関西吟詩文化協会のzoomの音源を探していたら、
「2015年11月27日 ”サプライズ”と名のついた40分に及ぶボイスメモ」を
見つけました。
この年は、6月に夢組合同練習会と銘打った祝五周年の会を開きましたから
その遅い打ち上げあるいは少々早い忘年会かと思って聞き始めました。
実は私への「上師範昇格おめでとうサプライズ」夢青葉メンバーの心づくしの
パーティーの音源でした。
Oさんのユーモアあふれる司会と周到な準備のおかげで、最初から最後まで
賑やかに笑っています。
笑いながら語る内容は、詩吟に関するまじめな内容ばかりですが、司会の
計算しつくされたシナリオによって進行していることがうかがわれて、最後
まで崩れることなく、同じ熱量で続いています。
これは、Oさんでならではの技ですね。
ちょっとだけ、聞いてみるつもりが最後まで聞き切りました。
四人の女性がみんながみんな幸せに語っているところが、何よりの贈り物です。
なかでも、私が最も大事にして居る譜№25番の話題となり、未熟な
指導者を盛り立てる話となって、その心尽くしに唸りました。
女性三人で、「母」か「静御前」を連合吟したいとの私の言葉も出てきました。
これには、「和歌がありますよね」とOさんの期待と不安に満ちた問いかけ
もありました。このころは、まだ、和歌とは異世界であったからね。
まじめなのに、楽しすぎるサプライズの会でした。
まだあまりなれていないアイフォンで、録れるのかなと疑問に思いながら
スイッチオンしたことを思い出します。
それぞれが、満面の笑みではつらつと詩吟のこれからを期待いっぱいで語って
いたことが奇跡のようで、胸に沁みわたりました。
こんなに笑い転げている私は、近来稀に見ることです。
ただただ楽しいばかりの練習であったなぁ。
ちょこっと、「厳しいけれど、、、」という言葉が聞こえてくるのだけれど、
それも笑いに包まれています。
その5年後、名司会のOさんは、夢青葉の指導者となり、O先生と呼ばれ今に
至ります。
その節は本当にありがとう。
そろそろ、O先生が祝われる番ですね。