ハラペーニョのレシピを調べていたら、ハラペーニョポッパー jalapeno poppers というものがよく出てきます。
ハラペーニョを半割、もしくは丸のまま中味をくり抜き、空洞に何か詰め、
・オーブンで焼いたり
・ベーコンでくるんでフライパンで焼いたり
・パン粉の衣をつけて揚げたり
するもののようです。
具としては、クリームチーズベースの、柔らかいものが多いようです。
ハラペーニョは(セラーノに比べて)ぷっくりずんぐり大きくて、中に何か詰めたくなる気持も分かります。
でも、外側がまるごと青唐辛子で、辛くないのかな?
試しにちょっとだけ作ってみます。
辛さはどうかな、と心配でしたが、筒状の状態で胎座(スジのところ)を綺麗に削るのは難しいので、半割にした時よりはやや辛いです。
でもハラペーニョはもともと辛さがマイルドなので、食べられないほどではないです。
フィリングは、クリームチーズの方は私は余り好みではありませんでした。
外側のハラペーニョの食感に比べてふにゃりと柔らか過ぎるような気がします。
それよりも、イカ墨ピラフ入りの方が美味しい気がします。
こちらだと、外側の焼けたハラペーニョと詰め物の食感のバランスがいいです。
(ピラフがむっちりして、ピーマンの肉詰めみたいな感じ)
外側の辛さに対するフィリングのシーフード味のインパクトも丁度いい気がしました。
今回はイカ墨でしたが、アンチョビ風味でもよさそう。
あと、ピラフ詰めの場合、焼き上がった状態で冷凍も出来そうです。
(チーズの場合冷凍は多分だめよね?)
何故ハラペーニョに詰めるのはクリームチーズなんだろうか?
詰めるのは結構手間なので、絞り出し袋で詰められる素材が人気なのだろうか。
絞れる素材でいえば挽肉というのもアリだと思うけれど、意外と例が少なかったように思います。
(多分探せばあると思うけれど)
また作ってもいいけれど、結構手間がかかるので、上の空でTVを見ているダンナサマには勿体ないな・・・。
ピラフと焼きハラペーニョを別々に出せばいい気がする。
■ハラペーニョの詰め物覚え書き
・ハラペーニョをくり抜くと、胎座が多少残るので、半割にするよりも辛くなる。
・ハラペーニョにチマチマ詰め物をしていくのは結構時間がかかる。細めの口金で絞り出すと手早く作れると思われる。
(クリームチーズなら絞り出せるが、ピラフは絞り出せるだろうか?)
・クリーミーなもの(マヨネーズとか)に生ハラペーニョを刻んで混ぜると辛味が和らぐが、ハラペーニョにクリームチーズを詰めても辛味は和らがない。
・クリームチーズを詰めて焼くと(空気が入ってしまうせいか)吹きこぼれる(末端に穴をあけておくといいかも)。
更に、チーズ部分が煮えてしまい、生のクリームチーズとは違う味になる。
ハラペーニョより具の方が柔らかい食感になり、そんなに美味しくないように思う。
・クリームチーズを詰めたい場合は、 くり抜いたハラペーニョをだけを焼いて、そこにクリームチーズを詰める(好みで軽く焼く)のはどうだろうか。皮(ハラペーニョ)は焼けて柔らかく、具(クリームチーズ)は加熱されない固いままのほうがいいのでは・・・。
・ピラフ詰めは、ふと思いついてやってみたのだが、結構美味しかった。魚介味とハラペーニョは合うようだ。
・中がごはんなので、ハラペーニョに火が通るまで十分加熱しても、焦げたり煮えすぎたりしなくて便利。
・焼けるとごはんはややふくらむ(ハラペーニョが縮む?)ので、満タンではなくやや少なめに詰めるのがよさそう。
・ピラフのほどよいもっちり感とハラペーニョの肉厚でソフトな果肉がよく合う。
■青唐辛子大量消費大作戦2012
2012年は唐辛子消費、すごく頑張りました。
2011年は最後、冷蔵庫の中や畑で少しダメにしてしまったけれど、この年は完全に使い切った!燃え尽きた!!!
(1)ピクルス (保存食)
激辛が苦手なので種を取って漬け込み。
サラダなどに使えそうですが、収穫シーズン中(初夏~晩秋)は生を使うし、冬はあまりサラダを食べないし、いまひとつ使いこなせないです。
(2)スクッグ (保存食)
中近東風の青唐辛子ペースト。香菜、スパイス、ニンニク入り。
大好き。おでんにもつけたりします。
ハラペーニョで作ると辛味が足りず間の抜けた味になるため、セラーノの方がいいです。
(3)柚子胡椒 (保存食)
柚子皮はナイフで剥いて刻んだ方がいい香りのようです。
ゼスターグレーターでおろしていたけれど、再度作るべきかも。
(4)青唐辛子マヨネーズ (すぐ食べる)
種をとったハラペーニョ/セラーノとマヨネーズをスティックミキサーで粉砕するだけ。
ややゆるい仕上がりになりますが、辛さが抑えられて美味しいです。
(5)青唐辛子ディップ (すぐ食べる)
種をとって刻んだハラペーニョ/セラーノと豆腐のディップ。
豆腐でコーティングされるせいか、辛さマイルドです。
(6)ハラペーニョ入りコーンブレッド (すぐ食べる)
どんな味か想像つかずに作ってみました。
うっすら甘塩っぱいコーンブレッドに、ハラペーニョの軽い辛味が加わり、予想していたよりずっと美味しかったです。
(7)ハラペーニョのクリームチーズ詰め・ピラフ詰め (すぐ食べる)
丸ごと、中味をくり抜いて詰めてみました。
胎座が取り除ききれないため、かなり辛くなります。
やるなら収穫シーズンはじめの頃のものがいいかも。
(8)サルサソース (保存食)
トマトなどと煮込んでサルサソースに。
(9)三升漬け (保存食)
セラーノで作ってみました。
(10)青唐辛子の塩胡麻油漬け (保存食)
種をとり包丁で微塵切りにして、適量の塩と胡麻油で和えるというもの。
今シーズン一番のヒットかもしれない(自分比)。
ほどよくカリカリとした食感があり、何につけても美味しいです。
緑パプリカを適量混ぜて辛さを調節したところがよかった(辛すぎるのは苦手なため)。
三升漬けやピクルスにせず、こちらをもっと沢山作ればよかったけれど、シーズン最後の方にようやく発見したレシピで、時既に遅し。
(11)ハリッサ (保存食)
赤唐辛子(チェリーペッパー、中辛なんばん)で作りました。
キャラウェイの風味が印象的な赤いソース。