風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

はじめの一歩

2015年02月19日 | 詩吟
勇の会に引き続き、はじめの一歩。

今日は、初めての方が二人、詩吟経験者と未経験者が一人ずつ。
論語の講座を受けていたのですが、今一歩詩吟には抵抗感があったようでした。
その方、おけいこが終わった後、にこにこ顔で、「もっと早く来ればよかった」と言ってくださいました。

経験者は、基本的なことを教えてくださるから、と、また次も来てくださるようです。

今日の、吟詠は「寒梅」の模範吟詠。いつも手伝ってくださる方にお願い。
そして、今日からのお稽古の吟題は、「富士山」
まず、須藤先生の解説。

これまでに習ったのは、「偶成」と「川中島」いずれも基本の譜の出てくるものです。
「富士山」は承句に、大中山と、一味加わった譜が出てきます。

マグネットを使って、形と高低を視覚的に見てもらいました。

まだまだ、独吟をしたくないはじめの一歩さんたちは、それでも、合吟の声が揃ってきて、今日は、嫌がられるのを覚悟で、はじめて、部屋の後ろへと歩み出ました。
ちゃんと音が取れています。
大丈夫、このまま、このペースで続けていけばよい。強い自信と同じくらい心配。半分、空元気だね。


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勇の会 

2015年02月19日 | 論語と
「里仁第四」

曰く、仁に里(お)るを美と為す。選びて仁に処(お)らずんば、いずくんぞ知たるを得ん(1≠U7)

ある本では、「土地を選ぶときは、仁に満ちているところを選びなさい」

須藤先生の論語の教科書には、
仁という徳に、心を置いて生きること、その生き方は、美しい。
仁を心のよりどころとするか、しないかは選べるのに、選ばないのは、知恵あるものとは、決していえない。


とある。

まるで逆方向からのアプローチで、物事が解釈されている。

はぁー、心が温まる。穏やかになる。


私も、須藤先生のように解釈し、人を愛し、すべてを受け入れ、否定せず、やさしくいられるようになりたい。


子曰く、惟だ仁者のみ能く人を好(よみ)し、能く人を悪(にく)む。(3≠U9)

「仁者は、」という言葉を脇に置き忘れて、「よく人を悪(にく)む」という言葉に反応している私を、困ったちゃんだなぁと、思う。

先生の解説は、こうだ。「人類愛に溢れた人は、厳しい姿勢を持ち、心から人を憎むことを恐れない。言うべきことを言う。」と。

はぁー、言葉が、足りない、理解が足りない。
でもね、須藤先生のそばに居て、言葉を聞いていたら、少しずつ少しずつ、近づいていくはず。
そのことを思うと、ワクワクする。



詩吟でも、そうだと思うから、少しでも胸を打つことの多い場所を選んで、そのぬくもりや、厳しさを肌で感じようとする。あがいて、楽しむ。

物事、矛盾に満ちていて、戸惑う、あがく、理解、落ち着く、すとんと抜ける。

物事、大変だぁと騒ぎながらも、とりあえず離れないで、辞めないでいるのは、大きな喜びが一瞬でもあるから。

一瞬で長続きしない喜びだから、また、求めて、今度はもう少し長く大きくとのぞんで、止まないのだねぇ。


感覚人間の陥りやすいところは、何だろう?
簡単に転写できるから、瞬間に判断して、行動し、それからゆっくり考えるところだろうか。
良し悪し、その逆も良し悪し。

絶対こっちが良いってのは、無いよね。


さて、私は、今、何を考えているのかなぁ・・・・・









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