100倍楽しむ海外旅行  時々国内旅行

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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

「アイシェさんの寄稿文」女一人チュニジアを行く6

2008年01月03日 08時43分47秒 | チュニジア

スース3
陽が落ちて、断食明けの食事の時間になると街はどこも店を閉めて
ゴーストタウンのように閑散とする。

あぁ、みんな家で、家族や仲間とワイワイ楽しく食べているんだろうなぁ。
来たばっかりだと、まだウチにいらっしゃいとも言われずつまらない。
ふと、昼間の人ごみと正反対のガランとした街を写真に撮ろうと思って広場に出た。

広場近くにサングラスと腕時計の露店。
こんな時まで働いているなんて!日本人じゃあるまいし。
通りすがりに店のお兄さんが話しかけてきた。お、英語話せるじゃないの。
とにかく、この国に来て以来、言葉が通じるというだけで嬉しくなってしまう。

まともに話相手になってくれるツーリストはめずらしい、と言って長話になった。
んー、この国の旅行者ってほとんどヨーロッパ人だからね。
白人ってなんであんなに上から目線なんだろ。いくら旧宗主国ったって。
日本人は偏見に鈍感な分、差別意識もあまりない気がする。
戦争未体験の自分世代にとっては。

腕時計は2.5~3Dで日本から、サングラスは2Dで中国から仕入れてそれを
5~10Dで売るんだそうだ。
厳しい商売だな。いつもお店の人と仲良くなると、大して売れてないのを見て
旅行者から少しでもボラないと食べていけないよなぁ、なんて思ってもう値切れなくなる。
アメリカってアラブ人にとっては最悪、って話をしてるところに白人ツーリストが通りかかった所で別れた。

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コメント
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