8月15日の「光復節」(解放記念日)の日、韓国のSBSテレビが、
夜の「8ニュース」の中で興味深い話題を伝えていた。
「ヲタク」自身は、このニュースをインターネットで見た。
△2009年以降、韓国の中学生が使っている地図帳(SBS8ニュース 8月15日)
SBSのニュースによれば、2009年度の改定以降、韓国の
小・中学生が学校で使っている最新の地図帳では、表紙を
開いた最初の見開きページの全面に竹島(韓国名「独島」)の
地図が掲載されているというのだ。
△地図帳の表紙裏見開き部分には竹島の地図(SBS8ニュース 8月15日)
さすがの「ヲタク」も、これには驚かされた。
まるで、韓国の地理教育の最優先課題が独島(日本名
「竹島」)にある、とでも言わんばかりのページ構成だ。
それにしても、最近行われた李明博(イ・ミョンバク)大統領に
よる竹島上陸の一件といい、韓国の「独島ナショナリズム」は
ますますエスカレートする一方のように見える。
ただ、再三にわたって「ヲタク」が当ブログで指摘している通り、
韓国の「独島ナショナリズム」は、多くの韓国人が強烈な
「思い込み」を共有する一方、その「思い込み」を裏付ける
客観的な根拠が存在しないという決定的な弱点を抱えている。
「ヲタク」は、いつの日にか、韓国社会内部の理性と良心の
力が、非合理な「思い込み」を圧倒し、竹島問題が解決される
日が来るに違いない、というロマンチックな期待を持っている。
その時、韓国は間違いなく、世界史の中に燦然と輝く金字塔を
打ち立てることになる。
ただ、そのためには、前提として日韓両国で竹島や鬱陵島
周辺の地理に関する、より正確な知識が共有されなければ
ならない。
△ヤフージャパン地図より作成
「ヲタク」が、鬱陵島の付属島であるチュク島や観音島を
しっかりと明記した地図の作成と普及を提唱するのは、
そのためだ(過去の関連ブログ記事)。
不正確な地理的知識に基づいた「思い込み」による
恣意的な史料解釈は、実際の地理の前では無力となる。
△「ヲタクさんが根っからロマンチストなのは、
前から知ってました。ふふっ」
△「家の中をガラパン1枚でうろうろしている
オサーンの、どこがロマンチストなんだ?」
(終わり)
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