BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法先生ネギま! 第320時間目 補足 ネギvsファイトのバトルについて

2011-03-10 20:14:26 | UQH/ネギま!
前のエントリーで、ネギとフェイトのバトルはもういいから、物語を進めて欲しい、と書いたけど、ちょっと補足しておく。

いや、これ、単純に、最初からネギが「きちんと闘う」気がないでしょ。
「トモダチ」になりたい、といって。

で、その話が宙ぶらりんのまま、バトルシーンを急いでいるから、
どうしてもバトルに身が入らない。
だから、戦闘シーンも、単純に迫力に欠けるし、
バトルによって何か物語が動くような気がしない、のね。

つまり、最初から、消化試合にしか見えない。

常にネギは「戦いたくない」という気持ちを持ちながら戦ってるのは確かなんだけど、
今までは、そうした気持ちをとりあえずは棚上げにするステップが事前にあった。

超鈴音とのバトルであれば、ユエの説得とかね。

というか、超戦の時は、ずっと、なぜ超と闘うのか、というのを、
ユエに限らず、クラスの面々と議論し続けてきて、
いよいよ、超を何とかしないことには事態は収まらない、
というところまで追い詰められてはじめて、それでも渋々ながら、
ネギは超との戦いに臨んで、
そして、絶対止める!、という決意の下で戦った。

だから、あのバトルは手に汗握るものがあったし、
途中、二転三転する駆け引きや心理戦を含めて、
面白みがあった。
超の魔法という奥の手を含めて。

そういうプロセスがあったから、その戦いの果てにもカタルシスがあった。

ところが、今やってる、フェイトとの戦いは、
そういうプロセスが全く無く、
ただただ、なかば駄々っ子になったフェイトを黙らすためのものでしかない。

しかも、最初に書いたように、ネギは、フェイトとはトモダチになることを希望し、
目的も、バトルではなく、魔法世界消滅を救うことに向けられている。

消化試合といったのはこのあたりが原因で、
要するに、バトルが終わった後のことが、最初からもう予告されている。
これじゃ、バトルそのものにのめり込むことはない。

加えて、超戦の時のように、クラスのみんなが助言をして
ネギの心を支える、ということをするわけでもないし、
バトル上のピンチがあったときに、
援護や仲裁に回る仲間もいない。

数少ない達人クラスの刹那や龍宮は最初から別戦闘に臨んでいて、
そもそもこのフェイト戦を見ていない。

楓や小太郎は、フェイトズとの戦いで既に離脱。

意外性のハリセン女wである明日菜は、物語の当事者としてコアに据えられ、動けない。

いや、だから、もう、ネギとフェイトを勝手に戦わせるしかないわけで。


だから、二人の戦いそのものに割り込んで、バカ者!と怒鳴る役割は、
もはや、同レベルの怪物である、エヴァしかいない。

その意味で、真エヴァが物語に絡む場所に登場してくるのは必然なんだよね。

で、ようやくエヴァがご登場いただけたわけで。。。

こういうわけで、ネギvsフェイト戦はとっとと終わらせて欲しい、と思っていた。

どう考えても、この展開は袋小路だから。

このあたりは、ホント、ドラゴンボールと同じで、
主人公の強さがインフレを起こしすぎて、誰もついていけないところまでいくと、
同じレベルで物語をかき回せるキャラがいなくなってしまって、
どうにも話が煮詰まってしまう。

そういうこともあって、この先、物語を回すなら、魔族編への突入しかない、と思うのだよね。
パーティの戦力のレベルをもう一度整えて臨んでいく。

でないと、トモダチになった、ネギとフェイトのツートップの物語にしかならなくて、
それはどうにも厳しい。

個人的には、魔法世界が人造世界だということが判明した辺りから、
凄腕ハッカー千雨の活躍を期待していたのだけど、
つまり、力はないが、知恵はある、という人の登場を願えると思ったのだけど、
どうも、ここのところの様子を見ると、
ネギは、その部分の開発力も「人外」クラスになってる、というのが千雨評だから、
千雨が状況をリードするということもありえない。

要するに、ネギがスーパーになりすぎた、ってこと。

足りないところ、未熟なところがあればこそ、クラスのみんなが、それを補って、
叱咤激励することで、物語を動かすことができたし、
実際、それを通じて、ネギも成長することができた。

多分、もともとあったネギま!の面白さはそういうところにあった。

加えて、魔法というのは、力だけでなく知恵も必要なところがあって、
そこで、少しばかり「お姉さん」なクラスのみんなが助言することができた。

でも、今のネギまはそういう要素がゴッソリ抜けてしまっている。

これは、一度、それこそ、エヴァあたりに、バカ者!、初心に戻らんか!とか怒られないと
どうにもならないと思うのだよね。


・・・と、まぁ、こういうこと。

ネギをもう一回未熟な10歳の子供に戻すような契機をどう作るかが、
この先の物語のホントのところの課題だと思う。

でないと、それこそドラゴンボールみたいに、いきなり魔法世界消滅リミットの、
約10年後とかに物語内の時間が飛んでしまって、
10年後の、二十歳の青年になってしまった、ナギ似のネギが活躍する話になってしまう。

でも、さすがにそれは誰も望んでないことだと思うのだけどね。


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これはゾンビですか? 第9話 『はい、脱ぐと凄いんです』

2011-03-10 14:22:45 | Weblog
タイトルは相変わらずアレだが・・・w

今回は、ネットだとシリアス回でつまらん、という声が多いようだが、
十分面白かった。
むしろ、原作未読が功を奏したって感じかな。

シリアス回というよりは、いろいろと背景説明がされてきたという感じで、
まぁ、トモノリの変質?変身?が一番驚いたかな。
あと、大先生のムチャクチャぶりも。
でも、それくらいじゃない?

どうやら歩には、大先生も注目する力があるみたいだし。

ユーの失踪、というのは確かに気になるが、
そのあたりの話が一度は前面に出てくれないと、
逆に、あまりに話がカオス過ぎてw 未読者としてはついていけない。
なので、普通によかったと思う。

気になるのは、むしろ、ハルナとセラの方かな。
前回、ハルナがイライラしていたように
すっかり、トモノリに物語を持って行かれてるから。

というか、原作未読者としては、

ハルナっていつまで普通の人やってるの?

とか、

セラの目的ってなんなの?

って方が気になるかな。
だんだん、二人ともお話の本筋には直接関わらない、背景・空気キャラのようになってきたように思えるから。

ということで、残り話数も少ないことを考えると、ここからはユーの捜索をメインに客観の物語背景も紹介しながら、大団円に向けて走りだす、ということなのだろうな。

そうそう、トモノリってこれからも出るんだよね?
結構大事な役割をになっているように思えてきたから。

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