採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

きゅうりのピクルス

2010-08-20 | +野菜系保存食
ベランダのキュウリはカーテンを形成する迄には至らずお亡くなりになってしまったのですが、畑仲間が植えた地這いキュウリが大豊作です。
あるだけ持って行ってくれるとありがたい、とのことなので、どっさり貰ってきました。

でもキュウリって、それほど一度に沢山は食べられません。保存を考えなくては。
丁度、本のなかでとても手間のかからないピクルスの漬け方を見付けたので試してみることにしました。
私のこれまで知っている作り方とは色々な点で異なっています。どんなものが出来上がるのか、楽しみです。

■■キュウリのピクルス
(『毎日がおいしい工夫』(村上祥子著,講談社)を参考にしました)
■材料
まっすぐなキュウリ(太くなっていないものがよい)
キュウリを縦にぎっしり入れることの出来る円筒形の瓶
○下漬け用

塩 水1カップにつき大さじ1
○本漬け用
スパイス(赤唐辛子、粒コショウ、ローリエ、シナモンスティック)私はディルシードとタイムも追加しました
酢 (本では、酢:水:砂糖=7:3:3の割合ですが私は酢をやや増やして8:3:3としました)
水  酢1カップにつき3/8カップ(75cc) 
砂糖  酢1カップにつき3/8カップ(75cc)

■今回の作り方
(1)キュウリをよく洗い、瓶にぎっしり、ぎゅうぎゅうに詰める。
細くなっているはじに隙間が出来たら、短く切ったキュウリを更に詰める。
(2)瓶の中にきゅうりがすっかり沈むところまで水を入れ、その水を計量する。
(3)新たに、先程計量したのと同量の水を鍋に入れ、水1カップにつき塩大さじ1を加え、煮立てる。
(4)煮立った塩水をキュウリの入った瓶に注ぐ。
熱湯が直接ガラスに触れないように、キュウリに注ぐようにすれガラスは割れません。
(熱い塩水を直接キュウリに注ぐなんてびっくり!)
(5)フタをして、直射日光のあたらない場所で常温で、液体が白く濁ってくるまでおく。今回は、この猛暑で、1日で濁って来ました。
(6)瓶のまま蛇口の下に置いて水を出し、濁った水を全て追い出して、キュウリをすすぐようにする。水を捨てて瓶を逆さにし、よく水分を切る。
(7)本漬け用に、酢、水、砂糖を煮立てる。
なお、分量は、下漬けに使用した塩水よりやや多めに用意するとよいと思います。
キュウリが塩水で脱水されて縮んでいるため、瓶の中の空隙は大きくなっているはずなので。
(8)水気を切ったきゅうりの瓶に、スパイスを入れ、更に煮立った熱々のピクルス液をキュウリが完全にかぶるように注ぎ、瓶のフタをする。
このまま常温で1週間程度おく(本漬け)。
(9)本漬けが終わったら、キュウリを適当な大きさにカットし、小さい瓶に小分けして詰め直す。
(この後は冷蔵庫保存の方が歯ごたえが保たれそうな気がします)

2010/08/07ピクルス塩漬け段階

塩水に漬けたところ。
梅酒用の4リットル瓶で仕込みました。
きゅうりをぎっちり詰めるのは大変だけれどなかなか面白い作業です。

翌日にはもう白く濁ってきました。

2010/08/17酢漬け

えーと、本漬けから9日後、かな。
こんな感じになっています。
酢を注いだ直後はぬるい状態なので、また発酵してしまうのではと危惧していましたが、幸い液は透明なままです。

そろそろ小分けしたほうがいいのかもしれませんが、冷蔵庫に入れる余裕なんてありません(キッパリ)。

もうしばらくこのままでもいいものだろうか?
少なくとも味見くらいはしてみるべきかもしれないな・・・。


これまで私が試したピクルスは、スパイスなどを入れて煮立ててピクルスビネガーを作り、それを冷ましてから(下漬けした)野菜に注ぎ、という工程のものが多かったです。
この作り方は、瓶に最初に収納してしまい、下漬け、本漬けはどちらも熱いままの液体を使っています。この方が、断然手早いです。

まだ味見をしていないのでよく分かりませんが、この方法で美味しかったら、今度からこちらにしようかな。
家庭菜園のキュウリの場合、まっすぐで適度な若さのものを手に入れるのが、唯一のネックかもしれない。カーブしたものの場合は沢庵方式で詰めれば丸い瓶に収まるかな。
コメント (2)
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