風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

日本の雨

2004年11月12日 | チンゲル亭過去日記

見る景色がみんな雨にぬれて、木々のみどりがあざやかになり、みずみずしくて、物がみな優しさを増しているような景色が、目の前にあります。

乾いたモンゴルから帰って見る、もしかしたらこれが一番日本らしい景色なのかもしれないと思います。

外出から帰って手を洗ったら、あら、流れた水がきれいだ。
ぱちぱちの静電気が起こらない。

はぁー、懐かしい感覚。

雨上がりを歩くと、すがすがしく気持ちが良い。
役所の手続きの帰りに、公園のベンチに座って、話をする。
こんなゆっくりする時間は、いまだ嘗て無かったような気がします。

帰国後のほんとは、あれこれと忙しいはずの時にこんなゆったりした時が過ごせるとはねぇ。

道路を歩いても、穴ぼこやマンホールの穴を気にすることなく、
貴重品のバッグを神経質に守ることなく、
問い合わせにはしっかり正しい情報をくれて、途方にくれることなく、
横の連絡が取れていて、物事がスムーズに進み、時間を無駄にすることなく、
神経が逆立つことなく、

よく水をくぐったなじみのシャツを着たかんじ。
はぁー、住み慣れた場所だ。
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