2007/9/26
5m四方ほども草刈りして栗拾いに備えたのですが、今年の栗は不作でした。
まず実が小さいし少ない!
そして栗の実につく虫が多いのです。落ちたばかりの実を見ると、もう大きな穴が開いていたりします。枝についているイガを見上げると虫の食べかす(粉っぽいもの)が出てきているものがあちこちに。
例年ですと樹上でこんなに食い荒らされているということはなかったです。そして落ちたばかりの栗は概ね綺麗で、たとえ虫がついていたとしても虫がまだ小さいため虫食いかどうか見分けが付かないほど。今年は木から落ちたばかりの段階で虫がもうコロコロに太っています。
よくよく木を見ると、枝に寄生してこぶを作り葉っぱを枯らせてしまって木を弱らせるクリタマバチの被害が随分多いようです。クリタマバチによって樹勢が弱って、そこにつけ込まれて実を食べる虫もやりたい放題、だったのかな。
今年の夏の暑さが何かの要因になっているのでしょうか。
やや小さめながら、何とか虫のいない栗を選んで重曹で渋ぬきをしてみると、今度は栗の様子が去年とは違います。いつもよりずっと渋が多いのです。
何回ゆでてもまだ渋い!
クリタマバチとか、実をかじりに来る虫に抵抗するため木が沢山毒(渋)を生産して抵抗しようとしたのではないかしら。
去年は、重曹の分量など適当で、茹でる回数も適当に作業していたけれど、それほど苦労せず渋さは抜けた気がします。今年は柔らかすぎになるくらい何度も茹でたのに、なんだかまだ少し渋いのです。
うっかりソファーでころりと横になって、グラグラに煮えたぎらせてしまったりしてひび割れが出来たりして、最後はもう投げやりになってしまいました。いつもはつやつやの栗をさわっているだけで嬉しかったのだけど、今年は作っていてあんまり楽しくなかったなあ。(いちじくの疲れが出たのかしら)
ちょっと渋いけど、いいや、瓶に詰めてしばらくしたら味が馴染むかもしれないし・・・と漠然と期待しつつ、瓶詰めしてしまいました。(後日お友達に、渋いのは1年経ってもやっぱり渋いままなのよね、という経験談をたまたま聞いて、夢は儚く潰えました)
渋いかなという渋皮煮でもペーストにしてお菓子にしてしまえばさほど気にならない気がします。前作ったみたいな、栗タルトとか、マロンチョコケーキ、マロンチョコタルトで消費するかな。
でも、折角壊さないように作ったつやつやの渋皮煮なんだけどな。ペーストにするのは忍びないのだけれど・・・。
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2007/10/2作 4個 |
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2007/10/5作 8個 |
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2007/10/5作 5個 |
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2007/10/6作 8個 |
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2007/10/6作(ひび割れやや多し) 5個 |
不作といいつつ、30個できました。関係各位のみなさま、よかったらまたもらって下さいね。
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