風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

モンゴルで見つけられなかった野菜

2004年12月17日 | チンゲル亭過去日記

それは、ごぼう。
ごぼうのささがきを作るのに、あくで手が黒くなるのが嫌で、モンゴルに来る前は、あまり買ってこなかったのですが。

ないものは食べたい思いが募り、帰国後は油揚げと共に、いつも以上に食べる食材なのである。
モンゴルでは、夫が後片付けを手伝ってくれたおかげで、荒れた手が随分ときれいになり、潤ってきた。
そのおかげで、ごぼうのあくもつきにくいのである。
うれしいなぁ!

スーパーでは、入荷したばかりのを選んで、金平にするとあっという間になくなってしまう。「おいしーい」の言葉と笑みを久しぶりにもらいました。

「お母さん、味が戻ったねぇ!」

そうなのです。
ここ、2年ほど、いつもと同じに作っているのに、なんでまずいの!と、思い続けていたのです。
娘達は、私の様子を見て、一言も口にださなかったのですが、相当ひどいものを出していたのです。

母を亡くして以来ですから、長女が母親の懐かしい日本食が食べられると思って帰国したのに、さぞがっかりしたことでしょう。

いまは、楽しみつつ、体力も余りあるほどで作るお惣菜ですから、元の味に戻ったようです。
いいタイミングで、モンゴルに行き、それはそれで色々有りましたが、ぼーっとしたり、のんびりしたり、とにかくゆっくり時間が過ぎる生活で、一杯エネルギーをもらってきたようです。

人生の折り返し地点で心身の変わり目のときに環境をがらりと変えることで、息を吹き返すことができました。

美味しいもの、食べたいものを思うように食べるために、しっかり、体を動かしましょう。
せっせと、根菜や冬野菜をたべることにしましょう。
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