BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ワンピース-ONE PIECE- 第1092話 『暴君くま聖地暴走事件』 感想: くまはやっぱりボニーのもとに向かってるのかね?

2023-09-16 15:36:08 | ワンピ
うーん、タイトル通り、くまの本体が暴走しているだけで、そこに赤犬がちょっかいを出してきた。

それが前半で、後半は、エッグヘッドでのVS黄猿戦。

なので、たぶん、くまが赤犬の追撃を逃れて跳んだ先はエッグヘッドで、なんとかボニーを救おうとしているのだろうけど。

ちょっとよくわからない。

ていうか、今回は構成もコマ割りも、ちょっとこれはないんじゃない?っていいたくなるくらい、ぐちゃぐちゃだった。

その上、最後にはニカ化して巨人化?したルフィが黄猿を襲ったのだけど、これはもう遠近法も含めてぐちゃぐちゃで何やってるんだか、って感じ。

もう少しスッキリした描き方ってあると思うのだけど、なんなんだろうな、このあれこれ描き散らしてとっちらかった感じは。。。

今回、ストーリーらしいストーリーがほとんどなかったので、余計に絵としてのごちゃごちゃ感が気になった。


しかし、このエッグヘッド編、気がつけば、黄猿に戦桃丸に、多分くま本体も合流しそうだから、ホント、シャボンディ諸島の再演みたいになってきた。


このまま黄猿がくたばってくれるといいのだけど、無駄にベガパンクとの交流があった分、素直に負けてはくれなさそうだな。

あー、でも、黄猿よりもとっとと赤犬を倒してほしいな。

赤犬がトップになってホント、海軍の魅力、減ったよな。

エースの恨みを含めて、とっとと赤犬には派手に見事に死んでもらいたい。

海軍といえば、ガープ中将、その後、どうなったのだろうね。

・・・って、ね? こんな感じで、もうこの漫画、あれこれシーンが入れ替わるからもう、話がとっ散らかるばかりで、読後のカタルシスや、次回へのクリフハンガーが全然ないんだよ。

あ、そうそう、最後の、眠りについていたロボの復活は、やっぱりあれ、ニカ化したルフィの影響で起動したんだよね?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変 第32話 『渋谷事変』 感想: 戦闘のバランス、悪くない? 五条先生中心でいいのに。。。

2023-09-15 16:10:40 | 呪術廻戦
うーん、なんかテンポ、悪いよね。

MAPPAの悪いところって、原作にある流れをそのまま描こうとするところだよね。

まぁ、前回の究極メカ丸の戦闘シーンでは、原作以上に描きこんでいたけどw

で、今回で言えば、バッタ戦、尺、使い過ぎでしょ。

どうせ使い捨ての雑魚キャラなんだから、あんなに芝居させる必要ないでしょ。

同じ戸惑いの間をつくるなら、本丸である五条のほうに使えばいいのに。

なんかね、そういうところがね、いまいち乗れないんだよね。

懐玉編のときのように、ここの戦闘に意味があればいいのだけど、たかが三下のバッタにあれはやりすぎでしょ。

資源は有限なんだから、もっと大事なところに使おうよ。

しかし、そうか、展延、ここで出てきてたのか。

とにかく領域展開、という設定がよくも悪くも大技すぎて、その必中必殺の領域を回避するための小賢しさが、呪術戦のポイントになっているのは、なんともしょぼいよね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第19巻 感想3: 本編のゴールである黒竜討伐にむけてダンジョン最下層の攻略が加速する!

2023-09-15 14:22:56 | ダンまち
感想1感想2からつづく)

19巻は基本的にベルくんのこれ稀での歩みを総括する物語だったわけだけど、それと平行して、物語の背景事情にも大きな変化が描かれていた。


一つには、物語の最終ゴールである黒竜討伐を完全に見据えた動きが本格化してきたこと。

それに合わせて、ダンジョンの最下層の攻略も加速しそう。

もっとも、こちらはもっぱらロキ・ファミリアの担当になるのだろうけど。

ただ、事実上、フレイヤ・ファミリアを従えるヘスティア・ファミリアが協力要請される可能性も高そう。

リューさんの加盟で、ヘスティア・ファミリアの自力はものすごくあがったし。
これで、専属ヒーラーとしてニイナが加わったら、パーティの布陣も完璧だしねw

そういう意味では、学区編が、ソード・オラトリアの13巻と、ダンまち本編の19巻で平行して始まったことで、完全に、物語がクロスオーバーしたよねw


それにしても、クノッソス攻略の成果をフェルズが利用することで、まじで最下層アタックの実現が近づく、と言うのは構成上、上手い。

外伝まで含めて、これまであった話が、全部、有機的に関わって、今後の物語が展開されそうなのが凄い。

まぁ、フェルズとフィンはもう裏でつながりあっているわけだから、最下層の攻略には、リトたちゼノスたちが本編・外伝ともに絡んでくるのは確実だろうし。

そうなると、いまのところゼノス最強であるアステリオスがどう動くかも気になる。

さらにいえば、例のジャガーノートの生まれ変わりであるゼノスもどう関わってくるのか。

そもそもジャガーノート自体は、ダンジョンの防衛機構として生まれたモンスターだったはずだから、彼?のゼノス転生?には、そうしたダンジョンの意志を伝えるメッセンジャーのような役割もあるのではないか・・・と思っていたりもする。

ともあれ、最下層アタックには、ギルドによって「巨大立杭」をつかったダンジョン最下層への近道も作られるみたいだから、思っていた以上に早く最下層には到達できるのかもしれない。

ただその一方で、今回、エイナが心配したように、ダンジョンからの逆襲が生じる可能性も捨て置けないと思うけど。

ゼノス事件のとき以上の大災害が起こりそう。

だから、今後の流れとしては、

外伝のほうで、主にはロキ・ファミリアを中心に、最下層アタックの話が描かれ、その過程で、アイズの出生の秘密が明らかにされていく。

まぁ、その過程で、一度、地上がモンスターに襲われて、ヘスティア・ファミリアが、フレイヤ・ファミリアを従えて、事態の沈静化に駆り出されそうな気はするけどw

対して、本編の方で、黒竜討伐の準備につながる話が進められる。

場合によったらヘスティア・ファミリア自体が、『学区』にのって他の地域を見て回る、という可能性もありそう。

それならベルくんの出生の秘密?にも迫れそうだし。

ていうか、そろそろゼウスじいさん、登場してほしいよね。

最下層アタックについても、黒竜討伐についても、最も成功に近い存在が、ゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアだったわけでしょ。

なんとなくだけど、その過去話に、レベル7のレオン先生が絡んでくるように思えるのだけど。

もしかしてゼウス・ファミリアの関係者だったりしないのかな、レオン先生。

そうでなかったとしても、ゼウス先生が間にたって、ベルくんとレフィーナの正式な共闘が実現しそうな気もするw

ということで、だいぶ、この先の展開も絞られてきた気がする。

まずは本編の20巻、ならびに外伝の15巻を楽しみに待つかね。

といっても、この1年間の刊行ラッシュの後だから、どちらも1年くらいは待たされそうな気もするけど。。。

でも、勢いがあるうちに、新章の流れをこのまま作り出してほしいな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第19巻 感想2: 「豊穣の女主人」という場はフレイヤ・ファミリアにとっての第2の家だった!

2023-09-15 14:21:36 | ダンまち
感想1から続く)

それにしても、19巻の中身は、ベルくんにとっては、これまでの足跡を振り返り、これから向かう先に備える、という、大きな「移行期」の話だったので、それを考えると、ソード・オラトリアの13巻で、『学区』についての基本的な説明がなされていたのは、ほんとに良かった。

本編19巻を読んだ後だと、外伝13巻は『学区』の設定資料編でもあったのだな、と思った。

でもあそこで先行して『学区』とは何か、というのが一通り説明されていたからこそ、本編19巻では、ベルくんの成長を振り返り、ベルくん学ぶ側から教える側へ、導かれる側から導く側へ移ったことに、物語の大筋を定めることができた。

『学区』についてすでにある程度予備知識があったことで、舞台設定の説明でもたつかないで済んでよかった。

実際、学区出身のレフィーナによる学生時代の回想も含めた学区の導入は自然だったし、そのときに19巻でのベルの行動もある程度先見せされていたのもよかった。

なぜなら、本巻は、ベルくんの来し方行く末を確認するもので、18巻までの彼の足跡をたどるものでもあったから。

その点では、エイナさんの妹のニイナの登場は絶妙だった。

ベルくんが自分の学んだことを教える相手としても。

そして、一通り年上女性の攻略が終わったところでの「妹キャラ」の登場としてもw

ニイナの登場は、物語のフェーズが変わったことの象徴だった。

将来的には、エイナとニイナの姉妹の間でベルくん争奪戦が始まるというただれぶりだけどw


とまれ、その年上女性の攻略の完成の象徴として登場したのがリューw

なにしろ、本巻でやっと待望のリューさんのヘスティア・ファミリア入りが実現されたw

その代わりに、といってはなんだけど、リューのポンコツぶりに拍車がかかってきたw

たしかに、リュー=アストレアでは隠す気ないよねー。

その前の、リュー=クラネルも大概だけどw

ヘスティア・ファミリア入りしたことで、どうやら今後はポンコツエルフであることが日常化していくみたい。

まさに「釣った魚になんとやらw」というメタ的扱いw もちろん作者がねw


しかし、それにしても、まさかそのリューが抜けた「豊穣の女主人」を切り盛りすることになったのが、シルと元フレイヤ・ファミリアの面々になるとはw

一瞬、面食らったけど、でも冷静に考えると、ミアかあさんからしてもともとフレイヤ・ファミリアの団長だったのだから、解散させられたフレイヤ・ファミリアの面々が寄り集まる場所としては、確かにうってつけだよな、と思って。

ここでも巧妙な設定に驚いたw

しかも、16巻17巻18巻、の流れからすれば、ファミリアの原点は、フレイヤとミアの出会いにあって、ミアは一歩先に、フレイヤ=シルが帰ってくるまさに「家」を作ることになっていたわけで。

だから、解散させられたフレイヤ・ファミリアの眷属が「豊穣の女主人」に集まるのも、ある意味で予定調和な出来事だった。

でも、その結果、まさに美神フレイヤが街娘シルへとジョブwチェンジしたように、あの鬼気迫る形相の「こわーい」フレイヤ・ファミリアの眷属たちがこぞって客商売のフロントに立つことになったのだからw

やくざ者の更生措置としてこんなに教育的なものもないw

しかも結果的に、シルだけでなく、ヘレンやヘイズまで女給として登場し、その流れで今後もベルくんの周りをウロウロすることになるのだろうしw

しかし、いくらフレイヤ・ファミリアの男性団員がアレだったとはいえ、ヘレンはともかくヘイズまでベルくんラブになるとは思ってなかったw

すでにもう、ヒーラーとして、ベルくんを巡って、ヘイズとニイナの間で小競り合いが生じるのが目に浮かぶw

そんなふうに思うのも、戦争遊戯の結果、事実上、ヘスティア・ファミリアがフレイヤ・ファミリアを傘下に従えたwからなのだけど。

正確には、フレイヤ=シルが、ヘスティアの従属神になるという手打ちによって、ヘスティア・ファミリアの傘下にフレイヤ・ファミリアが収まった形になり、シル=フレイヤの指示には絶対忠実な元眷属たちの特性から、事実上、ヘスティア・ファミリアがフレイヤ・ファミリアを使役する立場になってしまったというw

ヘスティア・ファミリア、すごすぎ

そのおかげで春姫やリューが守られているというのだから。

ベルくんの、シル=フレイヤに対する「騎士宣言」は、同時にフレイヤの眷属をも手中に収めることに繋がったw

もっとも、フレイヤ・ファミリアの面々からみたとき、実はベルも自分たちのファミリアの一員だったようなものだから、それなりにみな親愛の情を抱いてしまっているというのがねw

ベルくん、愛されすぎw

てか、もうヘグニとか、勝手にベルのことマブダチだと思ってるしw

そのヘグニのベルくんラブに乗じて、シルがベルくんの監視をさせているのだから、始末に負えない。

実はベルくんだけに限れば、あまり状況はフレイヤ・ファミリアに取り込まれていた17巻の状況と変わらないのかもしれないw

ベルくん、常時監視され状態w

まわりにもうヤバい人しかいないじゃんw


で、こうしたベルくんを巡る人間関係の再配置が進められる背後で、物語全体の流れを大きく変える動きも生じている。


感想3へ)
感想1へ)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 第19巻 感想1: 新章開始! というか《第2部》開始! 行くぜ『学区』! レッツ☆アオハル!!!

2023-09-15 14:18:59 | ダンまち
前巻である18巻で、実は1巻から続いていたシル/フレイヤとの因縁に決着を点けたベルくんたちヘスティア・ファミリア。

その次の展開が『学区編』。となることは、すでに、外伝「ソード・オラトリア」の13巻で先見せさせられていた。

あのレフィーナの苦闘の裏で、ベルくんは何をしていたのか?

学園船に乗り込んだベルくんの、今更ながらの、レッツ☆アオハル!!! 開幕!

ということで、スペース、空けておきますw











































色々な意味で新章の幕開け! だが『学区編』はその序章に過ぎなかった! ってのが読了直後の感想。

てか、ものすごく続きが気になるw

それくらい、今後の展開にかかわる仕込み=伏線がこれでもか!って具合に出てきてた。

といっても、まずは、やっぱりこれでしょw

ベルくんが学生になった!っていう、斜め上からの展開。

今更ながらの学園編だけど、今更だからな分、新鮮だったねw

ていうかさ、学校で「学ぶ」というシチュエーションを通じて、ベルくんがこれまでの(といってもまだ半年ちょっとだけどw)歩みを振り返る、っていう展開になるのだからニクい!

レベルアップした後は、身体能力の向上に精神がついていかない、という説明が以前あったけれど(だから慣らし運転としての模擬戦とかが重要)、あれにならえば、まさに経験を知恵に変えていくための熟成期間として、純粋に「学ぶ」機会が必要だ、ということだよね。

そして、経験を知恵として客観させるために欠かせないのが、自ら学んだことを第三者に「教える」こと、それによって経験は知識に変換され、その知識を使って振る舞うことでそれは時に現実的な突破口を広げるための「知恵」になる。

これまで、アイズ、リュー、ヘディン、あるいは、ティオナやフィン、さらにはフェルズといった先達から学ぶ一方だったベルくんが、とうとう後輩に教える立場になる。

感無量だよねぇw

それだけで作中の時間経過の密度、濃さを実感させる。

なんていうか、あぁ、気がつけば遠くまで来たもんだなぁ、って感じ。

そりゃエイナももうベルくんに教えることはない(だからあたしは用済みかなぁ。。。)って思うのも仕方がない。

ただそう思わせておきながら、いきなりエイナの妹のニイナを登場させ、ヘスティア・ファミリア入りを熱望するすでにレベル2の冒険者候補を登場させて、エイナにとってもベルくんとは、切っては切れない縁に改めしてしまうのだから、ほんとに作者はズルい。

新章幕開けの本巻は、こんな感じで、全編において、これまであった関係性のメンテとリセットがなされていて。

その意味では、単に新章開始、というよりも「第2部」開始というほうが適切。

それくらい物語のステージが変わった感じがする。


そのステージの変化を実感させるための物語が本巻だったってことw


しかも、そのベルくんの「振り返りの時間」が読者としても共有できてしまうところが、愛おしさひとしお!なんだよね。

そこで、イズンさまのレッツ☆アオハル!なんだものw まったくもってズルい!

そういう意味では、終盤の「修学旅行」全般の展開は、ちょっとしたこれまでのベルくんの決死行の回想にもなっていて、ホントにずるい。

まだリリとヴェルフの三人でダンジョンに潜っていたときのゴライオスから逃走や、18層のアンダーリゾートを拠点にしてさらに下層に下って遭遇したジャガーノートとの一件、そうしたものが自然と思い出される展開になっていた。

ゴライアスからはうまく逃げおおせてあっさり18層にたどり着けたかと思ったら、さらにその下に行って、そこでちゃっかりアルゴウェスタまで使ってブルードラゴンを倒してヒーローしちゃうんだから。

しかもボールズとか、もうベルが瞬殺してくれて当然、とか思っているしw

で、実際、ブルードラゴンを瞬殺して、ニイナたちを守っちゃうんだもの。

そして、ニイナは晴れて冒険者を目指すという夢を抱くわけでしょ。

このシーンは、完全に、第1巻の、ミノタウルスに襲われたベルくんがアイズに助けられたところの反復だよね?

とにかく目の前でものすごい力量で救ってもらえた、という衝撃的な経験が、その後の冒険者としての運命を決めちゃうわけでしょ?

もらう一方だったベルくんが、名実ともに「与える」側にもなった瞬間だよねw

だって、その結果、ニイナの人生、変えちゃったんだからw

ニイナのヘスティア・ファミリアへの加入、今から楽しみだな。

ちょうどヒーラーが欲しい、と軍師リリルカwも言っていたことだし。

『アルゴノゥト』のことを思うと、てっきりレフィーナが、ゆくゆくはヘスティア・ファミリアに移籍して後衛の魔道士を受け持つと思っていたのだけど、どうやら「ハーフエルフ」属性のほうが優先されて、ニイナがベルくんの妹分として治療師枠としてファミリア入りすることになるみたいw

もちろん、魔道士枠でレフィーナがヘスティア・ファミリアの後衛を務めるときが来るかもしれないけれどw

そのあたりの、あれ、レフィーナじゃなくてニイナなの? というところも、うまい具合に『アルゴノゥト』をずらしてきている。

いやー、ホントよく作り込まれた「第2部」の序章だった。

感想2へ続く)

感想3へ)







  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わたしの幸せな結婚 第11話 『母が遺したもの』 感想

2023-09-14 00:33:36 | Weblog
うーん、さすがに終盤の、美世が清霞の元を訪れるくだりの、新と薄刃爺の心変わりには無理がない?

しかも、直前に、美世を清霞から引き離したのは帝の命だった、ってわざわざバラした後にこれだよ?

これじゃ、薄刃家、完全に帝に対する造反を犯したことになるじゃない。

そう言っておいて、どうして清霞のもとに行こう、あるいは、行っても構わない、という判断になるわけ?

そんなところで突然、家族愛だから・・・みたいな理由を察しろ、と言われてもなぁ。

端的に脚本としては破綻していると思うよ。

少なくともワンクッション、できれば2つくらい、美世の気持ちを尊重する流れに至る理由なり出来事なりが必要だと思うけど。

たとえば、美世母の意向を示すようななんらかの異変が、美世母の象徴たる桜の木で生じるとか。

そういう新と薄刃爺の考えを改めさせるためのイベントがやっぱり必要でしょ。

しかも挙句の果てに、清霞のもとについたら、その場に居合わせた人たちにまで「(薄刃の)夢見の異能」をつかえば清霞の意識を取り戻せるかもしれない、なんてことまで新がいうのだから。

わけがわからないよ。

一つには、なぜ、わざわざ清霞の元についたところでその事実を告げるのか?

今一つは、薄刃の異能、とりわけ美世の「夢見の異能」は、薄刃家からすれば秘匿すべき最高機密なはずで、にもかかわらず、清霞の親族以外の部外者まで含めて、その秘匿事項を明らかにしてしまうのはなぜなの?

いや、もしかしたら秘密をオープンにすることで、帝の隠密?による追撃を無意味化させる?とかの意図があるのかもしれないけれど。

それにしたって唐突でしょ。

なんか新が登場したあたりから、物語の展開がさすがにガバガバすぎるのだけどw

これ、どうなの?

たとえば、以前から薄刃家は帝の圧力から逃れたいと思っていたとかならまだわかるけど。

あ、そうそう、今回、美世母がなぜ薄刃家を後にしたか、ということが描かれていたけど、要するに借金の返済原資を斎森家から出してもらうために、美世母は斎森家に嫁いだ、ということだったのだけど、そうまでして薄刃の血を得ようと思ったにも関わらず、美世を九堂家の嫁に出そう、なんて、美世父は思ったのだろう?

むりやり美世母と結婚させられたことへの、20年越しの意趣返し、ってことかもしれないのだけど、いやいや、それで家長が務まるのかよ?って思うよね。

さすがに家長がこんなんじゃ、斎森家が事実上、お取り潰しになるのもわかるけどさ。

それにしたって、美世父、アホすぎでしょw

ただ、あまりもアホすぎて、というか、個人としての意志がなさすぎて、結果、物語の展開につきあわされてそんなことを捺せられているようにしか見えない。

ということで、このガバガバの脚本、ほんとにどうにかならないのものかね?

さすがに呆れるよ、これじゃ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七つの魔剣が支配する 第11巻 感想: 休暇の外遊がいつの間にか外患との接敵になった!

2023-09-13 18:56:00 | 七つの魔剣
12巻と感想の順番が逆になったけど、11巻は物語の転機となる巻だった。

それもこれも進級前の休暇に剣花団の面々で実家を巡る旅に出たからだけど、結果としてキンバリーの外の、物語が依拠する魔法世界の現状を描写する巻だった。

まぁ、とにかく、情報量がめちゃくちゃ多いw

キンバリーの外に出ることで、これまで何度か出てきた「魔法産業革命」の実態が描かれていた。

なんていうか、この世界では、魔法使い、って、そもそも「人間」じゃないんだね、厳密には。

「人間」とは別カテゴリーの「超人」とでも言うべき存在。

生物としての質がそもそも異なる。

だからなのだろうけど、魔法使いの総数と人類の総数が相関する、という、一種の「人口法則」まで存在する始末。

魔法使いと人間(普通人)の間にも、一種の生態系が成立している。

で、それだけ人間と魔法使いの間で生物としての質の違いが設定されているのなら、そりゃ、カティのアールト家のように、「魔法使いと普通人との関係」に準じた生体系が、トロールやゴブリンのような亜人種との間で成立していてもおかしくないと推測するはずだよね。

そして、だからこそ、12巻でピートの実家で起こったような、普通人が魔法使いに対して慇懃無礼な態度を徹底させようとするのも理解できる。

要するに、ガンダムSEEDにおける、コーディネーターとナチュラルのような生物種としての違いが横たわっているわけで。

普通人がネアンデルタール人で、魔法使いがホモ・サピエンスのようなものだよね。

進化の過程で分岐した生物種。

もっとも、魔法使いと普通人の間に人口総数の相関法則があるから、魔法使いのほうが能力が高いからといって普通人の口減らしを徹底できるわけでもない。

一応は相互依存を確認して共存関係が保たれる。だからこその生態系。

その結果、亜人種の見え方もこれまでとは変わってくるわけで、それを象徴するように、終盤には、シェラの実母のエルフだけでなく、ケンタウロスやドワーフまでも登場する。

しかも彼らとは普通に交流が可能という事態。

シェラの存在が示すように、魔法使いとエルフの間では生殖も可能。

となると、結構、この世界、なんでもありじゃね?と思ったw


しかし、こんなペースで書いているといつまで経っても終わらないので、ここで気になったことを先に思いついたところから書いておくと、

とにかく、テレサの寿命がオスカー同様、短い、というのには驚いた。

加えて、そもそも彼女が「半霊」的存在であるということも。

でも、上で書いたように、そもそも魔法使いが一種の「超人」なのだから、その存在にも様々なバリエーションがあってもおかしくはない。

でも、そうなると、「半霊」については、リヴァーモアが、まさにファウとの子どものような存在としてすでに、半霊存在のウーファを誕生させていることの意味は大きい。

なによりリヴァーモア自身とウーファがすでにテレサと少なからず縁を築いているので、そうなると、今後、テレサの寿命問題についても、なんとか対処法が見つかるのかもしれない。

あわせて、芋づる式にオスカーの寿命についても。

というか、魂魄融合の背後にあって然るべきの「魂魄学」的なものが今後、見出さされる可能性があるよね。

だって、キンバリーの地下の迷宮は、すでにかつての魔法文明の跡地であることがわかっているし、その喪失された文明から、半霊の扱い方を継承したのがリヴァーモアなのだから、いつか、その古代魔法文明の遺産に手が届くかもしれない。

加えて、その古代魔法文明には、きっと、異界からの知恵が関わっているのだろうし。

要するに、異界ならびに異界の神と、滅びた魔法文明とのあいだで何らかの関係があったのではないかということと、彼らの知恵の中には魂魄学も存在したのではないかということ。

なので、異界とのかかわりや、古代文明とのかかわりを通じて、テレサやオリバーの寿命問題にも何らかの対策が将来、練れるのではないか、ということ。

で、びっくりなのは、そうなると、ここで「異界との関係の構築」にものすごい執着をもつカティが、俄然重要な役割を担うこと。

つまり、異界まわりでカティが、半霊・古代魔法文明まわりでテレサが、将来、オリバーの救命のために重要な役割を果たしそうだ、ということ。

それがこの11巻を読んで最初に思ったことかな。

実際、カティの実家での話も、そんな感じのものだったし。

カティの母親からなじられていたけど、カティが選んだ道ならそれを阻むことなど出来ないという判断をしたオリバーは、実は正解を引き当てているわけで。

もしかすると、カティ母はそうした未来を直感したのかもしれない。

あー、でも、ここから先の感想は、もう11巻の範囲を超えて、この物語全体に関わるものになりそうなので、ちょっと機会を改めようかな。

とにかく、カティとテレサだけでなく、剣花団のみんなは、そう遠くない将来、オリバーの存命のためにそれぞれがものすごく重要な役割を果たしそうだと思った。

今までは、ナナオが、オリバーの運命を握る存在だと思っていたのだけど、それだけじゃない、ということ。

今回の亜人種の紹介を知った後だと、エルフと魔法使いのハーフであるシェラの存在も俄然、大きな意味を持つし。

ガイは、今後、呪いを自らの力にするわけだけど、そもそも呪術師がその能力を最大限に発揮するのは、自らの体に潜ませた呪いを相手に挑ませる一種の自爆技だったりするので俄然この先が心配にある。

リバーシのピートは、今後、まさに賢者の道を歩むのだろうし。

意外にも、リヴァーモアは、半霊の扱いという彼の利害も含めて、思い切り今後、関わってくるだろうし。

異界の神の存在を考えると、ゴッドフレイ先輩なんて、もう名前からしてヤバいじゃんっと思うしw

もうなんかね、世界観もキャラ配置も用意周到にねられたものなんだろうな、って感じで、ちょっとびっくりしてきた。

ということで、物語全体の行く末についてはまた別の機会に。

にしても、上級生編、この先、荒れそうだなぁw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

よふかしのうた 第184夜 『クソみたいな特技』 感想: ナズナの深刻さを知ったコウは、次回、どう動く?

2023-09-13 10:27:20 | よふかし
なるほど「クソみたいな特技」って寝たフリだったか。

それで、ナズナの本心、というか苦渋の声を聞いてしまったわけだけど、それで、コウはどうする?

次の一手がわからない、というとか、完全にオープンなのがある意味、ラブコメとして凄いな。

要するに、今回って、コウとナズナの関係にとっては「ポイントオブノーリターン」なわけでしょ。

物語当初からあった、ナズナの眷属にコウがなる、そのために吸血する、という関係性が完全に破綻したわけで。

ただ、これって、単にナズナとコウの二人の間の関係だけではなくて、より広く、人間と吸血鬼の関係の反映なわけで。

どこまで、そんなデカい話を、この二人の関係の改善のために費やすのか?

っていっても、どこから手を付けていいかわからないし。

とりあえず、出発点となるのはマヒルとキクの関係の顛末の再検討になることだけは確実だけど。

問題は、ナズナが今回指摘したように、コウには学校という昼の世界も戻ってきたことなんだよな。

夜と昼の顔をどう使い分けるのか。

もう昼の世界では、アキラ以外にも十分、コウをひきとめたり、コウに協力してくれたりする友達ができてしまったからね。。。

もちろん、夜の世界では、吸血鬼の皆様wが控えているし。

うーん、次の一手、どこから始める?

あとやっぱり、引っかかるのは、「半吸血鬼」というコウの中途半端な状態だよね。

それが後天的なのか、先天的なのか。

となるとやっぱり謎のままになってるコウの父親の話に行き着くのかなぁ。。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カッコウの許嫁 第172羽目 『あのさエリカお姉』 感想: あらら、意外とエリカが逆襲の兆し?

2023-09-13 10:14:25 | カッコウ
へぇ、確かにいきなり姉妹喧嘩?姉妹戦争?が起こるとは思ってなかった。

エリカからしたら幸は本当に妹って位置づけだったのだろうな。

凪と幸の兄妹のセットで目に入れても痛くない存在だった。

でも、確かに血が繋がってないのだから、幸が、エリカの恋のライバル?になる展開があってもおかしくはなかったわけで。

今回、それが明らかになった。

ただ、エリカ視点に立てば、これって、要するに、エリカが兄の宗助に対して抱いていた思慕もまた「恋」なんだ、って言い当てられた気がしたから、ここまで狼狽したのだろうな、とも思えたりして。

そういう意味では、この一連の幸の「攻め」は、エリカの宗助に対する気持ちをはっきりさせて、その上で凪との関係にきちんとした形を与えていくプロセスでもあるのだろうな。

もっとも、凪とエリカの許嫁の関係は、あくまでも親どうしが決めた関係だから、そことどう折り合いをつけるかが問題だったわけで。

その爆弾役を幸が担ったってことなのだろうな。

そこまで考えて宗一郎があれこれ幸にちょっかいを出していたとするなら、さすがに、宗一郎、策士すぎ、ってことになりそうだけど。

でもなー。

なんか宗一郎が後ろで糸をひいている気もするんだよなぁ。

なんだったら、ひろの行動も含めて。。。

とまれ、次回、晴れて姉妹対決が始まる?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

彼女、お借りします 第298話 『彼女とボディタッチ』 感想: なんか千鶴が攻めてきてない?

2023-09-13 10:04:41 | かのかり
そして、今週も八重森は姿を見せずw

一応、居間にはいたことになっていたけどw

もうすっかり、千鶴目線と和也目線の私小説になってきた。

まぁ、それが保育園の保育士体験効果、ってことかもしれないけれど。

このまま普通にラブコメルートに入ってくれてもいいけど。

でも、同居期限もぼちぼち迫ってるよね?

その後、どうするんだろう?

あ、でもそうか、千鶴からしたら、まずは海くんをいなすところから始めないとだな。

そういう意味では、和也も正式に瑠夏に仮カノ終了の話をしなくちゃだろうけど。

なんか、でも今の雰囲気だとそういうのは全部もう忘れて、このまま『めぞん一刻』をして終わりそうな気もするw

とまれ、ぼちぼち何らかの大きな事件が欲しいところ。。。

同居編もいい加減、飽きてきたし。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする