夢を人質にとるか・・・
夢=希望を主題にするからか、この物語は結構重い。
ただ、その重さがストレートに伝わる作り方は嫌いじゃない。
無駄にハーレム設定が多い最近の物語の中では、
夢路がちゃんと地に足をつけて何かに向かおうとするところは好感が持てる。
それをメリーとちゃんと責任を分けあいながら、というのもね。
物語の舞台が、夢とうつつのあわい、にあるからかもしれないけれど、
自分自身の気持ちがよくわからない、
けれど、何かをしたい、
という感じにとどまっているところがやっぱりいいのだろうな。
だから、無理矢理に恋愛関係=独占欲の発現にならない。
そうではなく、好意というか、友愛、というか、
相手のことを気にかけてあげたい、という微妙なところにとどまっているのが、
不思議な感じ。
いや、夢って、本来、その人の潜在意識を含めて本音が発露されるところでしょ、
で、その本音が発露される場所が主な舞台になるからこそ、
むしろ、曖昧な気持ちが記される。
もちろん、そこが本来の居場所である夢魔は、
そこで、極めて強い感情(殺意を含めて)を発露してしまうわけだけど。
今回面白かったのは、エンギと由衣のパートナーぶり。
現実の世界で、入れ替わりをするさまは、
そこだけ見てれば、一種の多重人格のようにも見えなくもないし、
デイドリームの世界になれば、二人は、それぞれの姿で、分離した個体としてある。
むしろ、エンギが由衣の無意識の結晶のようにも見える。
なんだろう、テーマ的にはどこかで夢分析、精神分析的にも見えてくる。
だから、メリーが、夢と希望を、並列して語るのはうまい。
今ある夢=現実と、遠くに仰ぎ見る夢=希望が、混在している。
だから、この物語は、とても詩的にも感じられてくる。
きっと、夢をこういう曖昧なものに上手くとどめているのが、
情感のある物語になってるのだろうな。
ホント、不思議な物語だ。
夢=希望を主題にするからか、この物語は結構重い。
ただ、その重さがストレートに伝わる作り方は嫌いじゃない。
無駄にハーレム設定が多い最近の物語の中では、
夢路がちゃんと地に足をつけて何かに向かおうとするところは好感が持てる。
それをメリーとちゃんと責任を分けあいながら、というのもね。
物語の舞台が、夢とうつつのあわい、にあるからかもしれないけれど、
自分自身の気持ちがよくわからない、
けれど、何かをしたい、
という感じにとどまっているところがやっぱりいいのだろうな。
だから、無理矢理に恋愛関係=独占欲の発現にならない。
そうではなく、好意というか、友愛、というか、
相手のことを気にかけてあげたい、という微妙なところにとどまっているのが、
不思議な感じ。
いや、夢って、本来、その人の潜在意識を含めて本音が発露されるところでしょ、
で、その本音が発露される場所が主な舞台になるからこそ、
むしろ、曖昧な気持ちが記される。
もちろん、そこが本来の居場所である夢魔は、
そこで、極めて強い感情(殺意を含めて)を発露してしまうわけだけど。
今回面白かったのは、エンギと由衣のパートナーぶり。
現実の世界で、入れ替わりをするさまは、
そこだけ見てれば、一種の多重人格のようにも見えなくもないし、
デイドリームの世界になれば、二人は、それぞれの姿で、分離した個体としてある。
むしろ、エンギが由衣の無意識の結晶のようにも見える。
なんだろう、テーマ的にはどこかで夢分析、精神分析的にも見えてくる。
だから、メリーが、夢と希望を、並列して語るのはうまい。
今ある夢=現実と、遠くに仰ぎ見る夢=希望が、混在している。
だから、この物語は、とても詩的にも感じられてくる。
きっと、夢をこういう曖昧なものに上手くとどめているのが、
情感のある物語になってるのだろうな。
ホント、不思議な物語だ。