福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画と女の裏切り

2019年08月12日 |  〇映画・映画音楽

깡패들  「アウトローたち」 2019年 〇〇〇--
(762)



2019年に公開されたインディーズ系のノワール映画。


△1人のアウトローが女性に命がけの恋をする(映画より)

暴力組織に身を置く男が、一人の女性と出会い、彼女を本気で愛して
しまったことが原因となり、組織を敵に回してしまう。

女性は男の純情を知りながらも、最後に男を裏切り、男を組織に売る。
そして、まとまったお金を手にした女性は、新しい人生を生きるため、
一人、ソウルへと向かう。

男に凄惨なリンチを加え、再起不能にした組織ナンバー2の男は、
彼女について「인지상정(人之常情)」、つまり人情のかけらも
ない非情な女だと言って、あきれた。

見ごたえはあったが、何とも虚無的な結末の映画であった。

공범자들  「共犯者たち」 2017年 〇〇〇〇- 
(761)



2017年に公開されたドキュメンタリー映画。

KBSやMBCなどの大手テレビ局を政治権力に従順な組織に作り
替えるため、警察権力まで動員しながら、アメとムチを使った
強引な人事介入を推し進めて行った李政権。

この作品は、そうした李政権のメディア支配に抗(あらが)い
続けた、現場の記者やアナウンサーたちの闘いの記録だ。

「犠牲者が出たのはしかたがない。それよりも重要なことは、
私たちが沈黙していなかった、という事実だ」(会社から解雇
された1人の元アナウンサーの弁)。



(終わり)