ともだち

母さんは、いい友達を持ってるね。ひさ～しぶりでも、なんてことなく、すぐに本題に入って、話が出来るんだねぇ。
僕は、今、まんぷくで、幸せ気分。猛暑も、去っていきそうだし。母さんは、旧交を温めているし、母さんは、あまいものも大好きだけど、友達とのあったかい交流が、一番満腹感があるみたいだねぇ。

何でもいいから、満腹感は、良いものだよ。

愚痴をこぼして、聞いてもらうだけでもよいと思っていたら、明快な答えも貰ったみたいで、それも、いいねぇ。
友達っていうんだねぇ、そんな関係を。
僕の母さんの友達だから、僕の友達でもある。

でも僕は、やっぱり、猫缶で満腹のほうがよいなぁ・・・・・



さて、僕の仕事は、母さんのそばに居てあげることだ。この、母さんのお気に入りの小さい椅子は、今や僕のものになりつつある。座布団の下には、爪とぎでぼろぼろになったのが隠れてるんだ。でも、僕は、他の家具や、壁なんかでは爪とぎはしないからね。

そして、母さんの月に1回のお仕事の材料は、僕の頭の上に写っている箱の中にある。
関吟のはんこの押してある茶封筒、住所シール、ゴム印、両面テープ、切手をぬらすスャ塔W。

月に1回発行の関吟東京ニュースの発送だ。大体、25通くらい。
メールで届いた野田　芦孝先生の挨拶状に、絵の上手なSさんに描いてもらった挿絵を添付して、挨拶状を作ってニュースとともに発送するのだけど、簡単なようで、意外に細かい注意点があるらしいよ。

9月号も無事昨日の1日に投函できたみたいだよ。やれやれ。

母さんが一段落するまで、僕も気が抜けなくてさ。
今日は、母さんも僕も満腹で、一段落で、一番良い日だねぇ。

そうか

もう何年前になるのかなぁ、大阪のすみこさんが、HPを開設したのは。
1999年の9月だったと思う。もう13年になるのか。。。

お互いに、同い年の母と義母との介護中でした。
ネットで「かあさん」というニックネームでHPを開いてくれたおかげで、開示版を通じて友達になったのでした。

どれだけ励まされたことか、PCの向こう側のわけのわからない人に対する浮ｳは、始めた当初から無く、お互いに本音で、介護のことを語り合った。

先に、私が介護の卒業をし、今では、「かあさん」も義母さんを見送って7年になりました。私は、引越しをしたり、詩吟を復活して、教室を二つ開設したりしましたが、「かあさん」は、あっという間に孫6人の世話をするばぁばになり、幸せ忙しい毎日でした。

しかし、また、去年から、二つの介護をかかえるようになり、あれだけまめにHPの更新をしていたのに、音沙汰が無くなったので心配していたのでした。

きょう、その1年余りのことをメールで一度頂いていましたが、電話でさらに詳しく話
を聞き、代わりに、HPにかいといてくれへん？なんて依頼を受けました。

同年代の、同じ介護をし、同じ名前の東京と大阪のすみこ同士、気楽に頼み事のできるようになったかあさんに、驚きつつ、私でいいのかしらっていったら、お願いと。

何事も一人でやり遂げる人でしたから、年を重ね、そして今、また、大変な渦中に居るのだと感じました。

「かあさん」のHP「人生±０」の掲示板に、今聞いたことを箇条書きに、心配している皆さんへ、「かあさん」に代わってとのタイトルで、書き込みをしました。

いつまでも更新の無いHPをのぞいては、心配している人たちに、大変だけど、「かあさん」は元気だよと。

聴いたこと全部書いていいの？とたずねたら、全部書いて欲しいとの事だったので、その通りにしました。
下書きをみてからにする？と聴いたら、そんなこといらないって。

彼女は、介護の同志だから、ご機嫌伺いの必要のない相手なのだ。
元気にしてたら、また会えるから。