9月27日付けでソウル経済新聞が伝えたある記事の中に、次の
ような資料が紹介されていた。韓国の放送事情がうかがえる
貴重な(?)数字なので、そのまま引用してみる。
”작년말 기준 CATV가입자는 1,276만9,067 가구로 전국 1,739
만1,932 가구 대비 73.4%에 이르렀다. 위성방송(스카이라이프)
가입가구도 9.5%여서 지상파를 직접 안테나로 받아보는 가구는
고작 17% 남짓하다는 얘기가 된다. ”
「昨年末、現在、CATV(有線テレビ放送)加入者は1,276万
世帯に上り、全国1739万1932世帯に占める加入率は73.4%に
達している。衛星放送(スカイライフ)加入世帯も9.5%を占め、
地上波を直接、アンテナで受信して視聴している世帯は、せいぜい
17%あまりという話になる。」
スカイライフの本放送開始が2002年のことだったので、約3年間で
全国の10%近い世帯に普及したことになる。
1996年に始まった日本のスカイパーフェクTV(パーフェクTV)の
個人契約総数が、2005年現在、約330万件であることと比較
しても、韓国のスカイライフは、かなり順調な滑り出しを見せていると
言えるだろう。
韓国では、都市部を中心に比較的低額なCATVという強力な
ライバルが、既に多チャンネル放送の市場を固めていた状況で
あったことを考えれば、むしろ日本のスカパーとは比較できない
くらい大きな成功を収めていると見てよいのかもしれない。
(終わり)