福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

三国接壌之図

2008年05月03日 |   〇竹島問題等

独島(日本名竹島)関連報道の中で、フランス語版「三国接壌之図」
なる古地図が紹介されていた。


△「三国接壌之図」(連合ニュース)

最近、この種の報道にはほとんど反応しなくなっている「ヲタク」
だが、この古地図にはついつい関心を引かれてしまった。

連合ニュースの報道によれば、この古地図で鬱陵島の真横に
描かれた島が独島(日本名竹島)であり、この地図は韓国の
独島領有権を「国際法的」に裏付ける貴重な史料だとのこと。

こうした報道を目にするたびに、多くの韓国人が自国領である
鬱陵島周辺の地理(※)に、いかに疎いかがよくわかる。

(※)「ヲタク」が作成した「竹島問題の地理的基礎知識」に
リンクしている。

少なくとも鬱陵島周辺の地理についてある程度の知識を持った
人なら、上の写真で「?」をつけた島を独島(日本名竹島)と
断定することに大きな疑問を感じることだろう。

日韓間で深刻な懸案となっている竹島問題をほぐしていく大きな
鍵は、実は韓国の地理教育が握っているのかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・

■ 불어판 삼국접양지도(三國接壤之圖)
フランス語版「三国接壌之図」
(連合ニュース 5月2日)

독도와 울릉도가 `조선에 속한다(a la coree)'라고 명기된
불어판 삼국접양지도(三國接壤之圖). 세종대 호사카 유지
교수에 따르면 일본은 1854년 오가사와라 군도를 두고 미국과
분쟁할 때 이 지도를 제시해 영유권을 획득했다. 일본이 자신의
영토를 확정하면서 근거로 제시한 지도인 만큼 독도가 한국
영토임을 국제법적으로 인정했다고 해석된다.
独島(日本名竹島)と鬱陵島が「朝鮮に属する(a la coree)」と明記
されたフランス語版「三国接壌之図」が公開された。世宗大学の
保坂祐二教授によれば、1854年、日本が小笠原諸島の帰属を
めぐりアメリカと対立した際、この地図を根拠に日本の領有権を
確認させた。日本が自国の領土確定の根拠として提示した地図が
独島の韓国領有を明記していることは、日本が国際法的に独島の
韓国領有を認めたものと解釈される。

(終わり)


     参加カテゴリ:地域情報(アジア)/語学・英会話