あーそうか、最後はラナー大活躍の回か。
というか、これまでのナザリックの王国侵攻の青図を裏で書いていたのがラナーだったんだよな。
クライムと永劫の時を過ごすための対価として。
でも、もともと第2王子からラナーのヤバさについては2期の頃から言及されていたから、ようやくその本性が、ラナー自身の手によって明らかにされただけなのだけど。
なので、王国侵攻を茶番と言うか、ラナーによる大願成就と見るか、は微妙なところ。
でも、『オーバーロード』の面白さが、悪とはなにか、悪虐とはどのような行為か、そういうテーマを、あくまでもコメディとして提供していると頃にあると思っているので、やっぱり、このラナーの「本心からの悪魔」バレは、このシリーズの中では白眉のエピソードだと思った。
なんか、王を殺すときくらい、レイプ目にしておいてくれ、とかいう人もいるようだけど、それは全然ダメ。
ラナーのポイントは、正気で気が狂ってるんだから。
というか、世界を見る価値観が悪魔のものなのだから。
当たり前のように悪虐ができるのが重要で。
そういう意味では、ラナーの場合、なにかの手違いで人間として生まれてしまった、という感じで、その違和感をなくすために、悪魔になる道を選んだ、ということ。
ちょっと語弊はあるけど、性転換を望む人たちに近い。身体と心にズレが生じているというか。
だから、そのズレを解消できたという点では、ラナーは本当に幸せだったのではないか。
ただ、そのために悪魔と契約しないといけないのは、物語として非道だし、
その道行に、自らは望まないまましかし悪魔にまでされてつきあわされるクライムは不幸の中の不幸モノ、って感じ。
ガゼフやクラインが騎士道や武士道を貫いて死を選べたことが、逆に尊いものに思えてくる。
という、諸々のことを含めて、ラナーの悪魔化話は興味深かった。
圧倒的に主役は彼女だよね、アインズじゃなくて。
というか、アインズはあくまでも物語の進行役くらいでしかない。
そのアインズの世界で、悪魔も人間も翻弄される様を描くのがいいところ。
最後のレイブン卿なんて、そのさいたるもの。
よりによって彼だけが生き残るのだもの。
大虐殺のときに、レイブン卿を逃がすのに命を散らした冒険者たちは浮かばれないよね。
そういう皮肉も含めて、面白かった。
というわけで4期も終わり。
とりあえず、聖王国の映画をやって、5期はまた数年後なんだろうな。
そこまでひっぱるのかどうか、KADOKAWAがあんな感じだとわからないけど。
というか、これまでのナザリックの王国侵攻の青図を裏で書いていたのがラナーだったんだよな。
クライムと永劫の時を過ごすための対価として。
でも、もともと第2王子からラナーのヤバさについては2期の頃から言及されていたから、ようやくその本性が、ラナー自身の手によって明らかにされただけなのだけど。
なので、王国侵攻を茶番と言うか、ラナーによる大願成就と見るか、は微妙なところ。
でも、『オーバーロード』の面白さが、悪とはなにか、悪虐とはどのような行為か、そういうテーマを、あくまでもコメディとして提供していると頃にあると思っているので、やっぱり、このラナーの「本心からの悪魔」バレは、このシリーズの中では白眉のエピソードだと思った。
なんか、王を殺すときくらい、レイプ目にしておいてくれ、とかいう人もいるようだけど、それは全然ダメ。
ラナーのポイントは、正気で気が狂ってるんだから。
というか、世界を見る価値観が悪魔のものなのだから。
当たり前のように悪虐ができるのが重要で。
そういう意味では、ラナーの場合、なにかの手違いで人間として生まれてしまった、という感じで、その違和感をなくすために、悪魔になる道を選んだ、ということ。
ちょっと語弊はあるけど、性転換を望む人たちに近い。身体と心にズレが生じているというか。
だから、そのズレを解消できたという点では、ラナーは本当に幸せだったのではないか。
ただ、そのために悪魔と契約しないといけないのは、物語として非道だし、
その道行に、自らは望まないまましかし悪魔にまでされてつきあわされるクライムは不幸の中の不幸モノ、って感じ。
ガゼフやクラインが騎士道や武士道を貫いて死を選べたことが、逆に尊いものに思えてくる。
という、諸々のことを含めて、ラナーの悪魔化話は興味深かった。
圧倒的に主役は彼女だよね、アインズじゃなくて。
というか、アインズはあくまでも物語の進行役くらいでしかない。
そのアインズの世界で、悪魔も人間も翻弄される様を描くのがいいところ。
最後のレイブン卿なんて、そのさいたるもの。
よりによって彼だけが生き残るのだもの。
大虐殺のときに、レイブン卿を逃がすのに命を散らした冒険者たちは浮かばれないよね。
そういう皮肉も含めて、面白かった。
というわけで4期も終わり。
とりあえず、聖王国の映画をやって、5期はまた数年後なんだろうな。
そこまでひっぱるのかどうか、KADOKAWAがあんな感じだとわからないけど。