BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 第16話 『親子げんか』 感想

2021-11-01 16:19:52 | 無職転生
いやー、これは想定外の展開。

まさか、ここでルーデウスが父パウロと出会うことになるとは。

しかも、パウロはグデングデンの酔っ払いなのに剣技が凄まじく、

ルーデウスは、パンツマンのくせに魔眼と魔法で応戦する、

というバカバカしさ。

パウロのクズさが目立っていたのは間違いないから、普通なら、パウロ、ヒドイ父親!ってことで納得できそうなところだけど、

しかし、ルーデウスの中の人(CV杉田)の精神年齢はパウロよりも上で、かつ、彼のエロ妄想の内面はずっと視聴者には知らされてきていたので、ルーデウスも大概じゃないか?と、やっぱり思ってしまう。

要するに、ふたりともクズってことで。

そのクズどうしの親子げんか、というのだから、見てる側は、取り付くしまがない。

というか、作中のパウロの取り巻きからすれば、この父にしてこの子あり、って感じで、ずっと冷ややかながら、生暖かい感じで眺めていたんだろうな、って思うよ。

クズの息子はやっぱりクズだ、ってことで。

実のところ、ここまで見てきた範囲では、ルーデウス、頑張ってよな、意外と、と思うものの、しかし、目の前にある、自分たちのこと以外は一切知恵が回らなかったのは、たしかにイタイ。

いや、ルーデウス、超イタイ!と感じるのは、結局のところ、30歳を過ぎたおっさんのくせに、ずっとひきこもっていたがゆえに、一切、社会的な、周りの人たちの動きを想像することができなかった、ってことで。

これは、2回目の人生を送っている中の人からすると、痛恨の極み、だよね。

だって、まさに前世の因果がここでまわってきたわけだから。

というか、前世のツケがまわってきたわけだから。

30超えた大の大人が、社会がどう動くか、他人がどうこの状況を見るか、ということに一切頭が回らないとしたら、それは、精神的にはまじで子どものまま、ってことだから。


もちろん、パウロがクズだけど、パウロからしたら、小さいときからなんでもかんでも如才なくこなすルーデウスは、きっと自分とは違う聖人とか賢人っぽい存在だと思っていたのだろうな。

でも、いざ再会してみたら、パンツを被って自分に挑んでくるただの変態だった、ってのを見せつけられたわけで。

まぁ、だから、パウロからすれば、いろいろと真剣に不甲斐なくて、ルーデウスに期待した自分の愚かさや、実際のルーデウスのクズっぷりとかに、どうにも腹がたってしまって、思わず息子に手をあげてしまった、ってことなのだろうな。

だから、あのルーデウスをボコったのは、半分は自分にむけてのもので。


ということで、よくもまぁ、こんなシチュエーションを創ったものだ、と、ちょっと作者に感心したのは確か。

クズをクズのままずっと描いてきてなかったら、こんなクズどどうしのどうしようもない親子げんかなんて起きようがないから。

となると、問題は、このあと、パウロもルーデウスも、ちょっとは真人間になれるのかどうか? なんだろうな。

道のりは長そうだけどw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワンピース-ONE PIECE- 第1030話 『諸行無常の響きあり』 感想

2021-11-01 00:22:27 | ワンピ
久しぶりにアプーとドレークが出てきたと思ったら、

下半身だけ走っていく錦えもんがでてきたり、

その錦えもんの上半身のそばで死にたいになっているカン十郎が、今更ながらオロチと連絡を取り合ったり、

そのオロチが、ヤマトが向かっている武器庫に火をつけようとしていたり、

VSビッグ・マム戦で、キッドとローが、それぞれ悪魔の実の能力の「覚醒」を使ってみたり、と。

なんかめちゃくちゃだな。

サブキャラの活躍の在庫一掃というか。

その傍らで、まだルフィやゾロ、サンジはそれぞれカイドウ、キング、クイーンと大戦中という。。。

さすがに、とっちらかりすぎじゃね?


まぁ、やっぱりしぶとく生きていたオロチの相手をするのが、この流れだとヤマトになるのだろうな。

一応、オロチも悪魔の実の能力者だし。

うーん、しかし、それにしても、もはや戦線が拡大しすぎて収集がつきようもない、という感じだなぁ。

どうすんだ、これ?

あ、そうだ、キッドとローが、すっかり忘れていた「覚醒」能力を使ってきた、ということは、きっとルフィも「覚醒」してカイドウに勝つ、ということだよね。

一体どんな能力になるのか。

正直言って、以前にドフラミンゴが使った「覚醒」に比べると、キッドにしても、ローにしても「覚醒」の能力が、なんか場当たり主義的な能力でしかなくて、ほんとに、それ「覚醒」なの?としか思えない。

ルフィの覚醒は、きっと「不動明王」なのだろうな。

でもそうなると、ワノ国の伝承からして、前任の「ゴムゴムの実」の能力者が先代の不動明王だったってことになるのかね?

でも、このルフィの覚醒もあわせて、今回の鬼ヶ島決戦で、ルフィ、ゾロ、サンジ、の3人が、それぞれパワーアップする、ということか。

で、その能力をもって、これから始まる海軍を巻き込んだ「世界大戦」に臨む、ということなのだろうな。

なんか、話のスケールがどんどんでかくなっていくけど、これ、ホントになんとかなるのかな?

ともあれ、この感じだと、今年中にワノ国編に決着がつくのはやっぱり難しそうだな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

86 -エイティシックス- 第16話『それでも』 感想

2021-11-01 00:19:21 | エイティシックス
いや、いいねー、今回はゾクゾクした。

前回の会話劇から一転して、戦闘アクション劇へ。

静から動への大転換。

ホント、第2クールになって化けたな、エイティシックス。

ストーリーもアクションも、戦闘の目的も戦略も。

第1クールよりも遥かにクリアでわかりやすく、そのうえ、面白い。

特に、今回は、シンの率いるノルトリヒト戦隊、とりわけシンたち5人の「死神部隊」の大活躍ぶりがすごかった。

っていうか、シンの機動性の高い戦い方は今までにも描かれていたけど、今回、初めて彼ら5人の戦い方の個性が、きちんと描かれていた。

クレナは長距離スナイパーで、アンジュは絨毯爆撃による掃討型だったのね。

女性2人がともに遠距離戦闘型なのに対して、ライデンとセオは近距離戦型で、まさに陸戦歩兵タイプw

やっぱり最後まで生き残っただけのことはあるよね、この5人!

というのが丁寧に描かれて大満足!

ようやく5人それぞれのキャラが経ってきた気がする。

まぁ、それは仕方ないよね、第1シーズンのときは、そもそも誰が生き残れるのか?が、物語の駆動要因だったわけだから。


その一方で、レギオンの大攻勢が始まって、レーナたち共和国もその対応に迫られてしまったわけで。

なんか、気分は完全にガンダムSEEDとかガンダムOOだよね、これw

戦火の中、シンとレーナのように、陣営を別れて戦い続けるところは、アスランとカガリのようで、SEEDっぽいし、

スナイパーや掃討型といった、スピアヘッド部隊の戦闘スタイルの振り分けはOOっぽいw

まぁ、だからきっとわかりやすく面白くなってきたとは思うのだけど。

第1シーズンは、とにかく戦闘の理不尽さと、共和国と豚っぷりがひどくて、どこに焦点を合わせていいかわかりにくかった。

でも、ここのところ、第1シーズンを、まとめて見直してみたら、そのあたりはすっきり入ってきたので、初見のときは、細切れでみてしまったのがいけなかったのだな、と反省した。


ということで、いや、これ、マジで面白いよ。

実はシリーズ構成がよく練られているのもわかってきたし。

だって、あの9話だっけ、勝手に進軍したシンたちのピンチのところで、超グレてしまったレーナが上空からの絨毯爆撃で戦況を一変させたところとか、画面の作りもセリフの掛け合いも、最高だったから。

初見のときはただポカーンとしてしか見れていなかったけどw

これなら原作に手を出してもいい気がしてきたw

次回から、どうやら怒涛の展開が待っているようだし。

いや、ホント、楽しみだ。

はたして、レーナは戦局を変えることができるのか?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする