BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

STAR DRIVER 輝きのタクト 第21話 『リビドーなお年頃』

2011-02-27 23:33:16 | Weblog
今回もこの作品らしく、淡々と。
結局、ワコが学園祭のキスの相手役として
名乗りをあげるための決心を
それとなくさせた回。
それ以上でも以下でもない。

余り残り話数から考えて・・・というのは無粋なことだけど、
しかし、ここからどこに向かうのだろう。

ワコの決心によって、ケイトもまた何か決心するのだろうか。
例の「お勤め」の話もスルーされたままだし。
決心といえば、カナコもかな。
大人銀行は、どうも動機が別のところにありそうだから。

もともとシルシ持ちだったベニオやケイトたちが、
おそらくは、この島から出たい、というのが動機なのに対して、
カナコは、そうやって外界に曝されるサイバディを
国際!平和のために管理下に置くのが目的だから、
その目的に叶う側につくのが合理的。
しかも、今までの描写からすれば、
カナコはその決心ができる合理性を持ち合わせている。

結局、ワコ、ケイト、カナコ、あたりの動きが、
ズルズルしているヘッドとスガタを動かすことになるのかな。

いや、タクトはもはや絶対無敵の素敵主人公路線を外しそうにはないからw

とはいえ、やはり21話というのに、物語がこの状態というのは、
ある意味、奇跡。

なんだろうな、最初からずーっと、エンドレスエイト的な展開が、
少しずつ微妙に改変させながら続いているって感じかな。

この作品の持つ、演劇的で、かつ、往年のフランス映画を匂わす雰囲気は、
そろそろ終盤に向けて、もとい、終盤として、
登場人物たちが感情を爆発させつつ吐露する祝祭的な場面に突入しないと、
収まりがつかない気がするのだけど、ね。

やっぱり鍵を握るのは、外界と接点を持つカナコ=大人銀行なのだろうな。
(というか、ベニオ、もう完全に影薄いしw)

タカシが戻ってきたところで、カナコが状況の主導権を取るべく、
ヘッドを出し抜くような、策士的展開に期待!

まぁ、タクトが爽やかであればそれでいいという気もするのだけど。

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