採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

北のいちじくで色々と

2007-10-29 | +ジャム・ピール(果物系保存食)
9月下旬にaiwhasさんに送って頂いたいちじく、タルトを作ったほかにも色々瓶詰めを作ってみました。 中が赤いいちじく(品種名不明なので赤いちじくと読んでます)と、中が濃いめのピンクでプチプチした種が大きい日本いちじく、ホワイトゼノアの3種類で色々作ってみました。

2007/9/28 赤いいちじく作業中

梅ザルにこんもりのいちじく☆ 豊かな気分です。
沢山ある場合は、すぐ食べるおやつ用(はじけるほど完熟)、ジャム用(よく熟しているもの、形がいびつなものなど)、コンポート用(完熟一歩手前で形がしっかりしているもの)、と分類します。
量が多いので手袋をして皮むきをします。(だいぶ作業し終わった頃、さっと下ゆですれば手袋をしなくても大丈夫ということに気づきました)

 

こんな感じで皮をむいた赤いいちじくをシロップに入れて煮始めます。
最初は色のないシロップが・・・・

こんなに真っ赤に!
いちじく内部の色がにじみ出して来るようです。
レモンを入れるほど発色がよいのでつい沢山入れたくなってしまいます。でもあまり沢山入れると繊細ないちじくの味が負けてしまいそう。


折角の記録ブログなので作ったもの勢揃いさせてみました。

2007/9/28 赤いいちじくの白ワインコンポート(いちじく、白ワイン、水、果糖、レモン汁)

糖分が少なめなせいかいちじくが浮いていますが、これまで特に問題はなかったのでまあいいかな、と思ってます。

2007/9/28 赤いちじくのスパイス入りコンポート(いちじく、白ワイン、水、果糖、レモン汁、カルダモン、シナモン、クローブ)

上のコンポートのシロップが少し残ったので、スパイスを足して少量のいちじくを煮てみました。

2007/9/28 赤いちじくのジャム(いちじく、レモン汁、果糖)

前回送って頂いたときも作りました。刻んで煮て、ある程度煮詰まってからスティックミキサーで粉砕します。このとき熱いしずくが飛んでキケン!長袖着用のこと。

2007/9/28いちじくの皮ジャム(赤いちじくの皮、果肉、果糖、カルダモン、シナモン、クローブ)

コンポートとジャムにしたいちじくの皮をとっておいて刻んで煮てみました。上の写真の果肉のジャムでびんに収まらなかったものも混ぜました。色が少しよくなるかな、と赤ワインを入れてみたのだけれど、大した効果はなかったみたい。

2007/9/29日本いちじくコンポート(日本いちじく、白ワイン、果糖、レモン汁、水)

日本いちじくは赤いいちじくとはまた違う煮上がりです。白い部分がソフトですべすべした感じ。

2007/9/29日本いちじくコンポートスパイス入り(日本いちじく、白ワイン、果糖、レモン汁、水、カルダモン、シナモン、レモン汁)

前日同様、上の白ワイン煮で余ったシロップにスパイスを足して作りました。

2007/9/29日本いちじくジャム(いちじく、レモン汁、果糖)

甘露煮にしようかと思って下ゆでまでしたけれど方針変更。赤いちじくよりペクチンが多いのか(単に煮詰めすぎたのか)かなり固くなってしまいました。
上のジャムと比べると色が薄めで、種のプチプチが大きいです。

2007/9/30赤いちじくコンポート(いちじく、白ワイン、水、果糖、レモン汁)

お菓子を作ろうかなととってあったのですが、傷んでしまうのが怖くてやっぱり煮てしまいました。
2007/9/30赤いちじくコンポート(いちじく、赤ワイン、水、果糖、カルダモン、シナモン、クローブ、バニラ)

赤ワインコンポート。使った赤ワインのせいか、透明感のない仕上がり・・・。バニラビーンも使って濃厚な味にしてみたけれど、どうかな?
2007/9/30ホワイトゼノア甘露煮(ホワイトゼノア、果糖、バニラ、シナモン、水)

9/28に煮始めて30日に瓶詰め。今年は気長に煮てみました。詳しくはこちらの記事に。
各回につき数個とはいえ、8キロのいちじくは相当な量。甘露煮やジャムは凝縮するけれどコンポートだとむしろカサは増えますし。
空き瓶が入っていた箱にぎっしり・・・。
嬉しいような苦しいような。(沢山食べてお腹いっぱいのときと似た気分かな?)

関係者各位。こちらも味見して下さいね。いちじく嫌いな人手を挙げて~。

煮るとそれぞれのいちじくの新たな個性を発見するのが面白いです。
赤いちじくは生で食べると内側のトロリ感が印象的ですが、煮ると外側の白い部分が丈夫なのが際だって、中がとろりとやわらかいのでコントラストが面白いです。
小龍包のようにたゆたゆしたいちじくをかじると、ぷちん、とした意外にしっかりした食感なのです。

日本いちじくは生だと内側のピンクのところの果肉がしっかりしてトロリとはまた違う、つぶつぶした食感です。種も大きいので、プチプチ感も赤いちじくより多いです。煮ると、赤いちじくと違って白い部分もそれなりに柔らかく煮えます。中の種はやっぱりプチプチして印象的です。

ホワイトゼノアは、生だと何だか固くてかなり酸っぱいです。これは甘露煮用のやや未熟な段階だからのようです。完熟すると、パカ、とはじけてネットリと甘くなるのですって。びっくり。 甘露煮にすると濃厚ないちじくの風味がして、柔らかく比較的なめらかな食感です。プチプチ感はあまりないかも。

aiwhasさんは甘露煮やコンポートをクッキーのような小麦粉の皮で包んでおまんじゅうにされたそうです。うちの甘露煮も、バニラを入れてしまったもののおまんじゅうになるかな? 白あんで包んだりすると更にグレードアップしそうですね。

aiwhasさん、持ち運ぶだけでも大変な大量のいちじく、本当にありがとうございました!

コメント (12)
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