2024年冬のプサン訪問では、久しぶりに宝水洞の古本屋横丁に足を運んだ。
IT化が進む現代、2階にも地下にも無数の古本が積まれた、この通りの
現在の様子を見てみたいという目的もあった。
しかし、一番の目的は、今年(2024年)、ノーベル文学賞を受賞した
ハン・ガンの本を手に入れることにあった。
ただ、さすがに店頭でハン・ガンの本を見つけることはできなかった。
△どこからか新刊の「菜食主義者」を持ってきてくれたお婆さん
そこで、とある店の老婆に訊ねてみることにした。すると、古本はないが、
新刊ならあると言って、どこからともなく真新しい本を1冊持ってきて
くれた。
ノーベル文学賞受賞後に発刊された豪華装丁版の「菜食主義者」だった。
価格は定価の15000ウォン。
ちなみに、別の店で購入した古本の「明心宝鑑」(
参考:ウィキ)は、
4000ウォンだった。
この本は、現代韓国でも有名な漢籍で、ブログ主も以前から気になって
いた古典である。
(終わり)