採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ハラペーニョの詰め物

2012-09-19 | +ふたりの日

ハラペーニョのレシピを調べていたら、ハラペーニョポッパー jalapeno poppers というものがよく出てきます。
ハラペーニョを半割、もしくは丸のまま中味をくり抜き、空洞に何か詰め、
 ・オーブンで焼いたり
 ・ベーコンでくるんでフライパンで焼いたり
 ・パン粉の衣をつけて揚げたり
するもののようです。
具としては、クリームチーズベースの、柔らかいものが多いようです。


ハラペーニョは(セラーノに比べて)ぷっくりずんぐり大きくて、中に何か詰めたくなる気持も分かります。
でも、外側がまるごと青唐辛子で、辛くないのかな?

試しにちょっとだけ作ってみます。


homemade_dried_tomato

ヘタを落とし、蟹フォークの細い方で種を掻き出します。
白いのと黒いの、2バージョン作ってみました。 
(小さい穴からチマチマ詰めるのは結構大変!)
 

homemade_dried_tomato

白いのはクリームチーズベースですが、少々混ぜものを。
混ぜ込んだのは・・・

ココナツチャツネ

こちらのなんちゃってココナツチャツネ(ココナツ果肉とスクッグを混ぜたもの)。

homemade_dried_tomato

黒いのはこちら。
イカ墨パスタならぬ、イカ墨ピラフ(パスタを茹でるのを省略してごはんをチンしてソースと混ぜた)。
手抜きしたものの、すごーく美味。
青唐辛子に合いそうな味だったので少しよけておいて詰めてみたのです。 

homemade_dried_tomato

オーブンでハラペーニョがくたっとなるまで焼いてみました。
クリームチーズはやや(ものによっては大々的に)吹きこぼれ、ピラフは少し膨張しています。 


辛さはどうかな、と心配でしたが、筒状の状態で胎座(スジのところ)を綺麗に削るのは難しいので、半割にした時よりはやや辛いです。
でもハラペーニョはもともと辛さがマイルドなので、食べられないほどではないです。

フィリングは、クリームチーズの方は私は余り好みではありませんでした。
外側のハラペーニョの食感に比べてふにゃりと柔らか過ぎるような気がします。
それよりも、イカ墨ピラフ入りの方が美味しい気がします。
こちらだと、外側の焼けたハラペーニョと詰め物の食感のバランスがいいです。
(ピラフがむっちりして、ピーマンの肉詰めみたいな感じ)
外側の辛さに対するフィリングのシーフード味のインパクトも丁度いい気がしました。
今回はイカ墨でしたが、アンチョビ風味でもよさそう。
あと、ピラフ詰めの場合、焼き上がった状態で冷凍も出来そうです。
(チーズの場合冷凍は多分だめよね?)
 

何故ハラペーニョに詰めるのはクリームチーズなんだろうか?
詰めるのは結構手間なので、絞り出し袋で詰められる素材が人気なのだろうか。
絞れる素材でいえば挽肉というのもアリだと思うけれど、意外と例が少なかったように思います。
(多分探せばあると思うけれど)

また作ってもいいけれど、結構手間がかかるので、上の空でTVを見ているダンナサマには勿体ないな・・・。
ピラフと焼きハラペーニョを別々に出せばいい気がする。



■ハラペーニョの詰め物覚え書き
・ハラペーニョをくり抜くと、胎座が多少残るので、半割にするよりも辛くなる。
・ハラペーニョにチマチマ詰め物をしていくのは結構時間がかかる。細めの口金で絞り出すと手早く作れると思われる。
 (クリームチーズなら絞り出せるが、ピラフは絞り出せるだろうか?)

・クリーミーなもの(マヨネーズとか)に生ハラペーニョを刻んで混ぜると辛味が和らぐが、ハラペーニョにクリームチーズを詰めても辛味は和らがない。
・クリームチーズを詰めて焼くと(空気が入ってしまうせいか)吹きこぼれる(末端に穴をあけておくといいかも)。
 更に、チーズ部分が煮えてしまい、生のクリームチーズとは違う味になる。
 ハラペーニョより具の方が柔らかい食感になり、そんなに美味しくないように思う。 
・クリームチーズを詰めたい場合は、 くり抜いたハラペーニョをだけを焼いて、そこにクリームチーズを詰める(好みで軽く焼く)のはどうだろうか。皮(ハラペーニョ)は焼けて柔らかく、具(クリームチーズ)は加熱されない固いままのほうがいいのでは・・・。

・ピラフ詰めは、ふと思いついてやってみたのだが、結構美味しかった。魚介味とハラペーニョは合うようだ。 
・中がごはんなので、ハラペーニョに火が通るまで十分加熱しても、焦げたり煮えすぎたりしなくて便利。
・焼けるとごはんはややふくらむ(ハラペーニョが縮む?)ので、満タンではなくやや少なめに詰めるのがよさそう。
・ピラフのほどよいもっちり感とハラペーニョの肉厚でソフトな果肉がよく合う。 


■青唐辛子大量消費大作戦2012 
2012年は唐辛子消費、すごく頑張りました。
2011年は最後、冷蔵庫の中や畑で少しダメにしてしまったけれど、この年は完全に使い切った!燃え尽きた!!!

(1)ピクルス (保存食)
激辛が苦手なので種を取って漬け込み。
サラダなどに使えそうですが、収穫シーズン中(初夏~晩秋)は生を使うし、冬はあまりサラダを食べないし、いまひとつ使いこなせないです。

(2)スクッグ (保存食)
中近東風の青唐辛子ペースト。香菜、スパイス、ニンニク入り。
大好き。おでんにもつけたりします。
ハラペーニョで作ると辛味が足りず間の抜けた味になるため、セラーノの方がいいです。

(3)柚子胡椒 (保存食)
柚子皮はナイフで剥いて刻んだ方がいい香りのようです。
ゼスターグレーターでおろしていたけれど、再度作るべきかも。

(4)青唐辛子マヨネーズ (すぐ食べる)
種をとったハラペーニョ/セラーノとマヨネーズをスティックミキサーで粉砕するだけ。
ややゆるい仕上がりになりますが、辛さが抑えられて美味しいです。

(5)青唐辛子ディップ (すぐ食べる)
種をとって刻んだハラペーニョ/セラーノと豆腐のディップ。
豆腐でコーティングされるせいか、辛さマイルドです。

(6)ハラペーニョ入りコーンブレッド (すぐ食べる)
どんな味か想像つかずに作ってみました。
うっすら甘塩っぱいコーンブレッドに、ハラペーニョの軽い辛味が加わり、予想していたよりずっと美味しかったです。

(7)ハラペーニョのクリームチーズ詰め・ピラフ詰め (すぐ食べる)
丸ごと、中味をくり抜いて詰めてみました。
胎座が取り除ききれないため、かなり辛くなります。
やるなら収穫シーズンはじめの頃のものがいいかも。

(8)サルサソース (保存食)
トマトなどと煮込んでサルサソースに。

(9)三升漬け (保存食)
セラーノで作ってみました。

(10)青唐辛子の塩胡麻油漬け (保存食) 
種をとり包丁で微塵切りにして、適量の塩と胡麻油で和えるというもの。
今シーズン一番のヒットかもしれない(自分比)。
ほどよくカリカリとした食感があり、何につけても美味しいです。
緑パプリカを適量混ぜて辛さを調節したところがよかった(辛すぎるのは苦手なため)。 
三升漬けやピクルスにせず、こちらをもっと沢山作ればよかったけれど、シーズン最後の方にようやく発見したレシピで、時既に遅し。

(11)ハリッサ (保存食)
赤唐辛子(チェリーペッパー、中辛なんばん)で作りました。
キャラウェイの風味が印象的な赤いソース。

 

コメント
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