2009年冬のプサン訪問で、「ヲタク」と上の子2人は、行きの
片道では関釜フェリー(下関-釜山)を利用し、帰りの片道では
日韓高速船(釜山-博多)を利用した。
年末の28日午後まで課外授業のあった長女(高1)に合わせる
ため、こうした変則的な方法を取ったのである。
しかし、結果として、長女(猛烈すぎる進学校?)のおかげで、
おもしろい発見ができた。
と言うのも、今回のプサン訪問では行きも帰りも偶然、日本側と
共同運航している韓国側の船に当たったのだ。
行きは「星希」(釜関フェリー)、帰りは「コビー」(高速船)だった。
そして、「ヲタク」は、この2隻の韓国船におけるトイレの使用法に
ついて、あらためてこの目で大きな違いを確認することになった。
まずは星希号。
△星希号のトイレ入り口にあった注意書き
星希号のトイレの入り口には「トイレットペーパーは?便器の
中に捨ててください!トイレットペーパー以外は?ごみ箱に
捨ててください!」と書いた注意書きが貼られていた。
△星希号のトイレ個室内にあった掲示
さらにトイレの各個室のドアの内側にも、韓国語で注意書きが
してあった。
△星希号トイレのお願い事項
「협조사항(お願い)」の内容はこうだ。
「ご使用になられたトイレットペーパーは、必ず便器の中に
お捨てください。ごみ箱は、トイレットペーパー以外の
ごみ専用です。ご協力に感謝いたします。」
つまり日本のトイレ使用法と同じだ。
一方、帰国時に利用したコビー号のトイレには、次のような
掲示がなされていた。
常連の読者にはクドイと感じられるかもしれないが、一応、紹介
しておく。
△コビー号のトイレ内
今回は、さらに英語と中国語による表示も撮影してきた。
(ただし、中国語は不正確)
△コビー号のトイレ内
つまり、コビー号では、星希号とは異なり、韓国国内を基準に
したトイレの使用法を乗客に求めているのだ。
星希とコビーは、同じ韓国船ではありながらも、トイレの使用法は
全く異なっている。
おそらくは、就航時期(釜関フェリー就航1983年/コビー就航
2002年)が大きく異なるので、それぞれの時代背景の中で、
経営陣、及び従業員らの意識や考え方に違いが生じ、トイレの
使用法にも、こうした違いが生じたのだろう。
(終わり)
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