首相夫人の名前があったから」忖度した、というのであれば、

それも、明らかにしたらいいと思います。

とかく、政治家の役割として「○○先生に口利きを期待する」というシーンがあり、そんな世界に長らく棲んでいると、違和感なく、それが普通になっていくのかもしれません。
そういう世界がもたらした、一つの弊害かもしれませんので、そこをつまびらかにしてほしいものです。

■首相夫人の行動について
首相は、当初は妻は私人です、との発言でしたが、公務として役人が配置されていたこともあり、公人という扱いに修正されたようですね。画像が残る時代です。首相夫人になって急にあちこちから声がかかり、忙しくなった、ということを、画像つきで残っています。
ということは、彼女へのお誘いは彼女自身ではなく、「首相夫人○○」としてです。活動的な彼女は、あえて断ることもなく、つぎつぎと引き受けた結果、30もの団体の役員に名前を連ねている、ということです。
その分野の専門家、というのではなく、「首相夫人」というポストだから、誘った側としては、「忖度を期待する」こともあるのではないでしょうか。
で、元気で外交的な妻がいるということは、安倍首相にとってはプラスでしょう。でも、名前を利用されることもあるのだという、注意も奥様にしていただきいものです。
起きてしまった問題は仕方がありません。最善策を検討し、本来の意味での善処していくしかありません。
しかし、森友学園問題が発覚した後に、登壇され、インタビューに答えられている、首相夫人の発言は、マスコミが騒いでいて困っている、また、(なにを言っても)なんか言われるのでしょうね~、と肝っ玉風でした。

わかっていらっしゃるのでしょうか。

(1)間違ったことをしていなくて騒がれているのであれば、当然平然としていればいい
(2)指摘されてまずいことがあったとしたら、改めるべき

彼女の対応は(1)。マスコミがガヤガヤ言って、私を攻撃している、で思考が止まっています。彼女の籠池理事長教育方針を賛えたメッセージを訂正していないのです。不思議? 首相夫人が本当にそういう人なのでしょうか。



安倍首相や夫人への金銭授受はないと思います(多分)。

でも、首相というのは国の責任者です。

初めに戻りますが、きわめて不明朗な財産処分がなされていることが判明した事態に対する責任はあります。

それなのに、首相夫人の感度の低さにはあきれてしまい、残念です。

■ 籠池理事長というひとについて
世の中には、いろんな人がいる、そんななかにこんな人もいるのだ、と驚きでした。
彼は、教育勅語の崇拝者。安倍首相の国家感に共鳴したつもりでいる人、ですね。
そんな考え方の普及に努めるためには、途中にグレー部分があっても、理想のためなら浄化されるというのでしょうか。
マスコミに対して意気軒昂に説明している姿に、そんなことを思います。

■ いろんな人がいるのが社会なのですが、それが通用するかどうかは別問題です。
彼の思考で小学校建設準備がドンドン進んでいたというのですから、そちらが驚きです。

■ 建築を請け負った業者は頭を悩ませているでしょうね。代金支払いが?になる可能性が大、でしょうから。

■ その国有地には、膨大な生活ごみが投棄されていたということですが、どこが管理者だったのでしょうか。


















コメント (2)
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