風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

東京芦孝会12月

2014年12月23日 | 詩吟
今年最後の中央会。
納吟会でもあるので、一応の吟詠を準備していかねばなりません。
今日の練習は、和歌なので、野田 芦孝先生にお聞きいただいて、了承を得るために、家持の
「あらたしき」を持っていきました。

自信のある吟ではなく、一番不安を抱える吟を選ぶことになったのは、今年は、和歌の練習が多くて、四苦八苦の一年だったからです。
漢詩については、八段ですから、おかげで人様の指導をさせていただいていますが、和歌については、勉強不足、発声不足で、毎度悩まされていました。

漢詩が八段であれば、和歌もそれなりの腕と、みなされるのが、ちょっと苦しいのでした。
しかし、漢詩と和歌とは、別のものと認識し、「和歌は初心者。うまいわけがない、懸命に練習しなければ、謙虚になって、漢詩以上に人様の吟を慎んで聞かせていただかねば」と、当たり前のことを、自分の中で認識ができたら、すっかり楽になって、下手さ加減をお聞きいただいて、チェックしていただくのを楽しみにしている自分を発見。

今日の練習のお題は、明治天皇御製「さしのぼる」
自画自賛になるけれど、月に一度の練習でも続けて学ぶと、自分なりに上達したと思う。
誰も言ってくれないけれどね。

漢詩とはいえ、八段所持の私に、「上手になったね」とは、失礼で口に出せないんだろうなぁ。
逆の立場になったら、私もなんて言うかしら。私のことだから、「失礼を承知で、、、」というかなぁ・・・
そうだ、今気付いたけれど、この程度では、褒めるところまで、いってないのかぁ。。。
自分にしか気づかない程度だったんだなあ。精進、精進。すすめー


練習が、お稽古ではなくバトルの場である教室が一つでいいからできるといいなぁ。
漢詩で、めった切りした人が、次に和歌でめった切りにされるという場面が、目に浮かぶ。


一通りの流れが終了して、納吟になり私の番が来た時、時間節約のためご挨拶だけにしようとしました。(午前中の和歌の時間に家持の吟をさせていただいたので、)ところが、うれしいことに私の吟を聞きたいといってくださる方がいて、挨拶をやめて、漢詩の吟詠に急きょ変更。一瞬で決められる吟題は、大好きな「海を望む」。

春先から、喉の不調が続き、発声方法を試行錯誤、喉に負担をかけない発声は、本当は正しい発声法だから、喉が悪くなって正解だった。

その代わり、迫力に欠けることになっている。今の発声法を体得すれば、迫力も戻ってくる。

そして、オルティンドーの練習が始まったのも、良い経過をたどっていると思う。

先生がいなくなって、練習していないからと、遠ざかっていたけれど、練習していた時のカセットを聞き、CDを聴いているうちに、体が乗ってきた。
チャンスを下さったIさん、ありがとうございます。
来月の懇親会でのかくし撃ナご披露させていただくのが楽しみだなぁ。

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