10月9日の「ハングルの日」を前にした1週間ほどの間、韓国
メディアでは様々なハングル論が展開されていた。
外来語の乱用を憂う記事、日本語の残滓清算を訴える記事、そして
ハングル礼賛記事などがその中心となっていた。
中でもハングルの優秀性を称えるハングル礼賛論は特徴的だ。
現代韓国社会にあって、ハングルとは単なる文字ではない。
少なからざる韓国人が「世界で最も優秀で独創的な文字」としての
ハングルを「信奉」している。
つまり、ハングルは韓国語(朝鮮語)を表記する文字であることを
越え、現代韓国民族主義の一つの象徴として存在しているのだ。
そうした事情をわかりやすく伝えてくれるハンギョレ新聞掲載の
イラストを記録しておく。(関連記事は一部のみ翻訳練習)
イラストに颯爽と登場する「ハングルマン」(?)の得意げなポーズが
何とも言えない。
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■ [과학향기] 한글에 대한 자부심의 근거를 알려주마!
[科学の香り] ハングルに対する大きな自負心の根拠とは!
(ハンギョレ新聞 10月3日)
한국인이 선조에게 물려받은 문화유산 가운데 가장
값어치 있는 것 하나만 골라내라고 한다면, 많은
사람들이 한글을 꼽을 것이다. 숭례문(남대문) 대신
간송미술관이 간직하고 있는 ‘훈민정음’ 해례본(국보
70호)을 국보 1호로 새롭게 지정해야 한다는 목소리가
간간히 들리는 것도 이런 이유에서다. 그렇다면 한국인이
한글에 대한 자부심을 갖는 근거는 무엇일까.
韓国人が先祖から譲り受けた文化遺産の中で最も価値の
あるものを一つだけ選べと言われたら、多くの人がハングルを
挙げるだろう。南大門の代わりにカンソン美術館に保管されている
「訓民正音」解例本(国宝70号)を国宝1号に指定し直すべきだ
との声が時折り聞こえてくるのもこうした理由からだろう。では、
韓国人がハングルに対して大きな自負心を持つ根拠とは一体
何なのか。
한글은 띄어쓰기가 발달된 언어지만 굳이 띄어쓰기를
하지 않아도 읽을 수 있다.
ハングルは分かち書きが発達した言語だが、強いて分かち書きを
しなくても読むことができる。
-略-
또 한글은 영어보다 한눈에 들어오는 정보가 더 많다.
また、ハングルは英語に比べ一目で目に入ってくる情報量が多い。
-略-
※以下、その「科学的」根拠をめぐる研究成果の紹介。
※この記事ではハングルに対して韓国人が持つ自負心の
根拠として大きく上記の2点が挙げられていた。
과학향기 출처 : KISTI의 과학향기
出典:韓国科学技術情報研究院(KISTI)編「科学の香り」
(終わり)
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