風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

踊りの会

2009年09月27日 | 徒然に日々のことを
ご近所さんの新舞踊の師匠の踊りの会がありました。

10周年に向けての、第一の関門です。
去年11月に、偶々着物姿ですれ違った知り合いが、踊りのお稽古をしていることを聞き、詩吟にあわせて舞う詩舞を習いたいと思い始めていたので、糸口が出来ました。

その師匠は、新舞踊をご近所さんに教えているのですが、大師匠は元詩舞をなさったこともあり、振り付けも出来るから、師匠が大師匠に習ったのを教えてあげますということになりました。

まだそのころは、気弱だったので、近いということが続けられることの条件でした。
詩舞専門の先生ではないのを承知で、教えを請うことになりました。

始めは、着物でよいと言うので、浅草でポリエステルの着物を買って汗になっ
ても家で洗える練習着にしました。

途中、どうしても袴を着てやらねばイメージが湧かないと思い、娘が高校生のときにならった弓の武道着があることを思い出し、それを練習着にしました。

それから、本格的にお稽古らしくなってきたのは、年明けの1月の終わり頃。

なんだかだとお休みもありながら、たった2分の踊りをくりかえしくりかえし、一曲だけを11月に向けて習い続けました。

踊りを習っているということを聞き、無料の練習場が有ると教えてくれる方が居て、そこにも足を運びました。
そこには、詩舞の本物の先生も居て、剣舞を習う方たちが主なメンバーなので、舞のキレがかなり違っていること、腰の落とし方が少ないことなど、
やはり餅は餅屋だと実感。

それで、二股の練習が始まりました。

それにしても、振り付けは誰もが誉めるものでしたから、ご近所の師匠にも
不義理をせず何とか今日まで、無理なく二股が続けられました。

詩舞は、剣舞の流れを汲むもので、扇舞とは又違うのです。
扇舞は、女舞ですから、袴も腰高に着ます。詩舞は、もともとは男性が刀を扇に持ち替えて踊ったものですから、袴も腰でぐいっと下げで着ますから、おのずと立ち姿が違ってくるし、振る舞いも違ってくるのだと思います。

私が習ってきた詩吟と詩吟の心には扇舞よりは、詩舞が合っているように思います。
最近は、関吟の中にもたおやかな吟を歌う人も多くなりましたが、私は、
ばんから吟が身についてしまっているので、詩吟となるとそれに続く舞も
そちらに引っ張られるはずです。

第一の関門の、新舞踊の会での私の出番は、つつがなくおわりました。
何も考えず、詩吟だけが頭の中で響いて、前日新舞踊ではなく詩舞の先生から注意されたところだけが思い出されて、力を出し切った感がありました。

時々、一列目と真ん中の観客の顔が見えたのには、驚きながら舞っていました。

振り付けをなさった大師匠も袖で見ていてくださって、舞台いっぱい大きく舞えましたというコメントを頂きました。

よしっ! 私にとって、最高の誉め言葉でした。

10周年の本番では、これ以上に大きな舞をいたしましょう。



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