風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

あかるいなぁ

2015年02月16日 | 徒然に日々のことを
外は寒いのに、窓からさす光は、すっかり春だなぁ。

去年は、低迷の歳でしたが、いろいろと問題の個所が、良くなったような気がしてきて、光の春の明るい陽光とともに鷺照先生がひらりと舞い降りてくださって、「こいつぁ、春から縁起がよいわい」ですねぇ。


吟道大学に出席して、いろいろな思いが吹き上がって、自信過剰になったり、自信喪失したり、心が忙しく動いています。

この心地よい波立ちに、身をゆだね、さて、今日はまず「望海」から練習を始めましょう。
そして、基本の大山と5揺りの大山の練習。
三つめの5&6揺りの大山は、5揺りに納得してから。

何よりも基本の大山を、中島先生が、きっちりと支えられた音を出しましょう。
七の高さをきちんと美しく出してごまかさないとおっしゃった言葉を、私も同じように言い続けてきたことが間違ってなかったとの思いを深めました。
このことを自信にして、今度みなさんにお伝えしなければ。

しかし、「ごまかさない」などという言葉遣いを中島先生はしていないのだ。
そんな表現は、2時間の講習中一言もなかった。
はっきりと伝わってきたのに、どういう表現をなさったのか、そうそう、上手に悪い真似をして聞いたとたんに、正しいお手本との差がわかり、脳内で、私の語彙が「ごまかさない」と処理してしまったのだ。


相手を傷つけない、でも、正しいことと間違っていることという情報が一瞬にして伝えられる中島先生の技に伴った伝える技は、すごい。いや、技があるからこそ、伝わるのだ。
関吟から出ている4枚のCDを聞く限りにおいては、線の細い吟詠ととらえて、あまり興味が持てなかった先生の一人でしたが、生で聞くとCDの吟詠が別人かと思うほどに魅力と迫力が伝わってくる。



生きている吟詠を聞かねば。そして、育った土壌に近い人たちの肌感覚はとても大事だと思った。



広島や四国から参加なさった方と東京の地から来た人とは、感覚的に東京は遠いと誰しもが思う。
それは、やはり、関東と関西という気分的な違いによるものと思う。
最後に、感想をと言われたときに、はるばる東京からとおっしゃっていただいたけれど、四国からいらっしゃった方のほうがはるかに時間がかかっているのに。

誰も、東京は遠いと即座に思う。

時間ではない遠さがあるなぁ。。。


それは、今回のように、自分が出かけて行って、距離をたった今ここにいるとして縮めなければ、いけないのだなぁ。

来てもらうより、行く方が簡単なのだ。
しかし、この、簡単だけれど経済的問題が付きまとう行動については、いつまで、対応できるだろうか。

今できることを今する。それでいいよね。



関吟入会は、部活を卒業して、鷺照先生の教室に入会してからとするのが習わしでした。
会員証に会員番号は25176 入会年月日は43年5月13日となっています。
そしてその時に頂いたバッチは左側の大きいもので、裏には「関西吟詩同好会」となっています。
右のは、再入会したときに頂いたバッチです。裏は、「関西吟詩文化協会」
真ん中の金バッチは、師範のパッチです。裏には「社団法人関西吟詩文化協会」となっています。


さて、今年、次の資格を得るかどうか、もし、そのバッチの裏はどうなっているのだろう。
お座布団があるから、想像がつかないなぁ。どこかに文字があるはずだから、頭に「公益」が付いているはず。

見事に、それぞれのバッチが関吟の歴史を表していると、今日、気が付いた。
裏の文字を読むのに、はじめてのバッチは、少し大きめとはいえ、裸眼で読むことができた。
今は、LEDライト付きの天眼鏡で、やっこらさと読んでいる。

裸眼で難なく読めていた若々しいときから始めたものを、老人力の付いた今日まで、よくぞ、辞めないでいたものだ。
まさに、辞めないでいると、ここに至るのだなぁ。私にしては、キセキと言ってよいことだ。



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