自分の印鑑が押してあるけれど、自分には関係ない、という理屈を言っているひともいるようですね。苦笑
もう終わったことですが、そうか、あれは自分の名前と印鑑を押すためには、そこまでしたかったのだ、と改めて思い返したので、もう一度の雑文です。
「ひとまず、めでたし」のタイトルの内容に重なるので、また~と思う方は、スルーしてください。
監査役は監査する日に印鑑と計算機を持っていけばいい、一番楽な仕事だから、立候補したら、と勧められたのが発端でした。
難なく監査役になり、半期経過した頃、初めて半期分の監査をすることになりました。
計算機と印鑑を持参して集合。
会計さんはかさばる資料をもとに、その日シメの書類を作成してこられました。
上半期の決算なので、翌月半ば過ぎの書類ではどうだろう?と疑問を投げかけ、相方の監査役に確認しました。
穏やかな方で、いつも「そうね~」と対応してくださいます。
ま、数字さえ違っていなければいいんじゃない?という気持ちもあるけれど、でも第3者に見せたときに、そのたびに、言い訳をしなくてはならなくなります。
2週間あまりのことですから、通帳経由の金銭は明確だし、現金出納帳があれば、月末日シメにする作業はそんなに手間ではないはずです。
で、躊躇した末に、「申し訳ないけれど、上半期決算という原則に従って監査したい」といいました。相方さんも、「まぁね~」と私に同調してくださいました。
「大変な作業になりますよ。徹夜仕事ですよ」と、表情はすごい剣幕でしたが、でも監査役の仕事だから、と嫌みに耐えました。
きっと、彼は「この忙しいのに、会計はどれだけ大変か。監査役なんて、はんこひとつ押せばいいだけじゃんか」と大いに腐ったと思います。
「じゃあ、もう今日は解散しましょう。時間の無駄です」と言い切られて、それは納得なので、現金の締日の数字、通帳の残高の数字の功を押さえて、30分足らずで終わりました。
2回目の集まり。
今度は締日はOKです。初めて個々の書類と通帳を照らし合わせてチェックしていきました。仕分けの間違いが何か所か見つかりました。会計さんは、その都度渋い顔をするけれど、納得はなさるので、訂正します、と応じてくださいます。そんな個所が大小10か所はあったでしょうか。逐一見ていったので時間がかかりました(私が訂正を要請するものだから、嫌な空気が流れます)。
私じゃなかったら、そそくさと印鑑を押すのだろうか、と常に自分の行為を顧みながらの時間でした。
正しいことをしたいだけなのに、なんだか、しちめんどくさいおばさん、と思われているようで、指摘する個所が見つかるたびに、こっちも嫌な気分です。
なんとか、全体を見終わって、次の集合日を決めて解散。
自宅に帰って、少し悩みました。チェック作業をしながらの訂正か所の指摘でした。次回で完成させたいのだけれど、訂正か所の言いっぱなしで、指摘された側の会計さんは、処理できるだろうか?と。
で、相方会計さんに電話をして、「訂正すべき個所を監査役二人で再確認して、もう一度会計さんに伝えなおしたほうが、次回で完成に持っていけないと思う」と相談を持ちかけました。自分が会計さんだったら、そうしてもらったほうが整理がつくと思うから。
やさしい相方さんは、了解してくださり、喫茶店で合議。
整理した内容を電話で伝えました。相方さんは自分はうまく伝えられないからと、私が電話しました。
思えば、厚かましい、嫌なヤツ(私)ですよね。
でも、無駄に時間を使いたくないから、電話でやり取りできるところは電話で伝えておいたほうがいいと思ったのです。
会計さんは「○さん(私)の言われた通りに直しますよ。直せばいいんでしょ」投げやりです。
私って、嫌な奴、です。相方さんも、当然、監査役は印鑑を押すだけと思っていたのに、「なにを○さんが面倒なことを」と思っている可能性があるのです。
で、3回目の会合で上半期分の監査はOKにこぎつけました。
会計さんは、面倒な作業をさせられて苦い顔でした。
下半期は先月末でした。
上半期の経験があるから、今回は仕分けの訂正はありません。
「上半期と同じやり方でいいんですよね」と会計さんは念をおされました。そうです。
なので、数字の間違いもなく、入力ミスを2、3か所訂正しただけで終わりました。仕分けのチェックも2度目、かかった時間は2時間未満でした。
3月の例会までに決算書を間に合わせ、総会日数日前までは議事録の中の資料として完成させなくてはなりません。
例会時に、決算書の数字について、たまたま気づいたこと質問。間違っていないのだけれど、疑問は解消しておきたかったので。そして、予算案の1か所のミスに気づき、それは会議後に指摘しました。ーーー私って、嫌なヤツ、でしょ。---でも、総会の運営側が疑問に思ったことをそのままにして、開催資するのは不適当だと思うタイプなのです。
その時も、質問したり、間違いを指摘したことに対して、文句を返されました。
なんで○さん、そんなこと質問したり、訂正を要求するんですか、概算でいいでしょ、と。同じでなくては絶対不自然なのに、どうでもいいじゃないか、と返答するのです。---でも、やはり「直せばいいんでしょ、直せば、、、」とキツイ視線が飛んでくるのです
それでも、私は我慢。間違っていては嫌だから。
長くなりましたね。ぐちぐちと。
本当に、会計さんにとって、私は嫌なヤツだったのです。
ところが、---個々からは「ひとまず、めでたし」につながっていくのですが、
決算報告が承認され、予算案に対して、会計さんが2、3の質問に的確に答えて、無事通過。
よかったですね、と会計さんに、すぐ声をかけました。
監査役さんのおかげです、と即答してくれました。
世間では、印鑑を押すだけの監査役なのでしょうが、どれだけ憎まれたことか。
それが、あの数日前まで、とげとげしたセリフを吐いた人から、「監査役さんのおかげ」と言ってもらえるとは。
終わりよければすべてよし、を実体験しました。
そして、懇親会の終わり、片付けが始まったとき。
彼は、飲み残しを入れるためのバケツを見て「こんな時に、バケツを用意する人って、(気配り? 思いつき?)天才だよな」と。
後ろで、そのセリフを耳にした私は、「は~い、用意したの私! 」と。
すると、「やっぱり、○さんなんだよな~」とひとこと。
うっふふ、わかったか! という気持ちも少し。
会計さんにとって、まことに嫌なヤツだったでしょうが、スムーズに会計報告が成し遂げらるためには、あれは通らなければならない道だったのでと、それは今でも思います。
相方幹事さんも、理屈っぽい私にへいこうなさったかも、ね。苦笑
でも、会計さんとのぎくしゃくはすべて解消で終わったこと、めでたし、でした。
まったく縁の下の役割でしたが、結構「やった感」はありましたよ。
もう終わったことですが、そうか、あれは自分の名前と印鑑を押すためには、そこまでしたかったのだ、と改めて思い返したので、もう一度の雑文です。
「ひとまず、めでたし」のタイトルの内容に重なるので、また~と思う方は、スルーしてください。
監査役は監査する日に印鑑と計算機を持っていけばいい、一番楽な仕事だから、立候補したら、と勧められたのが発端でした。
難なく監査役になり、半期経過した頃、初めて半期分の監査をすることになりました。
計算機と印鑑を持参して集合。
会計さんはかさばる資料をもとに、その日シメの書類を作成してこられました。
上半期の決算なので、翌月半ば過ぎの書類ではどうだろう?と疑問を投げかけ、相方の監査役に確認しました。
穏やかな方で、いつも「そうね~」と対応してくださいます。
ま、数字さえ違っていなければいいんじゃない?という気持ちもあるけれど、でも第3者に見せたときに、そのたびに、言い訳をしなくてはならなくなります。
2週間あまりのことですから、通帳経由の金銭は明確だし、現金出納帳があれば、月末日シメにする作業はそんなに手間ではないはずです。
で、躊躇した末に、「申し訳ないけれど、上半期決算という原則に従って監査したい」といいました。相方さんも、「まぁね~」と私に同調してくださいました。
「大変な作業になりますよ。徹夜仕事ですよ」と、表情はすごい剣幕でしたが、でも監査役の仕事だから、と嫌みに耐えました。
きっと、彼は「この忙しいのに、会計はどれだけ大変か。監査役なんて、はんこひとつ押せばいいだけじゃんか」と大いに腐ったと思います。
「じゃあ、もう今日は解散しましょう。時間の無駄です」と言い切られて、それは納得なので、現金の締日の数字、通帳の残高の数字の功を押さえて、30分足らずで終わりました。
2回目の集まり。
今度は締日はOKです。初めて個々の書類と通帳を照らし合わせてチェックしていきました。仕分けの間違いが何か所か見つかりました。会計さんは、その都度渋い顔をするけれど、納得はなさるので、訂正します、と応じてくださいます。そんな個所が大小10か所はあったでしょうか。逐一見ていったので時間がかかりました(私が訂正を要請するものだから、嫌な空気が流れます)。
私じゃなかったら、そそくさと印鑑を押すのだろうか、と常に自分の行為を顧みながらの時間でした。
正しいことをしたいだけなのに、なんだか、しちめんどくさいおばさん、と思われているようで、指摘する個所が見つかるたびに、こっちも嫌な気分です。
なんとか、全体を見終わって、次の集合日を決めて解散。
自宅に帰って、少し悩みました。チェック作業をしながらの訂正か所の指摘でした。次回で完成させたいのだけれど、訂正か所の言いっぱなしで、指摘された側の会計さんは、処理できるだろうか?と。
で、相方会計さんに電話をして、「訂正すべき個所を監査役二人で再確認して、もう一度会計さんに伝えなおしたほうが、次回で完成に持っていけないと思う」と相談を持ちかけました。自分が会計さんだったら、そうしてもらったほうが整理がつくと思うから。
やさしい相方さんは、了解してくださり、喫茶店で合議。
整理した内容を電話で伝えました。相方さんは自分はうまく伝えられないからと、私が電話しました。
思えば、厚かましい、嫌なヤツ(私)ですよね。
でも、無駄に時間を使いたくないから、電話でやり取りできるところは電話で伝えておいたほうがいいと思ったのです。
会計さんは「○さん(私)の言われた通りに直しますよ。直せばいいんでしょ」投げやりです。
私って、嫌な奴、です。相方さんも、当然、監査役は印鑑を押すだけと思っていたのに、「なにを○さんが面倒なことを」と思っている可能性があるのです。
で、3回目の会合で上半期分の監査はOKにこぎつけました。
会計さんは、面倒な作業をさせられて苦い顔でした。
下半期は先月末でした。
上半期の経験があるから、今回は仕分けの訂正はありません。
「上半期と同じやり方でいいんですよね」と会計さんは念をおされました。そうです。
なので、数字の間違いもなく、入力ミスを2、3か所訂正しただけで終わりました。仕分けのチェックも2度目、かかった時間は2時間未満でした。
3月の例会までに決算書を間に合わせ、総会日数日前までは議事録の中の資料として完成させなくてはなりません。
例会時に、決算書の数字について、たまたま気づいたこと質問。間違っていないのだけれど、疑問は解消しておきたかったので。そして、予算案の1か所のミスに気づき、それは会議後に指摘しました。ーーー私って、嫌なヤツ、でしょ。---でも、総会の運営側が疑問に思ったことをそのままにして、開催資するのは不適当だと思うタイプなのです。
その時も、質問したり、間違いを指摘したことに対して、文句を返されました。
なんで○さん、そんなこと質問したり、訂正を要求するんですか、概算でいいでしょ、と。同じでなくては絶対不自然なのに、どうでもいいじゃないか、と返答するのです。---でも、やはり「直せばいいんでしょ、直せば、、、」とキツイ視線が飛んでくるのです
それでも、私は我慢。間違っていては嫌だから。
長くなりましたね。ぐちぐちと。
本当に、会計さんにとって、私は嫌なヤツだったのです。
ところが、---個々からは「ひとまず、めでたし」につながっていくのですが、
決算報告が承認され、予算案に対して、会計さんが2、3の質問に的確に答えて、無事通過。
よかったですね、と会計さんに、すぐ声をかけました。
監査役さんのおかげです、と即答してくれました。
世間では、印鑑を押すだけの監査役なのでしょうが、どれだけ憎まれたことか。
それが、あの数日前まで、とげとげしたセリフを吐いた人から、「監査役さんのおかげ」と言ってもらえるとは。
終わりよければすべてよし、を実体験しました。
そして、懇親会の終わり、片付けが始まったとき。
彼は、飲み残しを入れるためのバケツを見て「こんな時に、バケツを用意する人って、(気配り? 思いつき?)天才だよな」と。
後ろで、そのセリフを耳にした私は、「は~い、用意したの私! 」と。
すると、「やっぱり、○さんなんだよな~」とひとこと。
うっふふ、わかったか! という気持ちも少し。
会計さんにとって、まことに嫌なヤツだったでしょうが、スムーズに会計報告が成し遂げらるためには、あれは通らなければならない道だったのでと、それは今でも思います。
相方幹事さんも、理屈っぽい私にへいこうなさったかも、ね。苦笑
でも、会計さんとのぎくしゃくはすべて解消で終わったこと、めでたし、でした。
まったく縁の下の役割でしたが、結構「やった感」はありましたよ。