採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

2007北海道:お寿司

2007-10-23 | +国内

2007/9/6~10と用事で札幌に行きました。その時は昼間は拘束されるものの夜は単独行動。ものすごく安いホテルに泊まったために旅費が浮いて、その分贅沢してしまいました。

折角だからお寿司も食べたいわ。北海道の魚介~☆

でも回らないお寿司屋さんって値段がよく分からないので怖いです。あるお店のHPを見ると、おまかせコース5000円、ときっちり値段も書いてあって心強くなって、勇気を出して行ってみることにしました。

実はこちらは裕美さんのブログでお名前を拝見した方(寿司屋のおかみさん。北海道情報満載のブログはこちら)のお店です。「鮨処いちい」というお店(HPはこちら)です。

泊まっていた場所からも近く、台風前で大雨だったのですが、なんとかたどり着けました。とてもこぢんまりしたお店で、台風前でお客さんが少ないかと思いきや、電話で予約しておいて正解でした。6時半だというのにほぼ満席です。台風だし会社を定時で引けて、折角だから一杯、という男性達ではないかな。


 
お酒は小さい瓶入りの冷酒を頼みました。
左:毛ガニの甲羅の身をほぐしたもの。脚の身もトッピング。
右:タチ(タラの白子)ポン酢

白子は大好きなので嬉しくなりました。カニもほぐしてあって嬉しいです。


 
アラ煮です。
立派な切り身よりもアラの方が好きです。ほじる作業がとっても好き。猫またぎに綺麗に食べる自信あります。(早食いの私には)間がもつところもよいのです。

このアラ煮は甘さが全然ないような味付けで、これまで食べたものとはひと味違いました。みりんもお砂糖も入っていないのかも。
大根が丸いですよね。なるほどお料理屋さんでは型抜きするのね、と食べているときは思ったのですが、あとになってもしや、桂剥きした大根の芯ではないかと思い当たりました。ここはお寿司屋さんですものね。


 
お刺身。マグロ、イカ、鮭、ハマチ?、イカゲソ、白身魚。つぶ貝、ホタテ、サンマ?
・・・種類がよく分からなくなりましたが、どれもおいしかったです。

真ん中あたりにゲソのお刺身があります。北海道ってゲソを生で食べるのですが、他の地方は違いますよね。皮の下に虫がいるとかいって。
何故北海道ではOKなのかしら? そういえば九州ではサバを(酢で締めずに)お刺身で食べます。地域によって経験的に虫がいないことが分かっているのかな? このゲソのお刺身がコリコリして大変おいしかったです。あと、ホタテも薄切りでなくてコロンと切ってあるのも、歯ごたえがよくっておいしかったです。
何かに隠れて写真には写っていないのですがホタテのヒモのお刺身もおいしかった!こちらもコリコリでした。下ごしらえ(塩でもむのかな?)が面倒で出すお寿司屋さんは少ないとか。


 
お寿司。
左上から、白身魚(何だったかしら)、マグロ、ボタンえび、ホッキ貝、カニ、ウニ、イクラ。
イカのゲソも握ってもらえばよかったな~。

一口食べて印象的だったのはごはんがほんのり温かいこと。回るお寿司屋だと、タイミングによってはそういうこともありますが、ちゃんとしたお寿司屋さんではあまりなかったような気がします(サンプル数少ないですが)。たまたまかな?と漠然と思っていたのですが、あとで調べたら北海道ではそういう慣習があるそうです。寒い屋外からお店に入って食べるのがひんやりしたお寿司では身体が冷えてしまうからでしょうね。中島らも氏が「冷たいごはんは悲しくなるのでお寿司のシャリもあったかいのを食べたい(この部分、へー変わってるなと思った記憶が)がそういう店は滅多にない」と何かに書いていましたが北海道に来ればよかったのね。

左下のガリ、厚切りなの分かるでしょうか。極薄切りが普通ですよね。厚切りは初めての気がします。歯ごたえがコリコリしておいしいのです。嬉しくなって食べ進んで行ったら、厚切りの下に普通の薄切りが隠れていました。最初によく観察しておくべきだったわ。厚切りと薄切りのペース配分を考えたのに・・・。

ネタケースの中にサザエが転がっていました。
隣の男性二人連れの片方(北海道育ちのよう)が、「その見慣れない貝は何ですか」ですって。北海道ではツブ貝の方が普通でサザエは珍しいようです。なるほどね~。
私にとってはホッキ貝が謎の存在。
大将に、どうやって解体するのか簡単に教えて頂きましたが、それでも、ハマグリみたいな貝の中にどんな感じであのぴらんとしたものが収まっているのか想像つきません。一度自分で解体してみたいものです。

うずまき状のツブ貝の下ごしらえについても質問してみました。
やっぱり素人は殻を割るのが易しいようです。殻のどこかに穴を開けて、うまいこと千枚通しか何かで貝柱を切るとつるりと引っ張り出せるようですが、なかなか場所を探り当てるのが難しいとか。
殻を外したあとは、上下切り分けて、足の側は塩で揉んでぬめりをタワシでこするそうです。更に縦半分に切って足の中にあるワタ(悪酔いする油とおっしゃっていました)を取り除いて洗って、ようやく、お刺身に。
昔鳥取のバイ貝を1匹さばいたことがありますが(えっへん。なんて。本当のところはうにょうにょ動いて泣きそうでした)、ツブ貝も出来るかしら。

今度はダンナサマと行きたいなあ。で、ゲソとツブ貝とホタテのひもをいっぱい食べたいです。

コメント (3)
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