BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

STAR DRIVER 輝きのタクト 第19話 『三人の日曜日』

2011-02-14 18:05:38 | Weblog
ホント、この物語は、お話が動きそうで動き出さない。
いまだに、最後はゼロ時間で戦闘。
しかも、タクトが(ほぼ)危なげ無く勝ってしまう。

というか、未だにタクトは不敗伝説更新中だから。

で、なんともいえない日常的空間の描写。
というか、カラオケかよ、カラオケ、って感じ。

もしかして、この物語って4クールやるのか、と思っていたら、
どうやら2クールっぽいし。

この先、何かが起こるのか。

とはいえ、起こったところで、世界が胎動するほどのものなのだろうか。

それよりも、タクトの素直さ、に素直にしびれていればいいのかもしれない。
まっすぐだよね、ホント、彼は。

確かに、タクト、スガタ、ワコ、の三人組は(在りし日の)ドリカム的ノリ。

というか、彼ら三人のあり方が、とてもドリカム的で、
どこか、ドリカムの歌詞的に清々しい。

巫女が常に「歌って」きたから、ということもあるかもしれない。

それとゼロ時間の描写や、綺羅星の仮面の描写や、
あるいは、女子だけど「銀河美少年!」と叫んで、
まるで男装の麗人のような振る舞いも含めて、

やっぱり、とっても演劇的なんだよね、このお話。

だから、そのケレン味の部分だけで、十分お腹いっぱいになるところがある。

不思議な話だな、ホントに。


不思議な力を得て世のために人のために活躍する「魔法少女」ものの男の子版が
このタクトの物語ということだけど、

その「魔法少女」ものの「健やかなフォーマット」を徹頭徹尾破壊しようとする「まどか☆マギカ」と

このSTAR DRIVERが同時並行である、という状況は、とても興味深く思えてくるんだよね。


王道のフォーマットをいかに伸び伸びと拡張するか、という方向と、

その王道のフォーマットの反復に安住する受け手をいかに裏切り不安にさせるか、という方向とが、

並行的に存在しているわけだから。


というか、タクトって、ホント、いい子だよね。

こういう「爽やかなナイスガイ」がナイスガイのままでいられるフォーマットが
魔法少女ものだ、というのは、いろいろと示唆的だと思うのだよね。

そういう意味では、

まどマギとタクト君の両方の物語が終わったところで、
両者を対比的に論じてみたいという気になってくる。


ホント、不思議な魅力があるお話だ。
どこか、クセになるところがあるんだよなぁ。


あぁ、そういえば、ドリカムに『決戦は金曜日』ってあったな。
「三人の日曜日」ってどこか懸けてるのかな。

そういえば、ケイトのお勤めはどうなったの?

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