詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)

日々、読んだ本の感想。ときには映画の感想も。

自民党大敗

2017-07-03 00:44:04 | 自民党憲法改正草案を読む
自民党大敗
               自民党憲法改正草案を読む/番外99(情報の読み方)

 東京都議選は自民党が30議席を割る大敗という結果になった。0時過ぎのNHKの速報(確定)では自民党は23議席、公明党と同じである。
 この結果に対し、都民ファーストは結局のところ自民党と同じという声が一部にある。しかし、私はそうは考えない。

 これまでは自民党が1強だったのではない。「安倍1強」ということばがあるが、あくまで安倍の独裁だった。それが崩れた。森友学園で火がつき、加計学園で燃え上がり、さらに共謀罪の強行採決、稲田の選挙違反(自衛隊をつかった脅し)、下村の献金疑惑とつづき、選挙最終日の安倍の「こんな人たちに負けるわけにいかない」という国民を侮辱する暴言があった。もう「安倍1強」というわけにはいかないだろう。
 自民党から小池が距離をおいた。同じことが今後起きる。自民党の内部で「安倍独裁」が崩れるきっかけになる。
 安倍が最後に応援演説をした選挙区で、自民の中村彩が破れた。安倍が応援に駆けつけると「安倍辞めろ」コールが起きる。安倍に来てもらっては困るという状況が今後も起きるだろう。
 中村彩は「(自民党は)人を罵倒したり、お金の問題、恋愛問題、国民の信頼を失い恥ずかしい、情けない」と敗戦について語っている。そういう思いをする自民党議員が増えるだろう。そういう人が、安倍から距離を置き始めるだろう。

 民進党が議席を増やしたわけではない。2議席減らし、その2議席が共産党に廻った形だ。野党が「勝った」とは言えない。
 けれど、「安倍自民党」は大敗したのである。
 このことはとても重要だと思う。
 最終日の安倍応援演説に対する市民の声を報道しなかったマスコミもあるが、マスコミが報道しなくてもニュースはつたわるようになった。
 これも大きな変化だと思う。
 昨年夏の参院選は、NHKを初めとする「選挙報道をしない」という作戦が自民大勝を支えた。報道しないために、自民党以外の主張が国民につたわらなかった。少数意見が抹殺された。
 しかし今回は、マスコミとは違う形でニュースがつたわる部分が多かったように感じた。


#安倍を許さない #憲法改正 #加計学園 #天皇生前退位 #稲田防衛大臣
 
詩人が読み解く自民党憲法案の大事なポイント 日本国憲法/自民党憲法改正案 全文掲載
クリエーター情報なし
ポエムピース

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1 コメント

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中村彩(中村あや)候補 (Dr.香菜子)
2017-07-04 09:42:24
中村彩(中村あや)候補、泣き言を言いたくなる気持ちはわかるけれど、落選を責任転嫁するのは違うと思うんです。中村彩さん、政治家失格ではないかしら。
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