この写真は何だと思いますか。クリックして拡大してみてください。ポル・ポト政権下で虐殺された人たちの頭蓋骨で形作られたカンボジアの地図です。
カンボジアのプノンペンではポル・ポト政権が作ったトゥールスレン刑務所(元高校校舎)を訪れました。そこでの写真です。ここに約2万人が収容され6人だけが生還しました。
1975年に成立したポル・ポト政権は1979年までの4年間に200万~300万人(国民の約三分の一)の自国民を虐殺しました。特にインテリ層が対象になりました。メガネをかけているだけでインテリとみなされ処刑されました。いままでナチスのユダヤ人虐殺、トルコによるアルメニア人虐殺を紹介してきましたが、カンボジアでは自国民虐殺です。アフリカのルアンダ、ダンフールの虐殺も他民族です。その点カンボジアの例はきわめて特異であると思います。
なぜ、人間は人間を殺すのですかね?