BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

義妹生活 第2話 『取引と目玉焼き』 感想: いい意味で先が見えなくて面白い。

2024-07-12 01:02:29 | Weblog
第1話はとりあえずキャラと設定の紹介でほとんど終わってしまったのでどうなるのだろう?と思っていたのだけど、なんとなく今回で方向性はわかった。

意味のある物語というよりは、成長とか、文字通りの思春期とかを、沙季と悠太の二人を通じて、描いていく感じだね。

義理の兄妹?姉弟?という設定は、恋人とか友人とかとにかく二人でいるための外枠を無理やり押し付けないための、結構、無理した設定だよね。

今回あった、この間まで赤の他人だった二人の男女が、他に誰もいない部屋で二人で食事をしながら会話をする、そういう状況を生み出すための舞台装置。

そういう意味では、アート系の映画にあるようなテイスト。

嫌いではない。

事実上、沙季と悠太の二人の会話劇が全体の多くを占めるけど、二人の演技も悪くなくて、余韻や余白もある。

いいね、これ。

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小市民シリーズ 第1話 『羊のきぐるみ』 感想: 『化物語』と『氷菓』と新海誠のリソースを全部使ってうまくアレンジした感じの作品だった。いいね。

2024-07-12 00:50:12 | Weblog
まさか『春期限定いちごタルト事件』とか、アニメでやる日が来るとは思ってなかったよ。

驚いた。

で、この第1話を見て、更に驚いたw

あれ、この物語って、こんなにスッキリした世界観の話だったっけ?って。

それこそ、西尾維新の『物語シリーズ』みたいw

米澤穂信の世界ってもっとのっぺりした、それこそ田舎らしい田舎だと思っていたのだけど、これはもっと人工っぽい。

いま、ちょうど「オフシーズン」とかの物語シリーズをアニメでやっているけど、本家のあちらよりも、この小市民シリーズのほうがよっぽどそれっぽい。

もちろん、米澤穂信といえば『氷菓』があるけど、あちらが全盛期の京アニらしく、過剰なまでに作画が作り込まれていたことに比べれば、小鳩くんも小佐内さんもどちらも、もっと写実的でスッキリしている。

うん、このキャラデザと作画はいいね。

ふたりともCVも合っているし。

原作は随分前に読んだけど、いつまで待っても「冬季限定」の話がでなかったので、てっきりもうシリーズ的には打ち切りになったのだと思って、古本屋煮出してしまったのだけど、このアニメ化を機に?とうとう『冬期限定ボンボンショコラ事件』が出たことを知って、あー、失敗した、って思ったw

実際、今回の第1話の内容、全然覚えてなかったしw

でも、記憶の中にある印象を遥かに超えるように思えた内容だった。

まぁ、印象としては、シャフト全盛期の『化物語』と京アニ全盛期の『氷菓』を意識しながら、新海誠のイメージを映像も音楽もかき集めて、それら全部を混ぜ合わせながら現在のトーンで作り直した、って感じのものだった。

いい感じ。

次回は楽しみだが、しかし、小鳩くんも小佐内さんもホント、いいキャラとしてもらえたなぁ。

ホントにビックリだよw

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