福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

国際ノミ行為

2007年01月12日 |   〇日韓関係

日本の競馬をリアルタイムで楽しみながら賭けをする成人用
ゲーム店が韓国の済州島で摘発されたと言う。

これをあえて表現するならば「日韓国際ノミ行為」とでも言えば
よいのだろうか?

ここのところ、このブログでは韓国における日本関連の話題
ばかりが続いているので少々気が引けたが、「ヲタク」も
少なからず驚かされた記事だったので、翻訳練習の上、記録する
ことにした。

・・・・・・・・・・・・・

■ '일본 경마도박' PC방 운영, 30대 입건 
「日本競馬賭博」、ネットカフェ運営の30代逮捕
(ニューシス 1月12日)

제주경찰서는 12일 상가 건물에 컴퓨터를
갖춰놓고 일본 현지에서 실시간으로 열리는 경주마
경기대회 온라인 경마도박 프로그램을 설치, 불법
영업을 한 오모씨(30)를 한국마사회법 위반 혐의로
붙잡아 조사 중이다.
済州警察署は12日、商店街の雑居ビルの一室にパソコンを
備え付け、日本で実施されるリアルタイムの競馬競技を対象と
した賭博プログラムを使用し、不法営業を行っていたオ某
容疑者(30)を韓国競馬会法違反の疑いで逮捕し取り調べ
中だと発表した。

오씨는 지난해 10월14일부터 약 20일간 제주시 모
상가 건물 1층에 온라인 실시간 경마프로그램인
'월드레이스' 프로그램이 저장된 PC 28대를 설치한
뒤 손님들로부터 현금을 받아 아이디와 비밀번호,
사이버머니 등을 제공, 일본에서 열리는 경주마경기
대회에 배팅하도록 한 혐의다.
オ容疑者は昨年10月14日から約20日間にわたって、済州市の
ある商店街の雑居ビル1階にオンライン競馬プログラム「ワールド
レース」を組み込んだパソコン28台を設置し、顧客らから現金を
受け取りIDとパスワード、サイバーマネーなどを提供、日本の
競馬競技を対象にオンライン上で不法に賭博行為を行わせた
疑いが持たれている。

경찰은 신종 불법 사행성 PC방을 운영한다는 제보를
받고 현장을 급습해 오씨를 검거하는 한편 컴퓨터
모니터 및 본체 28대와 영업장부 등을 증거물로 압수했다.
警察は新手の不法ネットカフェが運営されているとの通報を
もとに現場に踏み込み、オ容疑者を検挙するとともにパソコンの
モニターおよび本体28台と帳簿など証拠物件を押収した。

(終わり)


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日本野球に学べ

2007年01月12日 |   〇芸能・スポーツ

韓国プロ野球界の最近のトレンドは「日本に学べ」にあるようだ。

日本プロ野球経験者を中心に日本式スタイルの導入が精力的に
進められていると言う。

その実態と意味について記事化した京郷新聞の記事を翻訳
練習し記録しておく。

今回も、スペースの関係で韓国語の原文の掲載は省いている。

・・・・・・・・・・

■ 韓国野球の日本ブーム...日本人コーチ招聘、練習方法も
日本式導入

(京郷新聞 1月12日)

13日、グアムでの海外キャンプのため出国するプロ野球サムスン・
ライオンズの選手団名簿には聞きなれない名前の5人が含まれ
ている。

オチアイエイジ、ハナマツコウジ、ヤマモトヨウスケ、
オオシオシンイチ、ササキキョウスケ。キャンプに同行する
コーチングスタッフ13人中、実に半数近くの5人が日本人だ。

ササキはグアム・キャンプの期間中、打撃コーチとして300万円の
報酬で招聘された。投手コーチのオチアイは、「ソン・ドンヨル監督の
そばで野球を学びたい」との希望をサムスン側が受け入れ同行が
実現した。ハナマツ、ヤマモト、オオシオの3人はトレーニング
コーチだ。特にこの3人はソン監督から格別な信任を得ている。

こうしたサムスンの動きは韓国のプロ野球界に起きている
「日本ブーム」の実態を象徴している。

昨年、海外キャンプにメジャーリーグの名投手コーチであるレオ・
マゾーニ氏(ボルチモア)を特別コーチとして招聘したLGも、今年は
目を日本に転じ在日同胞のキム・イルユン氏(新浦氏、前サム
スン)を招聘する。

今春の海外キャンプ地としてヒュンダイ(フロリダ)とハンファ
(ハワイ)を除く6球団が日本を選んだ。韓国野球委員会(KBO)は
「国際化」を理由に今シーズンから日本のミズノ社製品と
同一規格のボールを公認球として使用することを決定した。

では、今なぜ、こうした日本ブームが起きているのか?韓国
プロ野球は昨年3月、「韓国人メジャーリーガー」の活躍の
おかげでワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でベスト4に
まで進出できた。しかし、1年後の今、韓国野球の目は
アメリカではなく日本に向いている。

実際、日本ブームはソン監督がサムスンに投手コーチとして
赴任した2004年から起き始めたと言える。

ソン監督は投手コーチ時代から日本式スタイルの「3000球
投球訓練」を導入したし、ハナマツコーチらを迎え入れ基礎的な
ストレッチングの段階から日本式トレーニングを組み込んで行った。
その結果、サムスンは韓国シリーズ2連覇に成功するなど
好成績を収めた。

トゥサンのキム・ギョンムン監督は「昨シーズンのイ・スンヨプ
(読売)の活躍が、こうした傾向に一層拍車をかけた」と語る。
SKが日本のロッテでコーチを務めていたキム・ソングン氏を
監督として迎え入れたのも日本ブームを加速させる要因になった。

日本野球の長所として挙げられるのが「豊富な練習量」だ。

SKのキム・ソングン監督は「多くの訓練を通じて、選手たちが
自分の限界を超えアップグレードすることができる」と語る。
イ・スンヨプは「日本はほんとうに練習をよくやる。あるとき、
練習を終えて帰ろうとすると、コーチから『お前は今日学んだ
ことを復習しないのか?』と言われてびっくりしたことがある。
よく観察すると、他の選手らはその日指摘されたことを全部
復習して帰っていた」と語った。コーチングスタッフが選手の
練習を細かく管理し監督することで選手の技量を高める
方式だと言える。

こうした日本式スタイルは「監督野球」の強化をもたらした。
一方では、それが日本野球の弱点だとも指摘されている。

ロバート・ホワイティング氏の「アメリカ野球と日本野球(韓国語
題名)」によれば、日本野球の問題点は選手の独創力の不足に
要約される。同書の中にレジー・スミス選手の言葉が紹介されて
いる。彼は「日本の選手は独創力を発揮するチャンスがない。
試合中、選手が自らの判断で処理することがほとんどない。
彼らはいつもコーチの方ばかり見て指示を仰いでいる」と語った。
こうしたスタイルはしばしば野球の醍醐味を失わせる問題点と
して指摘されてもいる。

では、韓国の日本式スタイルの導入は韓国野球の未来の
ために正しい方向と言えるのだろうか?

ソン監督の成功はある意味で韓国野球の危機を物語っている
との見方も説得力を持っている。監督の強化が選手の弱体化を
もたらすのではなく、選手らの弱体化が不可避的に監督の
強化をもたらしたとも言えるからだ。LGに移ったキム・ジェバク
監督はヒュンダイ時代、主軸選手らの移籍によって低下した
戦力を監督とコーチングスタッフの役割を強化することで補完した。
キム監督は「選手らがよく打てばバントなどさせなくてもいい」と語る。

トゥサンのパク・ジョンフン2軍監督は「メジャーリーグは巨大な
底辺を持ち、しっかりとしたファームシステムがあるので、いい
選手を選んで使うだけでいい。つまり選手らが能力を発揮する
場面を準備してやるだけですんでしまう傾向がある」と語る。
しかし、「韓国はベストの選手で先発ラインアップを組むことさえ
難しいのが実態だ。1軍でも選手を育てなければならない
野球なので、日本式システムに向かわざるを得ないのでは
ないか」と背景を説明する。

「日本ブーム」は韓国野球の底辺の狭さを示す危機的な
兆候である可能性が高い。KBOは、興味本位の「サマー
リーグ」導入などより、少年野球の拡大にこそもっと力を注ぐべき
時なのではないだろうか。

(終わり)


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白い巨塔

2007年01月12日 |   〇芸能・スポーツ


△韓国版「白い巨塔」(MBCドラマ)<ヘラルド経済新聞>

先週末から放映の始まったMBCドラマ「하얀 거탑(白い巨塔)」が
かなりの関心を集めているようだ。

経済紙でも、このドラマに関連する話題が取り上げられていた
くらいだ。

韓国経済新聞では、このドラマの原作が日本の小説であることと
関連して、「韓流」の現状と未来を憂う少々辛口の記事が
掲載されていた。

記事の内容自体は決してわかりやすいものではないが、
少なくとも日本の大衆文化が韓国の大衆文化の中に深く
浸透している事実については、よく伝わってくる。

今回はスペースの関係から、韓国語の原文の掲載は省き翻訳の
練習結果のみ記録しておく。

・・・・・・・・・・・・・・・・

■ [韓経フォーラム] 「韓流」ではなく「日流」?

(韓国経済新聞 1月11日)

土・日の夜10時。新しいテレビドラマが始まった。医学ドラマと
いう看板を掲げたMBCの「白い巨塔」というドラマだ。
「最近は医者を主人公にするドラマが流行なのかな」などと
考えながら、さしたる興味も感じないまま見始めたのだが、
ついついドラマに引き込まれてしまい自分でも驚いた。まず、
手術の場面が非常にリアルだった。また、医者としての良心と
出世欲との間で葛藤する登場人物たちの姿にも現実味が
感じられたし、組織の権力闘争をめぐる複雑で微妙な人間
関係の描写も緻密だった。

案の定、1、2回目の放送が終わった後、各方面から「非常に
いいドラマだ」という称賛の声が数多く上がった。しかし、あらた
めて驚かされたのは、このドラマの原作が日本の小説だという
事実だった。山崎豊子が1969年に発表した作品で日本では
1978年と2003年の2度にわたってドラマ化されていると言う。
それを知って、何となく後味の悪い思いがした。

韓国の映像物が日本の小説や漫画、ドラマを原作にして
作られるのは何も目新しい話ではない。映画「オールドボーイ」の
原作はよく知られているように日本の漫画だ。映画「私の頭の
中の消しゴム」、ドラマの「春の日」や「恋愛時代」、それに今年に
入って最初の大ヒット作である映画「美女はつらいよ」など、これら
全てが日本の作品を原作としており日本から版権を購入して
作られたものだ。現在、製作中の映画の原作も相当数が
日本の作品だ。需要が急増する映像コンテンツを韓国作品だけで
まかなうのは土台、無理な話だ。原作が何であれ上手に加工して
逆輸出すればいいのだという主張もなされている。

しかし、イギリスの思想家ジョン・ラスキンによれば一つの芸術品に
よって生み出された価値は様々な形で再活用され新しい付加
価値を再生産していくという。これが文化が産業に変わる理論的
根拠だ。実際、小説や漫画が映像化されることもあれば、逆に
映像作品がヒットして原作の漫画や小説が売れることもある。
「春の日」の原作だという日本の「星の金貨」の翻訳本が韓国で
新しく出版されたように。

「美女はつらいよ」の場合、映画化される以前から既に漫画として
ヒットしていた。漫画のみならず、日本の大衆小説が韓国の
若者の間で人気を集めはじめたのは、かなり以前の話だ。
韓国人が「冬のソナタ」をきっかけに火のついた日本の韓流
ブームに酔っている間に、「日流」は音も立てずに韓国の文化
市場の深部にまで食い込んで来ているのだ。最近、韓国の
映像コンテンツ業界の日本作品への依存度はますます深まる
一方だ

映像コンテンツの成功要素はいろいろある。例えばすぐれた演出、
卓越した演技、高度の演出技術、高レベルのコンピューター
グラフィック、魅力ある背景、装置、衣装などだ。しかし、もっとも
重要なのは原作だ。伝えようとするテーマを興味深いストーリーに
盛り込みながら、しっかりとした構成と的確な台詞で展開していく
「台本」があって初めて作品になるのだ。

テレビの多チャンネル化と国境のないインターネットの普及は
見るものの「目」を肥やした。アイデアと企画だけでその時々の
流行に便乗するような作品をつくったり、過去のヒット作品を
適当に再構成するようなやりかたでは、国内はもちろん海外の
視聴者や観客の心を掴むことは難しい。「このままでは韓流は
過去の夢で終わってしまうかもしれない」との主張が出てくるのも
このためだ。

それでなくとも、すでに日本の地上波テレビで放送される
韓国ドラマの数は急減した。昨年の韓国ドラマ・映画輸出もまた、
2005年に比べ大幅に減少した。中国や台湾での韓国ドラマに
対する満足度も低下し、「韓流」観光客も減少傾向を見せている。
反韓感情や作品価格の上昇、現地製作者の反発なども理由に
あげられてはいるが、もっと大きな要因はコンテンツそのものの
持つ新鮮さが失われてしまった点にあると考えられる。

「日本の原作を使いたくて使っている人なんているものか。韓国
作品が不足しているから使っているだけだろう」。あるいは
「視聴率で結果を出すためには冒険はできない。すでに人気が
証明されているもののほうがいい」と考える人がいるかも
知れない。しかし、冒険なくして変化もなく、変化なくしては発展も
ないのだ。多様な国内作品を発掘し育成しようとする努力なく
しては、これ以上の韓流は望めない。

(終わり)

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新浦投手の近況

2007年01月12日 |   〇在日コリアン

今日、韓国のスポーツ各紙では二人の日本野球関係者の話題が
かなり大きくとり上げられていた。

一人はオリックスを退団した中村選手。「韓国でプレーすることも
ありえる」と発言したらしい。

そして、もう一人が往年の名投手、新浦寿夫(にうらひさお)氏。
かつてキム・イルユン(金日融)の名で韓国のサムスンでも
大活躍した在日コリアンだ。

85年、彼が韓国で記録した1シーズン25勝は、左腕投手の
記録としては現在まで破られることなく韓国記録として残って
いるという。

その彼が、今春、LGツィンズの海外キャンプに特別コーチとして
招聘されることになったという。

ここで「ヲタク」が記録するのは当然、新浦選手の方だ。2紙から
一部分のみ抜粋し翻訳練習してみた。

・・・・・・・

■ LG, 김일융 씨 전훈 인스트럭터로 초청
LG、キム・イルユン氏を海外キャンプの特別コーチに招聘
(OSEN 1月11日)


△2005年コナミカップ、サムスン-ロッテ戦
始球式でのキム・イルユン氏

한일 프로야구에서 맹위를 떨쳤던 왕년의 명투수
김일융(56) 씨가 LG 트윈스의 해외 전지훈련 중
투수 인스트럭터로 나선다.
韓日のプロ野球で大活躍した往年の名投手、キム・イルユン氏
(56)が、LGツィンズの海外キャンプに特別コーチとして
参加することになった。

LG 트윈스는 오는 20일부터 3월 10일까지 사이판과 일본
오키나와에서 펼쳐지는 2007 해외캠프 기간 동안 투수
인스트럭터로 김일융 씨를 초청했다고 11일 밝혔다.
LGツィンズは、今月20日から3月10日にかけサイパンと日本の
沖縄で実施する2007年海外キャンプの期間中、投手陣の
特別コーチとしてキム・イルユン氏を招聘すると11日、発表した。

-略-

・・ ・・ ・・ ・・ 

■ 김일융, 애증의 한국 야구 인연...LG 인스트럭터 초빙
キム・イルユン、愛憎交差する韓国野球との深い縁
...LG、特別コーチとして招聘
(ジョイニュース24 1月11日)

-略-

그러나 삼성에서의 생활은 행복하지만은 않았던 것으로
전해지고 있다. 김 인스트럭터는 당시 당뇨병을 심하게
앓았다. 매일 인슐린 주사를 맞아야 하는 상황이었다.
그러나 그는 발병 사실을 철저히 비밀에 부쳤고 어느날
동료들에 의해 주사기가 발견돼 마약 복용설이
퍼지기도 했다.
しかし、サムスンでの生活は幸福な日々ばかりではなかったと
いう。キム特別コーチは、当時、重度の糖尿病を患っており、
毎日のインシュリン注射が欠かせない状況だった。彼は
病気のことが知られないようチーム内でも徹底的に秘密にして
いたが、ある日、同僚らに注射器を発見され、麻薬服用説が
広まったこともあった。

김 인스트럭터는 지난해 한 TV 프로그램에 출연,"한국에서
나는 이방인이었을 뿐"이라고 회고하기도 했다. 그러나
한국야구는 아직 그를 잊지 않고 있었고 부활을 꿈꾸는
LG에서 다시 고국의 후배들을 만나게 됐다.
キム特別コーチは昨年、あるテレビ番組の中で「韓国では
僕は異邦人に過ぎなかった」と当時を振り返った。しかし、韓国
野球界は、まだ彼を忘れてはいなかった。復活を夢見るLGで
再び故国の後輩たちとあいまみえることになった。

(終わり)


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