風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

お客様

2005年07月15日 | チンゲル亭裏日記

夫の友人のご夫妻が、我が家に泊まりに来た。
奥様が2週間の滞在期間を終えて帰国なさる前日、通訳さんのアパートに泊まる予定を変更して、我が家に来ることになったのです。

3時過ぎ、さすがにちょっとお疲れの様子のご主人、それに引き換え、奥様のお元気な様子。
我が家と同じだと思った。
初めてのモンゴルの旅に奥様が楽しんでいらっしゃるか、常に心配していらっしゃったのではないかと思います。

奥様は、いろいろ感じることが会ったようでした。
特に、ご主人のおかれている立場や仕事の内容を理解されて、十分納得してお帰りになる様子で、ほんとに良かったなと思います。

そして、夕食を外でといっていたのですが、友達の持ってきてくれた「すし太郎」をご馳走することにしました。
奥様がおすしが好きだということで、ちょうど良かった。
疲れたときの垂フ料理は回復するしね。

青味に入れるものが無くて、ほうれん草になってしまったのですが、まあまあの出来でした。
モンゴルでは、「すし太郎」の散らし寿司でも手間をかけないでご馳走に見えるのが嬉しい。

予定通りで有れば、後20分ほどで飛行機が離陸する。
残される者の寂しさを強く感じる一瞬です。
それで、お見送りはしないで私は家で待っていることにしました。

お元気で、またいらっしゃってください。
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モンゴルのコメディー

2005年07月15日 | チンゲル亭裏日記

テレビで、日本酒が狂言回しに使われているコメディーに出会った。
賄賂も日本酒も受け取ろうとしない、公務員が頼まれたことを体を張ってやり遂げようとするのだが、それは、間違った相手に対してだった。という、話。

何しろせりふは一切分からないのだが、コメディーのよさは、体で表現されるので、理解できる。
賄賂も酒も受け取らない人⇒ありえない
職務外のこと(だと思う)を引き受ける⇒ありえない
体を張ってやり遂げようとする⇒ありえない

ありえないことの三つの揃い踏みですが、今、私がモンゴルについて聞いている悪い習慣について風刺したコメディーでした。
なかなか、やるじゃないと嬉しくなり、気持ちがほどけてくる。
去年、ダルハンに行ったときに乗った列車が舞台で、ありえない人は男の車掌さんだった。

面白いコメディーってすごいなぁと思っていたら、間違い電話がかかってきた。
モンゴル語でまくし立てるのを、少しの間聞いていて、おもむろに「ター(貴方)」とさえぎる。相手が、言葉を止めるとはっきり、きっぱり「アンドラソン(まちがってますよ)」と言う。
決して「オチラレー(すみません)」を期待しない。
相手は、「あぁ」と言って電話を切ったが、少し間があった。
これは、将来、「すみません」と言う可能性があると見た。

間違い電話に心乱されないで対処できたのは今日が始めてだ。
今まで、何も腹を立てて感情的にならなくても良かったのに。と思う。
モンゴルも日進月歩。
私も日進月歩。
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