△グーグルマップより
以前、大庁公園と呼ばれていた公園が、現在は、中央公園、
あるいは民主公園と呼ばれている。
ここでは併存する公園名称の問題に深入りするのはやめ、
民主公園という名称を使わせてもらう。
2010年夏のプサン訪問で、「ヲタク」は久しぶりにその民主公園を
訪れた。
△草梁山腹道路から民主公園へ上る峠道
民主公園は草梁洞とヨンジュ(瀛州)洞の丘陵地帯の頂上に
位置するかなり広い公園で、中央部には峠道が通っている。
公園の敷地内には、2、30mくらい離れた位置に「中央公園」と
「民主公園」の二つの名称を刻んだ石碑が置かれていた。
△ハングルによる「民主公園」の石碑
公園の中央を横切る峠道から北側を望めば、戦没兵士の
慰霊塔(韓国の漢字語では「忠魂塔」)が見える。
△戦没兵士慰霊塔
そして、反対側の南側には、民主化運動記念館(韓国の
漢字語では「民主抗争記念館」)が見える。
△高台には民主化運動記念館が見える
「ヲタク」は、今回初めて、この民主化運動記念館を訪れた。
△民主化運動記念館(「民主抗争記念館」)
1999年に開館したなかなかりっぱな記念館だ。
△釜山ムンヒョンロータリーで「催涙弾を打つな」と叫ぶ若者
記念館の内部には、韓国独立後の民主化の歴史にかかわる
各種資料が展示され、周辺には犠牲者の慰霊碑などが
設置されている。
△記念館1階入り口
ただ、今回、「ヲタク」は記念館内部の資料などは見学せず、
建造物の内側にある螺旋(らせん)状の通路を通り展望台に上った。
△記念館内側のらせん状通路
早朝のプサンの街の様子を見るためだ。
△展望台
展望台には望遠鏡も設置してあり、利用は無料。
△黄色囲みは「無料」の表示
決して使いやすい望遠鏡ではなかったが、無料ということもあり、
しばらく遊ばせてもらった。
以下、展望台から撮影した3枚の写真を記録しておく。
1枚目は、民主公園を挟んで草梁洞やヨンジュ洞の反対側に
位置する東大新洞、西大新洞の様子。
「ヲタク」の未知の世界だ。
背景には九徳山がでんと座っている。
△民主化運動記念館から見た東/西大新洞
そして、2枚目と3枚目の写真は、かすかに朝もやに煙る
草梁洞方面の様子。
2枚目の写真の左手には戦没兵士慰霊塔が見える。
△民主化運動記念館から見た草梁洞方面。左上には戦没兵士慰霊塔。
こうして見ると、プサンには、まだまだ緑が多く残されている
ことが実感できる。
△民主化運動記念館から見た草梁洞方面
徒歩では、かなりの気合がないと訪問しづらい民主公園では
あるが、運動も兼ね、登ってみるのはいいことだ。
次回以降も、時間があれば訪れて見たいスポットである。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)