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採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

巻き柿(&押し柿)2015

2016-01-21 | +干し柿・干し芋・栗

この年末年始も巻き柿を作りました。
今年は鶴の子柿がものすごい豊作。
どうして玄関先が段ボールで埋まってしまうんだろう、と思っていたのですが、それぞれの重さを計って足してみたところ90kg以上ありました。

・・どうりで。

90kg、しかも一度に、というのはかなり多いです。
(矢田農園さんからそれくらい購入する年もありますが、間を空けて送って頂いているので、物量感はそれほどでもないです)
木1本が本気出すと、人間1人で勝負を挑む(?)のはかなり大変・・。

しかも今年の秋は高温多湿でうんざりでした。
霧の日は室内に取り込んで扇風機をあてたり、また外に出したり・・。
鶴の子柿は基本的にはよく干して巻き柿にするのですが、例年に比べると乾きが断然遅いです。
カビてしまいそうで見ていられず、一部はぽたぽたの状態で実家に送って食べてもらうことにしました。

その後も干し続け、なんとかカビずにほしあがったものは、缶に収納(この間に粉が吹いてくる)。
ところが保管期間中にもまた高温の日が。急遽冷蔵庫の中身(梅ジュースとか)を放り出し、せっせと缶を運び込んだり。
干している間も、しまってからも、右往左往でした。


年末、沢山の缶を段ボール数箱に詰め込み、実家に運び込みした。
空いた時間をみはからって種抜き作業をするのですが、これがまた、全然片付いていきません。
鶴の子柿の場合は1個につき種が3~8個ほど入っているので、一缶作業するのもかなり時間がかかります。
これ何だっけ?と段ボールをあけると、また段ボールぎっしりの缶入り干し柿。
分身の術?と思いたくなるほど。
 

干し柿

根本的解決方法は、柿を減らすこと。

弟が来た日に、弟の家と、お嫁さんのご実家用に、5箱ほど引き取ってもらいました。
色は黒くなっていますが、まだ、もにもにの柔らかさで、いい具合に粉も吹いて、 美味しそうな状態です。

巻き柿

あとは仕方ないので種抜き。
ヘタを切って、種を抜いたらまた閉じてこんな感じでしまっておきます。
(本当はもう少し乾かしたかったのだけれど、庭に出すと鳥や猫が来るのでなかなか不便。2階ベランダを使うといいかも) 

巻き柿

巻き作業は、1日と3日、母に手伝ってもらいました。
助手(私)はこんな感じで台の上に柿を開いて並べておきます。
巻き職人(母)は、これをぱっと見て、丁度いい大きさ、固さのものを選んで並べていきます。 

巻き柿

柚子ピールもカットしておきます。

巻き柿

ごく小さい柿は、まんなかの列の柿に載せて(2段にして)みました。

巻き柿

オーブンペーパーを敷いて掌でぎゅっと押して平らにしたあと、ブランデーを塗ります。
(お酒の後に押してもよい)

 

巻き柿

そして、くるりん。


ひとしきり巻いた後に母が(巻くのに疲れたのか)、 平らにして押したらどうかな?と。
 

押し柿

そういえば、市販品に、こんな感じの四角いものがあります。ん

 

押し柿

これも四角く押してあります。
2009年年始の白樺湖での年越しパーティの際に頂きました)
 

押し柿

「押し寿司の型ならあるよ!」と母が出してきてくれました。
(母は思いついたらすぐに行動に移すタイプかも。私は、一度ほぼ成功したルーティン作業があったらそれに固執しがちな、どちらかというと変化を避けるタイプかな・・)

 

押し柿

ラップを敷いて柿を敷き詰めていきます。
ところどころに柚子を挟んでます。

 

押し柿

一番下と一番上は、「皮」が外側に来るようになっています。

 

押し柿

ラップをとじ、フタをのっけて固定。
輪ゴムでとめて、軽く重石をしておきました。

「一回に1個しか出来ないわね・・」と母はやや不満そう。
(巻くより楽な方法かも、と期待してたのかな?)

実はこれは実家に置いてきてしまったので、その後どう仕上がったか分かりません。 

業務連絡:お母さんへ
カットしたら写真をお願いします。 


のべ2回も巻き作業を手伝ってもらいましたが、まだ終わりませんでした。
残りの柿は再び我が家に。
ダンナサマが出張なので、作業がはかどります・・・。

巻き柿

持ち帰ったものは、種有り鶴の子柿の残りと、こちらの三角形の柿。
これは種無しなので、切り開くだけで巻き柿になります。
(びっしり粉を吹いて綺麗・・・)

巻き柿

この柿は小さくても甘みも濃厚。
粉が吹いてももっちり柔らかくて、美味しいです。
(今年買った蜂屋柿は、甘さが足りなくて粉が吹きませんでした)
巻いてしまうのが勿体ないですが、食べきれる訳もないし、巻きます。

巻き柿

この柿は切り開くと、鰺の開きのような三角形。
なので一番手前の列を、逆向きに並べてみました。
あと、小さいものを細い方の端に1個置くと、巻き上がりの太さが均一になっていいかも。

巻き柿

家で巻いた分はこれくらい。

実家で巻いてもらった分とあわせ、全部で15.4キロでした(ヒモで巻く前。箱込み) 

干し柿は、生柿と比べると重量比で1/4~1/5になるそうです(生の皮付き?皮むき後?) 
ということは、15キロの柿は、生柿60~75kg分。 
ふむ。
カット干し柿にした分と、あんぽ柿で出荷しちゃった分もあるので、そんなものかな。
 

巻き柿

すごーい!と思ったのはむしろこちら。
柚子ピールが残り2枚!
あんなに沢山作ったのに、危うく足りなくなるところでした。
生で使う用に数個残しておいたけれど、全部ピールにしてしまってもよかったのだわ。
最後の方、ヒヤヒヤしながら使っていました。 

(写真あとで)

数年前にもやはり鶴の子柿が豊作の年がありました。
あの時も種抜きに苦労して、記念に種をとっておいて計量しました。

今年も計ってみます。
(後日数字と写真を追加します)


毎晩こつこつヒモ巻きをしていますが、まだ終わりません。
一体何本あるんだろう・・・。

そうだ、読者プレゼントってやつを企画しようかしらん?

コメント (8)
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