母さんは、いい友達を持ってるね。ひさ~しぶりでも、なんてことなく、すぐに本題に入って、話が出来るんだねぇ。
僕は、今、まんぷくで、幸せ気分。猛暑も、去っていきそうだし。母さんは、旧交を温めているし、母さんは、あまいものも大好きだけど、友達とのあったかい交流が、一番満腹感があるみたいだねぇ。
何でもいいから、満腹感は、良いものだよ。
愚痴をこぼして、聞いてもらうだけでもよいと思っていたら、明快な答えも貰ったみたいで、それも、いいねぇ。
友達っていうんだねぇ、そんな関係を。
僕の母さんの友達だから、僕の友達でもある。
でも僕は、やっぱり、猫缶で満腹のほうがよいなぁ・・・・・
さて、僕の仕事は、母さんのそばに居てあげることだ。この、母さんのお気に入りの小さい椅子は、今や僕のものになりつつある。座布団の下には、爪とぎでぼろぼろになったのが隠れてるんだ。でも、僕は、他の家具や、壁なんかでは爪とぎはしないからね。
そして、母さんの月に1回のお仕事の材料は、僕の頭の上に写っている箱の中にある。
関吟のはんこの押してある茶封筒、住所シール、ゴム印、両面テープ、切手をぬらすスャ塔W。
月に1回発行の関吟東京ニュースの発送だ。大体、25通くらい。
メールで届いた野田 芦孝先生の挨拶状に、絵の上手なSさんに描いてもらった挿絵を添付して、挨拶状を作ってニュースとともに発送するのだけど、簡単なようで、意外に細かい注意点があるらしいよ。
9月号も無事昨日の1日に投函できたみたいだよ。やれやれ。
母さんが一段落するまで、僕も気が抜けなくてさ。
今日は、母さんも僕も満腹で、一段落で、一番良い日だねぇ。