楽天によるTBS株買占めと経営統合申し入れの話題は、当然、
韓国でも様々な形で報道されている。
「日경제계 변화하고 있다」
(変わりつつある日本の経済界)
これは、10月16日付けのキョンヒャン(京郷)新聞に掲載された
記事だ。日本のIT系ベンチャー企業の動きを分析しながら紹介する
内容であった。
その中で、楽天問題にも触れながら、楽天の三木谷社長の
人物像について、ライブドアの堀江社長と対比させながら紹介して
いたが、
호리에와 달리 일본 전통의 네마와시(사전조정)에도
능하고, 재계와도 파이프가 깊다.
(堀江社長とは違い、日本の伝統的な「ネマワシ(事前調整)」にも
長けており、財界とのパイプが太い)
という一文が、韓国語オタクの「虫」(これは、습성:習性とでも
訳すしかないだろう)を軽く刺激した。
「根回し」という独特な日本語。
ある意味、日本的経営のキーワードの一つとして国際的にもよく
知られた慣行(?)だと言えるだろう。当然、ネイバーの日韓辞典
にも出ている。
ただ、ネイバーの日韓辞典では「사전 공작(事前工作)」という
若干、否定的なニュアンスを持つ韓国語しか載せていない。
場合によっては、このキョンヒャン新聞の記事のように
根回し=事前調整ととらえるほうが、妥当だと言えるだろう。
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