アブド・アルカーディル(1802~1883)の騎馬像に出会いました。彼はフランスのアルジェリア植民地化に抵抗した人物でアルジェリア民族運動の父と評価されています。1827年の「扇の一打」(後日紹介)を契機として1830年にフランスの武力による植民地化が始まります。それに対してイスラームの名の下に異教徒の侵略への抵抗を指導し一時はアルジェリアの3分の1をも制するほどでしたが1847年フランス軍に降伏します。これによってフランスによるアルジェリア植民地化は完成し1848年フランスは憲法でフランス領の一部と宣言します。降伏後のアブド・アルカーディルもちょっと興味があるのですが省略します。彼の名を冠した通りやモスクはアルジェリア各地にありますが、最も有名なのが後日紹介予定のコンスタンティンのモスクです。