「日. 하이닉스 D램에 27% 상계관세」
(日本、ハイニックス製DRAMに27% ○○関税)
- ソウル経済新聞 電子版 10月21日 -
ふと、目にした見出しだが、○○の部分が理解できなかった。
正確に言うと、まず「상계」の音に該当する漢字語が思い浮かば
なかった。おおよその文意は理解できるので、一度は「もういいや」
と無視しかかったのだが、ついつい例の「オタクの虫」が騒ぎ出して
しまった。
そこで、新聞を読み進めるのを中断し、いろいろ調べてみると、
この「상계관세」が「相計関税」なる漢字語であることがわかった。
日本語と同じ「相殺関税」という漢字語も一部では使われているが、
韓国では一般的に、この「相計関税」なる用語が使われていると
いうことだ。
政治・経済分野等で使われている韓国語の漢字語で、日本語の
漢字語と違う用語は、そう多くはなく、あったとしても音から漢字が
推測でき、意味が把握できることが多い。これは、日本語を母語と
するものが韓国語を学び進めていく上で、非常に有利な点でもある。
しかし、今回のこの「상계」の場合のように、音からでは漢字の
推測さえおぼつかない場合も、たまにはある。
ここでついでに、前回ぶつかった似たケースを、紹介して置くと
するならば・・・。
「추경예산」の「추경」が同じようなケースだった。
これも、音からは全く漢字が推測できなかった。
やはり、インターネットの力を借りて、これが「追更予算」なる漢字語で
あることがわかった。ちなみに、この「追更予算」とは「追加更正
予算」の略語である。日本でも一部、行政用語として使われてい
るが、一般的には使用されない用語である。日本語では「補正
予算」に該当する言葉だと考えていい。
こういうどうでもよい発見の一つ一つに「小さな喜び」を見出し
続けていくところに、「オタク」の「オタク」たる所以があるのだ。