風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢松風今年最後

2023年12月26日 | 詩吟
中央会に引き続き、”KANGIN TOKYO NEWS”の開催情報によると今日は
総ての教場のどこよりも遅い開催日となっています。
夢松風と吟詠池上サークルの二つの教場がおけいこをしており、東京芦孝会の
締めくくりとでもいいましょうか。
12月もこんなに押し詰まった日程のお稽古は、夢松風としては、初めての事。
幹事さんもその事をご承知の上での決定と思います。
以前であれば、1回のお稽古で終えていたのですが、前のめりになっている今
1回でもお稽古は休みたくないとの思いなのでしょう。
幹事さん、ご苦労さまです。


今年一年、いろいろありました。
現在残っている会員の年数順で三番目の会員が、4段を取得し、来年は師範代
の受験資格を得ます。
そして四番目の会員が年明け三月に四段の受験をします。
基本が体に収まってきて、理解力が増して、進度がグンと上がりました。
そして、参考音源をを聞いて、聴いて、予習をしてくるようになり、更に精度
が上がりました。
嬉しいことばかりではなく、会員の一人が、ご家族の介護のため退会を余儀
なくされました。
もし時間があったら、ふらりと、立ち寄ってくださいねと申し上げました。
まじめで律儀な方ですから、久し振りだからと手土産を持ち、少しでも練習を
してでないと教室の扉を開ける気にはならないでしょう。
ふらりとはおいでになれないかもしれません。
かつて、私の介護時代に、仲間のところにふらりと立ち寄れたらいいなぁと、
何度思ったことでしょう。

そんな思いが高じて、教室を立ち上げる気になったのですが、私より若い人が
集まったものだから、すっかり方針が変わってしまいました。

この処夢松風(火曜日)は、前のめりに練習が進んでおり、予習をして練習に
臨みたいとおっしゃいます。
ほんとうは、予習をしないで吟じて欲しい、そして、ほんとうの実力を知りた
いのです。
しかし、皆さんのその望みをかなえるためと、3月に4段受験となる会員の
ためもあって、練習方法を少し変えました。
すると、予習をきっちりとしていらっしゃるので、初心者教室のだいご味が
薄れてしまいました。
「型」の練習からどう詠うかのヒントを繰り出すようになりました。
それは、会員さんに取っては、面白い展開になってきたと思います。 
詩情についてそれぞれの感受性を大事にして、どう詠いたいかを考えます。
面白いとわかっていて、その方向に今までシフトしなかったのは、松風たちの
根っこをもっともっと太らせたいという思いからです。
この期間があったればこそ今の自分の吟詠を楽しめるようになったはずです。
もう少し、頑張ったら、今の喜び楽しみが倍化したであろうのに。

タイミングもあるけれど、私の許容量の問題もあると思います。  私自身が
無理をしないことも大事とやっと思い至りました。

今日も、面白いくらい、詠い方についてのヒントが、吸収されて即座に吟詠に
反映されました。
大満足の笑みを見せてもらいました。そうそう、この笑みです。
良かったねぇ。
やはり、四段は、一つのターニングポイントですねぇ。

コメント    この記事についてブログを書く
« コチコチの体 | トップ | 田村仁美 令和6年のカレンダ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。