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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー 第1巻 感想2: 本当はアニメの『来訪者編』の終了直後に『メイジアン・カンパニー』を始めたかったのだろうな。

2020-10-20 01:08:18 | さすおに
来訪者編を見直してて思ったのだけど、コロナがなければ、アニメの来訪者編が9月末で終わって、その直後に「メイジアン・カンパニー」を始めたかったんだろうな。

というのも、メイジアン・カンパニーの柱って、来訪者編の冒頭でパラサイトが属するカテゴリーとして、SB魔法を引き合いにしながら言われた「妖術」だから。

そのためにも、来訪者編は9月に終わらせたかった。

というのも、来訪者編が終わってからの、達也と深雪が2年間の高校生活を送る間には、結局、パラサイトが巻いた様々な謎は、事実上、何も解かれずに終わってしまったから。

ただ、光宣を介してパラサイトの能力が達也の敵になっただけで、パラサイトはどこから来て、もともとどの様な存在なのか、という謎は手つかずのままだった。

ただ、「幻術」の世界は、来訪者への冒頭で少し語られていたように、達也の師匠の八雲が本来扱ってきた領域なんだよね。

ただ、来訪者編の段階では、八雲の正体ってまだわかってなかったから、そもそも魔法の埒外にある妖術の話に至るルートがまだなんにもなかった。

これもまた、来訪者への冒頭で達也が言っていたように、達也たちの世界では、百年前にはオカルト扱いされていた魔法が、体系化された科学技術として扱われているわけで、その意味では実は解明の手順がわかった「既知」の領域。

それに対して、妖術の方は、魔法という科学技術ではまだ扱えない未踏の地、「未知」の領域であって、その限りで、達也たちに時代における正真正銘のオカルトになる。

それでも、科学技術で解明できないからといっても、祈祷師や呪術師の実践に見られるように、事実として使えるオカルトは存在するということ。

そうした魔法の埒外の世界を扱うのが幻術の世界。

そして、それを、来訪者編からようやくストレートに受け継いで物語を駆動する謎として扱うのがメイジアン・カンパニー編なのだと思う。

そういう意味では、来訪者編が終わって、幻術の「妖しさ」についてなんとなくイメージができたところで新章開始!にしたかったのだろうな、と思った次第。

というか、八雲師匠や、彼が御庭番的に仕える元老院!とか出してきたら、今まで以上のの謎!に向き合わないと面白くない。

多分、気分的には『帝都物語』の平将門的な国家の英霊wみたいなものがきっと出てくるんだと思うよw

きっと魔法師開発のために第一研から第十研まで国家が設置した時に、そのナンバーズからはみ出た存在が絶対いたはずで、それこそが妖術師だった、ってことになりそうだし、その意味では、パラサイトのように、異世界からの侵入者に備えるMIBwみたいな奴らがきっと元老院の直轄にはいると思うなw

その意味では、国家戦略魔法師なんて、所詮は人間どうしの、国家どうしの争いに過ぎなくて、元老院は、きっと地球の危機wについて備えているんだよね、MIB的に。

いやバカバカしい話だけど、でも、光宣を、サンダーバード5号のように衛星軌道に常駐させるようなバカバカしさがオーケーなら、異なる世界からの侵入者、って絶対出てくると思うのだよね。

で、きっと、その末裔が妖術師=ソーサラーなんだよw

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