風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

青葉その2

2016年07月22日 | 詩吟
新しい目玉につづいて、もう一つ、試みたことは、白文をお渡しして、聞いた吟の譜をメモして、そのメモを見て吟じられるかどうかを想像しながら、書いてもらいました。
今日は、吟じてもらうところまでは、行いませんでしたが、如何に、いい加減に聞いていたかがわかりましたとの、コメントをもらいました。



昔は、立派なテキストもなく、ガリ版刷りあるいは青焼きのこぴーで、詩吟を習っていました。

その紙には、一般的な譜が書いてあるだけで、「レ点」「一 二」などはなく〈と、思う)三角印もないものでした。

指導の先生の吟詠を聞いて、必至で、自分なりのテキストを作り上げたものです。

それが、今では、とても良い訓練となったと思っています。

先生の、特徴の色濃く出た、私にしかわからない書き込み、ときには、自身でさえ何の意味だったのか分からない書き込みもありました。
次週のお稽古まで、確かめるのはお預けです。
なにしろ、音を、紙の上に、狭い行間に覚えが気をするのですから、書きすぎても、省略しても、いけません。

そして、次週のお稽古で、再確認したら、とんでもない書き込みになっていたり、、、


初心者の頃は、てんやわんや。


ただ、その前の学生の時は、習ったらすぐに先輩と合吟を何十回となくかさねましたから、メモは頼らず、先輩の声を頼りに体で動物的に覚えていました。


卒業後、鷺照先生の教場へ行くようになったら、先輩との重ねての合吟がないのですから、上に書いたような作業が必要になるのです。

よく頑張ったねぇ。テキストもレコーダーもないころの話。

副読本出現によって、その動物的な感が失われてしまったように思う。

そして、先生の吟を色濃く残した吟詠が、なかなか、聞けないねぇ。

今日のこの試みは、ただの郷愁だったのかしら。



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夢青葉7月2回目

2016年07月22日 | 詩吟
4人参加、一人は体調の悪いのを押して、参加です。


発声練習は、コンダクターのみで、先導の私の声無で、こころみました。

肉声の先導がないのは、ちょっと苦労したのですが、だんだんに慣れてきて、自分の音を出してきました。
先導の肉声があると、出だしは、楽ですねぇ。

そして、今日は、わたしも生徒になって、新しい詩を習うことになりました。
その立場になってみて、先生の模範の後の最初のことばの音程を捕えて一声を出すのに、苦労をしたことを思いだしました。

音程の取り方について、一考を要することに気づき、今まで問題のなかったのに、気になることが出てきたのは、他に頼りすぎていたことに、気づきました。それぞれが、それぞれの個性でよいのですが、それぞれの自信を持つには、どのようにすればよいか、テーマが加わりました。


発声練習で、気になる「お」と「う」に着目しました。
特に「お」の口の形、そして、口の中の形を、良き先輩がアドバイスしてくれました。

具体的なアドバイスに、たちまち、クリアな「お」が発声されて、今日は、「これができただけで、もう十分練習終了!」などと言う、下手な冗談を繰り出してしまいました。



今日の目玉は、新しい課題を、指導資格のある先輩の指導のもとに、おこないました。
事前のメールで詩の意味をまず伝えたのは、好評で、詩に入りやすかったとの意見があり、好スタートを切りました。


新しい刺激が、加わって、また、後輩会員さんの昇格への意識づけになったか、重荷になったか。
どちらでしょう。


今までの流れを変えずに、淡々と練習を続けるのが良いのか、昇格について、意識づけをした方が良いのか、散々迷いましたが、おなじ、足取りで進んでいる少人数のメンバーですから、却って、淡々と同じ練習を続けることのほうが、私には、難しいように思えます。


その、きっかけに、年は若くても、指導資格のある先輩に、指導してもらいました。
このことは、去年から、考えていたことですが、やっと、実現しました。

6年目の年上の後輩さんは、こんな試みを違和感なく受け入れてくださいました。
私には、無いところを駆使し、後輩さんへのよい刺激ともなったと思います。

青葉のメンバーのすごいところは、詩吟の先輩、人生の先輩というところをきっちりとわきまえて、軋轢がないところです。


先日、東大島教室へ参加した時も、三人のとても良い雰囲気が、好感をもって受け入れられたと、その場に参加していた会員さんから、お聞きしました。
そして、野田 芦孝先生はじめ諸先輩方からも、厚遇していただいたことも聞きおよび、ありがたいことと思います。
これは、三人そろって、青葉から初めての練習参加だったからでもあると思います。

このことに関しては、私は、どのように、思いを伝えて良いやら、その日の教室にいらっしゃったと思われる方々に、おりにふれ、「ありがとうございました」と、申し上げることしか、思いつかないのです。

三人とも、愛されキャラであることは確かなので、どこに行っても、それぞれの個性で、可愛がって引き立ててもらえそうです。

みんながんばれ!そして、今後とも、よろしくお願いいたします。



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