風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

東京芦孝会中央会1月

2013年01月20日 | 詩吟
2ヶ月ぶりの中央会出席。

かなっくホールの「詩吟コンサート」に向けて忙しい最中でした。
私が出席しても、会議に連なるだけで、何のアクションも考えも無い頭数だけの幹事ですから、あまり大勢に影響はなかったはずです。

毎月、1日に発送している関吟ニュースは、良き助っ人を得て無事送付されました。
今月の中央会は、開場の都合で第3日曜日に行われました。それに伴って関吟ニュース2月号の発行も1週早まって、広報部長は、てんてこ舞いのはずですが、そのそぶりも見せず、いつも冷静なK広報部長でした。

さて、かなっくホールは、「詩吟コンサート」と銘打ったところに開催の妙があります。
五つの文化、書道、華道、コーラス(小学生と婦人と二つのグループ)、空手、体操とのコラボレーションによる構成吟がメインです。
そして、第二部では、模擬教室で吟詠指導をするワークショップの形になっています。

関吟東京として、初めての試みですから、何もかもが初めてで、プロデュースをする幹事さんたちは、知恵を結集しています。


そして、一般への呼びかけもチラシ8,000部が刷り上り、各方面へ配られます。
入場無料ですが、申し込み制で番号の入った整理券をお渡しすることになっています。

わが夢組も、かなっくデビューに向けて、心を一つに頑張りましょう。


今日の午後の練習は、かなっくの舞台での詩吟の練習です。
プログラムに沿って、今日練習に参加している人たちが、一吟です。
そして、私たちの連合吟の練習と、録音です。

草月流のお花の方たちとあわせる華道吟ですから、私たちの詩吟を録音してお渡しせねばなりません。
その、録音ですが、とても完成形に近いものにはなっていません。
曲の感じと長さをまずわかっていただいて、その時間内にお花を活けていただかねばなりません。よろしく手配のほどをと願うばかり。

私たちの吟題である「桜花の詞」は、歴史物であるから、元気よくと、チェックが入りました。
Nさんと私の解釈が違っていて、静かに吟じたのですが、トップ2の先生方から、指摘されました。
「貴方の吟のよさを活かして元気よく!」と。

このところ、発声の仕方を試行錯誤していて、いかに効率よく楽に声を出すか、喉を痛めないにはどうしたらよいかばかりを考えていて、面白くもない吟をやってしまったみたい。

私の元気印の吟は、どこへいったのかなぁ?
おもいだせるかしら?私の吟の良さって?
あらためて考えてみる。。。。。

久しぶりにチェックの入ったことに喜び,高揚する私でした。

先生と名が付いてから、誰からも、ワンランク上の詩吟を目指すための助言をいただけなくなったと、Nさんとぐちをこぼしたばかり。
これが、お膝元の指導者層の厚いところだったら、気に入ってくださった先生、直師範の関係の指導者たちから、何かと厳しい意見をお聞かせ願えるのだろうなぁ。
ただ、腑に落ちる指摘だったら、うれしいだろうけれど、そうではない場合も有るだろうし、よしあしはうらはら。

東京にいて、お山の大将になってしまうほうがきっと楽なのよねぇ。
少数精鋭の、諸先生、先輩方にもう少し、辛口になっていただくには、どうしたらよいのかなぁ。

やはり、江戸川詩吟道場の機能をもう少しステップアップして、ひとりひとりのテーマに沿って手厚い指導と試行錯誤が出来るシステムはないものかと思う。

指導をする立場になったからこそ、学ばねばならない事が山積みなのになぁ。


ちょっと落ち着いて周りを見ると、既存の教室の指導補佐役をして、力を磨いていらっしゃる方がいる。これは、じぶんにもその教室にも指導者さんにも賢いやり方かもしれません。

そして、ノウハウを身に付けて、自分もステップアップする教場としての場所も確保しているのだから。

そそっかしく、教室を開いてしまった功罪だなぁ、なんていったら、夢組の会員さんたちは、どう思うだろう。

二つの道を行くことはできないのだからね。
自然な流れで出来た二つの教室はもっとも私らしく私にとってはとても大切なふさわしい場所だとは十分分かっているのです。

夢想することは、そんな協調性の要求されることは私には到底出来ないことが必須だから、ないものねだりなのよね。

こんな無駄なことを考えるようになったということは、教えるということに少しゆとりができてきたからだろうねぇ。

そんな余計なことを考えずに、前進だよ。
目前は、小金原支部での新年会。それに次いで、「かなっく」へGo!!!







もう一つのニュースは、年4回発行される「吟詩日本」(通巻160号)から。
その1 表紙の絵は、会員応募の中から選ばれますが、今回の冬季号の絵は《冬したく》と題した東京芦孝会の古参メンバーのSさんの絵が選ばれました。
広報部長を務める芦孝先生は、あえて、Sさんの名前を雅号ではなく本名で応募されました。
情実がない公明正大な選出で、選ばれた彼女の絵は、誇らしげに表紙を飾っていました。
Sさんは、関吟ニュースを送るときの挨拶状の挿絵も担当していただいていて、1年以上が経ちました。
いつもありがとうございます。そして、おめでとうございます。



その2 大河ドラマ「八重の桜」佐久間象山の詩吟「漫述」の放映決定 吟詠指導は我が関吟・山口華雋先生

佐久間象山役の奥田瑛ニさんが京都木屋町の路上で、馬上で「漫述」を吟詠する場面が放映されることが決まり収録を終えました。放映日時などは未定ですが、わかった段階でお知らせします。              関西吟詩機関紙”吟詩日本”冬季号より


おそらくスタッフの紹介で、「公益社団法人関西吟詩文化協会」と山口華雋の名前が出ることでしょう。
良い宣伝となって、詩吟への関心が少しでも深まるとよいなぁと思います。

それとは別に、ミーハー的に、渋い男優が馬上で吟じる様をこの目で見るのは、楽しみだなぁ。
モンゴルはテレルジのホーストレッキングで、川の氷を割りながら馬上で吟じた「風林火山」を思い出すなぁ。
それで、未公認ながらのウランバートル初の詩吟教室をちょっとだけ開いたこと。
それが、きっかけで、10年間お休みしていた詩吟を始めるきっかけになったこと。
武士をイメージして吟じたことが、東京支部10周年記念大会で詩舞を舞う決心に繋がったこと。これが、もし、舞踊で女舞であったなら、興味を持たなかったはず。

それがやがて、夢組の実現と、そのときの詩吟に対する思いを、夢組につなげたいという思いにせいちょうしてきたこと。

一気に、忘れた振りをしていた詩吟を深い穴のそこから取り出すことになったいきさつを思い返すことになりました。


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