BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season 2 第23話 『譲れない優しさ』 感想: いや、これ絶対、シーズン3が用意されているからこその、唐突に議会連合がラスボスとして降臨する展開だったんだよね?

2023-06-25 19:21:25 | 水星の魔女
この世界の理不尽な暴力の源泉としての議会連合w

いや、そうでもないとさ、

取ってつけたようなラスボス&巨大ビーム兵器の登場には、さすがに萎える!

いやいやいやいや、これはないだろ。

いきなり議会連合がペイル社の婆さん4人と組んで、クワイエットゼロの破壊ならびにデリングの失脚を狙うとか、どういうことよ?

しかも議会連合で巨大ビーム兵器の使用を許可したおっさんってどう見ても軍人だよね?

議会連合なのに軍人がこれだけのことをやる判断をするって、どういうこと?

スペーシアンの世界って、結局、ベネリットグループのような巨大企業と、実質的な軍事国家?としての議会連合のような存在しかいないってこと?

いや、これだけ議会連合が力づくで宇宙を治めようとするなら、そりゃあ、元軍人のデリングが、企業連合の形で力をためて、議会連合の暴虐に対抗しようとするだろうし、プロスペラの提案に乗って、データストリーム経由でパーメットリンクをすべて掌握する、つまりは全ハッキングする「クワイエットゼロ」計画に賛同するはずだよね。

要するに、デリングの敵は、自らかつて所属した軍属たちだった、ということで。

今風にいえば、アメリカや中国、あるいはEU、ロシア、イランあたりの核兵器をもつ覇権国の軍事的優位を無効化するために、GAFAMがIoTを普及させた後、インターネット経由で世界中のすべてのシステムを制御下に置こうとする計画、それがクワイエットゼロってことでしょ?

あるいは、ダブス会議に集まる世界の大企業の株主やCEOたちが、国連やIMF・世銀に楯突くようなものでしょ。

グローバル多国籍企業vs(米中のような)覇権国あるいは国連

という「経済vs政治」の対決を、宇宙空間に持ち上げたがの、デリングが見ている世界、ということ。

で、その議会連合の「悪代官ぶり」がこんな最終3話でバタバタと明らかにされるのは、『水星の魔女』がこの先も続くから、と思いたくなるじゃない。

シーズン3があるなら、シーズン2の最後で、真の敵が登場して、議会連合とペイル社の暴虐によって、スレッタとミオリネたちだけでなく、デリングもプロスペラも、さらにはエリクトとエアリアルまで、すべて撃沈されて敗走されて終わり、というウルトラバッドエンドもあり、ってことになる。

ガンダムOOのシーズン1の最終回のようなもの。

でも、そうではなくて、このまま次回の「最終話」で完結するとしたら、こんな土壇場で出てきた「議会連合」なる野蛮人がラスボスだった!というのは、あまりにもクソ脚本すぎる!

いや、だから、シーズン3があると信じたい、のだけどね。

その場合は、今回、巨大ビーム兵器の猛威から、スレッタやプロスペラたちを救おうと盾になった結果、大破したエアリアル、ならびに中の人?であるエリクトを、緊急措置として、現在、スレッタが登場しているキャリバーンに回収して、「エアリアルとキャリバーンの合体機w」が、シーズン3の主人公機になる!って展開になるしかないじゃない。

エリクトは完全修繕までにめちゃくちゃ時間がかかるくらいデータ領域が破損して・・・という理由で、ようやくスレッタとエリクトの二人三脚で、悪の議会連合と戦う!という展開。

そうでもしないと、この数話の流れはあまりにクソw

まぁ、もちろん、『水星の魔女』というシリーズはこれで終わりかもしれないけれど。

なんとなくだけど、プロスペラがエリクトとスレッタを救おうとして落命する、という展開ね。

なので、要は「SEED」が終わって「SEED DESTINY」が始まるような感じ。

スレッタとエリクトの駆る「エアリアルとキャリバーンの合体機」が、伝説の最強機体として再臨する!みたいな感じw

とにかく、それくらい、フェーズを変えてでも、VS議会連合戦を真のラスボス戦としてやらないと、これ、物語としてはほんとにただの駄作になりかねないから。

それにさ、このままだとエラン5号が、オリジナルのエランとペイル社に一矢報いる、という見せ場がないまま終わりそうじゃない。

せっかくあれだけエラン5号もマジでいいキャラになってきてるのだから、このまま4号のように廃棄される道を歩ませるのは悪手すぎる。


ということで、これ、サブタイを変えたシーズン3があるとマジで期待したいw


あー、そうそう、そういう意味では、グエルとラウダの兄弟喧嘩はマジで尺稼ぎでしかなかった気がするw

まぁ、シーズン3があった場合、ジェターク社が、スレッタやミオリネたちの「抵抗活動」のスポンサーになるしかないだろうから、グエルとラウダの役割分担をしていく上でも必要なエピソードだったのかもしれないけれど。


ということで、シーズン3、頼むぞ!


(追記)

ひとつわからなかったのは、前半でエリクトがスレッタたちを殲滅?しようとしたときに、データストームに干渉してきた存在がいたけれど、あれは何だったのか?

エリクトが振り向く形で邪魔をするな、と言う感じの言葉を投げかけていた存在ね。

もしかしてデースストームの中には、エリクト以外にも誰かの残留意志?みたいなものがあるのかね?

いかにもガンダムっぽいけどw

で、どうしよう、その残留思念がエリクトやスレッタの父であるナディム・サマヤのものだったりしたら・・・?

その場合、プロスペラがどう反応するか。

ともあれ、何がデータストームの中に巣食っているのだろう?
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 地獄楽 第12話 『傘と墨』 ... | トップ | デッドマウント・デスプレイ... »

水星の魔女」カテゴリの最新記事