風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

関吟東京10周年大会

2009年11月24日 | 徒然に日々のことを
22日に無事終わりました。
実行委員さんたちの、2年にわたる大きな仕事の結果です。
ほんとにご苦労様でした。

他人事のように言う私は、一生の不覚とおもえることになった。
三日前に風邪引き。
声が出なくなり、咳がとまらない。
詩吟にとっては、最悪の状態。

前日まで、ガラガラ声でどうにもならない状況で、大会の関係者に出場できないときの手当てを依頼する。

全ての委員さんたちが、緊張し懸命に頑張っていると言うときに、力添えをしなければならない立場の私が、気遣われる立場になってしまった。

恥じ入りながら療養に努めていたら、メールや励ましの電話をもらいました。

電話を頂いた方には、絶望的な声を聞かせてあすはもう駄目かもとあきらめの気持ちを抱かせたことでしょう。

ところが、その連絡を頂いたとたんに、なんだかつき物が落ちていくように体が楽になっていって、ぐっすり眠ることが出来ました。
翌朝の大会当日には、熱も出ず声がずいぶんと明るく戻ってきていました。

これぞ詩友と感激をしたエネルギーが、風邪を退治してくれたらしい。熱さえ出なければ、いらっしゃい、とにかくいらっしゃいと言ってもらったので、あわてて着物の支度をしてPCと一緒に持って娘に一足先に行ってもらいました。
それからは、怒涛のように時が過ぎ。
気が付いたら、詩舞を舞い詩吟までやってしまった。

詩舞はどんなことがあっても舞えますが、声を出す詩吟は、風邪を引いたらアウトです。
幸い、私には相棒がいて穴をあけることは無いので、安心していればよかったのですが、詩吟の会に詩吟をしないで詩舞を舞っても良いものかと、考えてしまいました。

それは、18歳のとき短大の部活で始めた関西大学の流れを汲む岡大吟詩部のOBに叩き込まれた岡大魂によるものです。

会場に来る元気があるなら詩吟をしないで行くわけには行かない。

しかし、鼻声で吟をするのは・・・・・と揺れ動きながら開会1時間前にやっと到着。
とりあえず、相棒のNさんの所に駆けつけて、こんな声なんだけど、と準備の整った過剰で詩の一節を出してみたのです。「鼻声やねぇ・・・」マイクで試してみましょうと壇上のマイクを使おうと思ったらメインスイッチが切られていて、音声さんも中座していたので、マイクを使って試してみることは出来ませんでした。

じゃぁ、大山を出してみてと、言われるままに最初の1行目の大山を出してみたら、声は出てきました。
彼女に独吟をしてもらったほうが良いのではないかと思ったのですが、紙を見ながらやりますと言う彼女の言葉に、魂のスイッチオン!

続きはあした

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