BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

よふかしのうた 第13話 『よふかしのうた』 感想

2022-09-30 17:57:46 | よふかし
あーあ、終っちゃった。

いやいい終わり方だったけどね。

それにすでに原作の方を堪能しているしw

でもなー、もうすこし、このダラーっとしながらも、ちょっと甘酸っぱい感じのお話、映像で見ていたかったなぁ。

マンガとはまたちょっと違う良さがあって。

というか、色ついたときどんな感じになるか、ものすごく考えて作ってあってよかったよ。

今回も、ハツカとのやり取りの中で、カメラを引きながら撮影している感じに映しているときに、ふとみると、窓ガラスに吸血鬼のハツカの姿は映ってないことがちゃんと表現されていて、

ああいうところで、人間と吸血鬼の間に存在としての超えられない壁があることをきっちり描いている。

にもかからず、それをコウは、勢いだけで、直球の言葉だけで破壊して突破しちゃうんだよね。

むしろ、吸血鬼のほうがコウに惚れちゃいそうになる感じで。

ホント、コウはたらしだなぁw

今回ハツカを前にして見栄を切ったときにはホント、そう思ったもの。

だって、ニコにしたって、暴れはしたけど、結局、コウを生かす方向で、ナズナを締め上げてわけだし。

コウがいうとおり、あそこにいる吸血鬼の誰一人として、望んでコウを殺すやつはいない。

それはもう確定事項だからね。

そういう意味では、一瞬だけ、ブランコに座っているところが映った星見キクだけが、本気になってコウを殺しに来るかもしれない。

まぁ、それは原作でもまだ起こっていない、でも多分、この先起こりそうな気のする展開なんだけどw

ということで、終ってしまった。

これ、2期やんないかなぁ。

どこかしら、ドラマのIWGPとか、全盛期のシャフトの手による化物語的な雰囲気もあって、なんかいい感じだったので。

後は、この先の展開が思っていた以上に面白いからw

アキラも探偵さんもいい味出すからなぁ。

新キャラの人たちも可笑しいしw

あー、そうそう、「よふかしのうた」って、EDに流れてる楽曲のほうがさきにあって、それにあやかってつけられたタイトルだったんだね。

びっくりだよ。

でもなんかしっくりするから不思議。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIV 第11話 『過酷(エンドレス)』 感想: やっぱりここで終わるのか、ベルくんとリューさんの苦闘は終わらない。。。

2022-09-30 12:17:45 | ダンまち
あー、そうだよね、ここで終わるよね。

深層37層で、ボロボロの身体で残されるベルくんとリューさん。

で、続きは1月から・・・、とは。

なんだか、原作13巻読後の悲劇アゲイン!って感じだよ。

まさか、投げっぱのままで終わった13巻の絶望を、再び味あわせられるとはw

あー。


しかし、改めて映像で見ると、この13巻末のベルくんの勇姿については、主人公補正がちょっとやりすぎって思ったかなw

それくらいベルの復活があまりにも都合良すぎたでしょ。

マーメイドの生き血、すごすぎ。

あと、あんなに水の中で生き血を流し続けたらもったいないんじゃないの?って思ったり。

で、そうしてジャガーノートの前に再び現れたベルくんだけど、

いや、リューさん、まずはベルくんの右手がちゃんとついて動いていることに驚こうよ!って何度も思ってしまったw

文字で読んでる分には気にならないけど、映像になると、さすがにちょっと、って思わないではいられないくらいの主人公補正w

でも、そうなるとこの先の原作14巻の部分も、映像で見せられると、えー、それありかぁ?ってことになりそうだなぁ。

14巻ってとにかく、これでもかこれでもか、というくらいにベルやリュー、さらにはリリたちも痛めつけられ続ける話だから。

問題は、そういう陰惨さ表現が映像でどこまで再現できるのか。

作り手の表現技能としても、いわゆる暴力の表現コードにしても。

というのも、最後のモンスターの腹の中から出てきたベルとリューだけど、原作であったような、モンスターの胃液で消化され続けた結果、皮膚がただれていた、という感じにまでは描かれていなかったから。

14巻ってとにかく心身ともにベルとリューがギリギリまで追い詰められた事実があったからこその、最後のカタルシスになるので、途中が半端な表現止まりだと、結構興ざめしそうな気がするくらいなものなので。

どうか徹底的にベルとリューを痛めつけてやって下さいなw

といっても、14巻の前半はむしろヴェルフたちの強化イベントしての階層主討伐の話だったはずから、なかなかね。

でもそれもベルとリューが深層で耐乏生活を強いられていた、という苦痛の時間をリアルにするためのものだったからやむを得ないのだけど。

あとは、リューがすでに死んでしまったアストレア・ファミリアのことを回想するシーンで占められるはずだから。

だから構成的には、結構、リゼロのシーズン2に似ているところがあって、多分、ブツブツと回想シーンが入って、本編が進まない、という感じの構成になると思う。

で、リゼロのシーズン2が不評であったことを考えると、ダンまちも気をつけないと二の舞いになってしまうかな、と。

なので、1月からの深層編は、なかなかドキドキさせられる。

読んで面白かったものが、必ずしも映像にして面白いわけではない、という事例のひとつになってしまうかもしれないから。

ともあれ、1月まで3ヶ月待ち。

といっても、その間に、アストレア・ファミリアの外伝?(ゲームシナリオのノベル化らしいが)が3ヶ月連続で刊行されるので、なんだかんだ言って、そちらを見てしまうのだろうな、と思ったり。

その後、年が明けてから、ようやく本編の続きの18巻も出るようだから。

ちょっと出版社に踊らされているようにも思うけどね。

でも、18巻で展開されるはずのフレイヤ・ファミリアとのウォーゲームは楽しみなんだよな。

しかし、1月からの深層編で14巻までやったら、そのままフレイヤ/シル編に行く、というよりは、外伝のソード・オラトリアのダイダロスアタックや、フレイヤ様の昔話のほうとか、も映像化しておかないと、多分、本編と辻褄が合わなくなると思うのだけど、どうなるのだろうね。

ただ、ソード・オラトリアは、1期が盛大にコケたので企画としては通りにくいかもだけど。

ダンまちは、良くも悪くも、本編以外の話も含めてユニバース化してきているので、そちらも補わないとわかりにくくなっているのが玉に瑕。

読む分にはおもしろいんだけどねー。

ともあれ、1月を楽しみに待とう。

4期は作画クオリティも良かったので、このままの質で深層編に行ってくれ!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サマータイムレンダ 第25話 『ただいま』 感想: 最後まで丁寧に作られた物語で大満足! 潮、よかったね!

2022-09-30 11:04:10 | サマータイムレンダ
前回で、シデもを倒し、ヒルコの襲来も消去し、ウシオが世界の再構築をしようとして終わったところを受けての最終回。

要するに、ループを抜けた先の「未来」を実感するエピローグだったわけだけど。

うん、よかった!

もちろん、このエピローグの内容もすでに知ってはいたけれど、原作とはまたちがって叙情のあるつくりで仕上がっていたと思う。

なによりも島の人びとの日常が回復されたことが随所で表現されていてよかった。

それに、前回の最後でハイネが願ったとおりに、彼女がちゃんと成人した竜太郎の娘として登場したところもね。

再登場したひづるが、本編の時と同様に、慎平の話をちゃんと「あり得べき」物語として理解し、その出所を並行世界に定めるところとかも。

それをネタにして『サマータイムレンダ』なる小説を書こうとするのは、まぁ、ちょっと、作者、やりすぎじゃない?とは思ったけどw

でも、ひづる、という物語の効果に理解のある人物がいたからこそ、最初の頃は慎平は立ち上がることができたんだよな、って改めて思った。

なので、やっぱり、この作品、人物の配置が物語の展開にきっちりとハマっていて、びっくりなんだよ。

もちろん、メインの話は、慎平と潮の悲恋にあるわけだけど、その背後で、ひづると竜之介、そして波稲の過去の話がちゃんと効いてくる。

前回の感想でも書いたように、アニメでは、このループの物語を起動させて潮/ウシオにループからの脱出役を任せたのが、そのそも波稲だったことを思うと、ホント、このひづる、竜之介、波稲の3人は、物語に不可欠なバイプレイヤーだったんだよね。

潮と慎平が7月24日の惨劇を回避しようと懸命に戦ったの対して、ひづるたち3人は、その大本を叩かなくちゃいけないと思いながら、3人ともがかつて「失敗」してた人物として登場していた。

だから、3人が3人の方法で「贖罪」を試みようといていた。

過去のやり直しを望んだのは、慎平と潮以上に、ひづる、竜之介、波稲の3人だったんだよね。

その、この物語の根底にある「原罪」について、この最終話はより伝わるように描かれていたと思う。


まぁ、そういうところが、アニメの面白いところだよね。

マンガの方は強調したいキャラや場面を切り出して示すから、慎平と潮が前面に出てきて、後は皆、程度の差こそあれバイプレイヤーになってしまうけど、

アニメの場合は、コマのあいだをちゃんと動きで補わなきゃいけないから、それによって各人の行動の意味が言外で示されることになる。

要するに、ちょっとした動作やしぐさで、心情や意図を描くことができるわけで、ひづる、竜之介、波稲については、その点の補強が全25話の中で緻密になされていたんだな、と思う。

そういう意味では、終盤、原作とはちょっと違って、物語の厚みが増していたよね。

まぁ、そう感じるのも、第24話の最後でウシオが、自分がハイネに選ばれた理由に触れることで、物語起動の最初の一撃である、波稲が潮をコピーした意図が明らかにされたからだけどね。

あれはやっぱり大きかったなぁ。

見方がかわったもの。

でも、そういう、終盤で明かされた真実によって、それまでの物語全体の解釈にブレが生じるところが、ループものの面白いところだけどねw


ということで、とにかく面白かった!

アニメという原作の翻案を得たことで、原作の方の読みにも深みが増したので、なんかこうやって書いていると、いくらでも新たな解釈が浮かんできそうなのだけどw

慎平についても、潮についても。

もちろん、澪やひづるについても。

なので、もしかしたら、この後、また全25話についての感想とか書くかも、だけど、とりあえず、今はこのあたりで。

ただ最後にひとつだけ。

やっぱり潮の物語だったんだよね。

オリジナルの潮が殺された時点で、ウシオの行動は、いわば潮の残留思念、亡霊のようなもので。

その潮の怨念が、たまたま得ることができた波稲の「影」のボディを得たことで、現実世界にとどまることができた。

その時限付きの現実世界への残存が、全てだったんだよね。

なので「影」とはよくいったもので、本当に影だったんだよね、潮の。

その潮の未練があったからこそ、慎平は仮初のリーダー役を務めることができた。

怨霊になってもおかしくなかった潮が、聖霊として慎平の守護者になった。

それだけ聞くとなんだかFATEみたいだけど、でもまぁ、そこに意味があった。

そもそも、潮は殺された時点で、慎平と恋に失敗して、いわば「失恋」していたわけだから。

そういう意味では2クール目のEDは、最高だったね。


とまれ、こんな感じで止まらなくなるのでw、とりあえず今はここまでw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする