練成会の伴奏曲をプログラム順にまとめてディスクに収める作業をしてきました。
その流れで、25周年大会の伴奏曲をディスクに収める仕事も、自然の流れで
作業開始をしています。
詩吟の伴奏曲はCDが音源と決まっていますから、芦孝会の財産としてほぼ
すべての伴奏曲が揃っています。
それをお借りして、私のパソコンのiTunesにらくだと吟剣の伴奏曲はすべての
本数が入っています。
お蔭で、暫定的なディスクはすでに作りました。
この作業を始めて、すべての本数、あるいはその日必要な本数分の伴奏CDを
吟詠会場に運ばなくて良くなりCD2枚ほどに練成会の伴奏曲が収まりました。
必要ないとはいえ、CD管理者は音響も兼ねていますから、まさかの時のために鞄に潜ませているかもしれませんね。
今回の25周年では、はじめて芦孝会財産の伴奏CD以外の音源を使用したい
との希望がありました。
mp3,mp4のかたちでメール送受信できる音源と言う事でした。
そんなことはしたことが無いので、戸惑いました。
幸い、親切に教えて下さる先生が居て、メール対応も出来るようになりました。
新しいことを覚え対応できることを喜び、この先、伴奏を得るのには、
どの様な形になっていくのだろうと思う。
音は空を飛んでくるけど、音のファイルも飛んでいったり来たりするんだね。
出来上がったCDにリストを添えて、更に一筆も添えてスマートレターで送る
スタイルが無くなるのだねぇ。
舞台にもスマホあるいはICレコーダー一つ。
CDプレーヤーさえ要らなくなるのだね。
次の幹事会を待たなくても、郵便が届くのを待たなくても一瞬で届くのだ。
手渡しと「ありがとう」おじぎという体温の感じられる温かいやり取りが無く
なってしまう。
音楽を作る人はどうなってしまう?それを使う人の感謝と喜びはどう伝えるのだろう?
将来は、音楽の加工に鍵がかかり、容認されていたことが一切いかなる理由
でも加工を加えることが不可能になるのかもね。そうなると、どうなる?
私って「旧態依然」の言葉を無礼にも投げかけることがあったけどいまでは
「旧態依然」の人の仲間入りをしたんだね。
まだ気づかせてくれて、そして請えば教えてくれる人が居て幸い。
これからは、あたらしいってことは感受性の若い人にお任せすることにしましょう。